早期化・長期化に拍車が掛かる就職戦線。多くの大学3年生は夏休み明けまでに志望業界を絞り込み、企業探しを行っている。そんな学生たちの人気を集めている企業はどこなのか。全5回にわたってお届けする特集「就職人気企業ランキング2019夏」#1では、2021年卒の「文系男子」を対象に人気ランキングを作成した。(調査・分析/株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース経営企画室 室長 高村太朗)
伊藤忠商事が初の栄冠
先進的イメージが奏功
伊藤忠商事が初の1位となったほか、三菱商事(2位)、住友商事(4位)、豊田通商(5位)、丸紅(6位)、三井物産(9位)と総合商社が強さを見せつけ、トップ10に6社がランクインした。
11位の双日、18位の兼松を含め、大手8社中7社が2019年3月期に過去最高益を更新。米中貿易摩擦に端を発する世界的な景気減速懸念はあるものの、世界を舞台に幅広い事業領域で活躍する商社パーソンに対する憧れは根強いようだ。