保険商品ランキング#06
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うつ病などの精神疾患の増加により、働けなくなる人が増えている。そうした社会情勢に応じて近年、関心が高まっているのが就業不能保険だ。いまや大手生命保険各社も参入し、商品開発にしのぎを削るジャンルとなっている。首位となったのは、どの保険商品なのか。特集「保険商品ランキング【2019年度下期版】」(全8回)の#6では、就業不能保険ランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部編集委員 藤田章夫)

 誰しもいつ何時、病気やけがで働けなくなってしまうか分からない。特に最近急増しているうつ病など精神疾患にかかった場合、回復するまでの時間は長くなりがちだ。

 下図をご覧いただきたい。疾病別に健康保険の傷病手当金が支払われた件数の割合をまとめたものだ。精神疾患が29.09%と、がん(新生物)の18.99%よりもはるかに多くなっている。そして、両者の差は、年々広がりつつある。

 精神疾患やがんという疾病の怖さもさることながら、働けない期間が長くなることで大幅に収入が減少してしまう怖さもある。むろん、傷病手当金や障害年金といった公的保障はあるが、傷病手当金は標準報酬月額の3分の2、支給期間は最長で1年6カ月となっており、疾病によっては、これよりも長期間の療養が必要になるケースも少なくない。いわんや、自営業者が加入している国民健康保険には、これらの制度はない。

 こうした場合に役に立つのが、就業不能保険だ。最近では、精神疾患を保障の対象とする商品も販売されており、保障される範囲を巡って商品開発競争が激化している。

 では、保険のプロ24人が選別した、就業不能保険ランキング【2019年度下期版】を見てみよう。次ページをご覧いただきたい。

ランキングについて:生命保険に詳しいファイナンシャルプランナーや保険代理店経営者などに、日頃顧客から保険商品に関する相談を受ける中で得られた知見をベースとして、各保険会社の商品を評価してもらった。24人の氏名と肩書は本稿の末尾に掲載した。