取材用にご案内いただいた部屋自体がすでにすごくステキである。アイランドキッチンの横に大きな一枚板のテーブルがあるキッチンスタジオ。大きな一枚板のドアの取っ手にはこれまた本物の木の枝をそのまま使っている。シャンデリアはそれこそデザイナーズホテルにあるような、洗練されたデザイン。

 なんでも、設計を行ったのは空間設計会社「SUPER POTATO」の故杉本貴志氏。「グランドハイアット」「シャングリ・ラ」「ウェスティン」など世界各国のラグジュアリーホテルを手掛けた世界的なインテリアデザイナーだ。そんな杉本氏が唯一手掛けたレジデンス(住宅)がBMAなのだという。

パーティルーム

 隣は100席以上もある住民専用のイタリアンレストラン兼スカイラウンジ。ふかふかでセンスの良いソファがそこかしこにあり、ちょうどお昼時とあって住民の方が食事に集まっている。レストランのカウンターはれんがを組んだ温かみのある造り。そして湾岸を一望できる最高の展望。ノートパソコンでリモートワーク中とみられる方もたくさん。

スカイラウンジ1
スカイラウンジ2

 吹き抜けに中庭の木々の緑、そして本格的なワインセラーもある。ディナーも素晴らしそうである。そしてびっくりするのが本物の暖炉があることだ。

暖炉
レストラン入り口

「新型コロナウイルス感染対策で一度に入れる人数を絞ってはいるのですが、リモートワークで自宅にいる時間が増えたこともあってか、共用施設を使う人の数自体はコロナ前とほとんど変わっていないのです」(藤田さん)。水場もある屋外デッキテラスもある。夏場は気持ちよさそうだ。

テラス