千本木啓文
#15
JAグループは、JA共済連などの全国組織が農協に事業の目標を割り振り、農協に営業をやらせてきた。農協の職員を搾取するようなビジネスモデルに、地方から反逆の動きが出ている。保身を図ろうとする上部団体に対する農協組合長らの怒りの声を紹介する。

農協“保険自爆営業”自粛で迫る減益ショック、「赤字危険度」ワースト1位はJA京都
『週刊ダイヤモンド』4月8日号の第1特集は「儲かる農業2023 下克上」です。JAグループに対する農家の怒りが沸騰しています。肥料や飼料の高騰で離農が相次いでいるのに、手を差し伸べる農協の組織が少ないからです。農協に代わって農業の「主役」に躍り出るのはどの企業か。また、金融事業の減益ショックに耐えられず、消えゆく農協はどこなのか――。農家1738人から得たアンケートの回答と、ダイヤモンド編集部の総力取材で迫ります。

#14
農水省で、改革機運の後退や若手のモチベーション低下が起きている。元凶となっているのがJAグループへの天下りの復活だ。農水省の元幹部らによる再就職の実態を暴くとともに、次期事務次官の本命候補の命運に迫る。

#13
中国勢が出資する農業法人などが、日本の農地26ヘクタールを取得していることが分かった。英国などでは外資の農地買収を規制する法律が整備されているが、日本政府の動きだしは鈍い。外資が関わる農地、森林買収の実態や、欧米における土地買収に対する規制の動向を明らかにする。

#12
農協の経営リスクは収益性の悪化だけではない。実は、職員の離職が止まらなくなっているのだ。ダイヤモンド編集部は初めて、各農協の「人材流出の深刻度」でランキングを作成した。職員減少率が高い農協を明らかにするとともに、離職者数急増の要因を分析する。

#11
農家が、生産コストの上昇分を価格転嫁できる“売り先”はどこなのか――。担い手農家アンケートの1738人の回答から、「儲かる販路」の真実に迫った。

#9
肥料の高騰などで苦境にある農家を尻目に、アグリビジネス業界では増収増益の企業が続出している。農業業界の「農家搾取構造」の闇に迫るとともに、危機を生き抜いた農家にやってくる「バブル」の真相に迫った。

#8
JAグループで、農家代表の役員と職員出身の役員の対立が激化している。「北海道農協界のドン」と称されるJA帯広かわにしの有塚利宣組合長に、農協やその上部団体のガバナンスについて聞いた。

#7
全国の農協を束ねるJA全中の会長、副会長を輩出してきた農協界の名門、JA北海道中央会がお家騒動に揺れている。会長と専務が暗闘を繰り広げているのだ。農協の農家代表の役員の弱体化と、中央会の凋落を象徴する内紛に迫る。

#6
ダイヤモンド編集部は、規模と収益性で際立った経営を実現している「レジェンド農家」を今年も発表する。肥料などの値上がりで始まった農家の“大淘汰時代”は、裏を返せば、成長する農家がシェアを拡大するチャンスでもある。危機を商機に変える農家の経営戦略を解き明かす。

#5
毎年恒例の、農業で「使える&期待外れツール」ランキング2023を発表する。今年は衛星データを活用するサービスの人気が急上昇した。宇宙利用を巡り、JA全農とスタートアップがシェア争いで激突している。「衛星」「AI」「カーボンクレジット」など気になるキーワードが頻出する農業のイノベーションの最前線に迫る。

農家1738人が選ぶJA「支持率」ランキング2023【全国ベスト21】3位JA上伊那、1位は?
今年も、農家が決める「JA支持率ランキング」をお届けする。共済などの金融事業の減益額を、農産物の販売事業の増益でカバーする覚悟を決めた農協が上位を占めた。農家からの評価が高く、財務データも健全な「ベスト21農協」をリストアップしたダイジェスト版をお届けする。

#4
今年も、農家が決める「JA支持率ランキング」をお届けする。共済などの金融事業の減益額を、農産物の販売事業の増益でカバーする覚悟を決めた農協が上位を占めた。

#3
ダイヤモンド編集部は、1738人から回答を得た「担い手農家アンケート」で、農業のプラットフォーマーとして期待できる企業を選んでもらい、ランキングを作成した。食品のサプライチェーンを牛耳るのはどの陣営か――。食品業界のメーンプレーヤーたちによる覇権争いの趨勢に迫る。

#2
農水省は、農協職員による共済の"自爆営業"の防止に乗り出した。だが、行政は政治的配慮から農協の不正に目をつぶりがちだ。自爆営業より悪質な共済の不正を「不問」にした群馬県庁のお目こぼしを暴く。

157農協が赤字転落!JA赤字危険度ランキング2023【全国ワースト30】5位JA堺市、1位は?
ダイヤモンド編集部の恒例企画「JA赤字危険度ランキング」で、157農協が5年後には赤字に転落することが分かった。全国の農協で総額1500億円に及ぶ金融事業の減益ショックのインパクトをJA別に探った。減益の影響が大きい「ワースト30」をリストアップしたダイジェスト版をお届けする。

#1
ダイヤモンド編集部の恒例企画「JA赤字危険度ランキング」で、157農協が5年後には赤字に転落することが分かった。全国の農協で総額1500億円に及ぶ金融事業の減益ショックのインパクトをJA別に探る。

予告
農業危機を生き抜くのは?農家1700人超のアンケートで判明した「儲かる」農業
JAグループに対する怒りが沸騰している。肥料や燃料の高騰で、農家が廃業しているのに、手を差し伸べる農協は極めて少ないからだ。農家の農協離れをビジネスチャンスにして農業の主役交代を目指す企業や農業法人の“下剋上”の動きに迫る。この特集では、農家1700人超から集めたアンケートの回答をフル活用して農業の最新事情をお伝えするとともに、512農協の財務データを分析し、赤字に転落しそうな農協を割り出した。ダイヤモンド編集部の独自試算で、157農協が赤字転落することが分かった。

番外編
JR東海の故・葛西敬之名誉会長は、どのような戦略で、改革に抵抗する国鉄やJR東海の労働組合と戦ったのか。国鉄分割民営化について、『暴君 新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』など複数の著書があるジャーナリストの牧久氏に聞いた。

番外編
JR東海の故・葛西敬之名誉会長は、いかにして政界人脈を構築したのか。2022年12月に『国商 最後のフィクサー葛西敬之』を上梓したノンフィクション作家、森功氏に聞いた。
