The Wall Street Journal
新たな懸念がウォール街を襲っている。関税の影響で消費者物価が高過ぎる状況が続く間に、米国の景気は後退するのではないか。

米国の消費者とクレジットカードは米経済が幾多の混乱期を乗り切る支えとなってきたが、その役割は限界に達しているのではないかと不安視する声も聞かれる。

多くのテスラ車オーナーや購入希望者は、いまテスラ車のハンドルを握ることがどのような意味を持つのか自問している。

事情に詳しい関係者によると、中国のAI新興企業ディープシークの創業者、梁文鋒CEOは、外部の人間が同社の意思決定に干渉することを懸念している。

景気後退への懸念が市場を混乱させている。これは単なる市場の調整かもしれない。しかし景気減速の兆候も複数出ており、トランプ政権は警戒すべきだ。

25年前の今週、米株式市場でナスダック総合指数はドットコムバブル期のピークを記録した。それまでの5年間で500%を超える急騰を遂げていた。その後のバブル崩壊は急激かつ残酷だった。

新たな景気後退懸念が市場を揺るがした。ダウ平均は900ドル近く下落し、米国株が今年最大の勝者に名を連ねるというウォール街の見方を後退させている。

トランプ氏が昨年11月の米大統領選で勝利した直後、中国の習近平国家主席は、米国とソ連の冷戦時代の対立関係を緊急に分析するよう側近に指示した。

貿易制限の脅威と景気減速に動揺した一部の投資家が、古典的な防御策に目を向けている。高配当株だ。

第2次トランプ政権初期の動きの速さは支持者を魅了するが、将来の選挙では共和党に打撃となりかねい。

投資家は2025年を楽観的な気持ちで迎えた。ところがここ数週間は、貿易摩擦や経済成長鈍化の兆しが主要株価指数を押し下げている。一方、資金の逃避先とみなされる金や米国債は上昇している。

米半導体大手ブロードコムの今回の好決算は、同社が再び1兆ドル企業に返り咲くのに役立つはずだ。

「中国のアップル」目指しスタートした小米、雷軍CEOの下でアップルやフォード、GMなど米企業ができなかったことをやってのけた。

この1週間は1989年の「ベルリンの壁崩壊」と同じくらい重要な変化の始まりかもしれない。投資家は三つの大きな問題に対処する必要があり、どれも簡単な答えがない。

関税を大幅に引き上げるというトランプ米大統領の決定により、米国は成長の鈍化または停滞と物価上昇が同時に起こる不快な状況に直面する恐れがある。

第1次トランプ政権の貿易戦争下での株価パフォーマンスを安心材料にすべきでない。

世界2位の経済力を持つ中国は不透明性が極めて高い国だ。トランプ米政権が対外援助を停止しようとしていることで、把握が困難な企業や社会動向のデータ収集に一役買っていたNPOの活動に支障が出ている。

メキシコとカナダからの輸入品に対する関税の発動は、3カ国間で数十年にわたって維持されてきた自由貿易に終止符を打った。産業全体に混乱をもたらすことが予想される。

急成長した中国飲料チェーン大手、蜜雪氷城(ミーシュエ)は、店舗数で米マクドナルドやスターバックスを抜き、世界最大の飲食チェーンとなった。

ゲーム業界で確実なヒットはめったにない。同じ年にヒットが2本続くことはさらに珍しい。
