ニューノーマルの時代にはこれまでの勝ちパターンは通用しない。変革期に必要な新しい思考回路が求められている。それがアーキテクト思考だ。アーキテクト思考とは「新しい世界をゼロベースで構想できる力」のこと。『具体⇔抽象トレーニング』著者の細谷功氏と、経営共創基盤(IGPI)共同経営者の坂田幸樹氏の2人が書き下ろした『構想力が劇的に高まる アーキテクト思考 具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』がダイヤモンド社から発売された。混迷の時代を生きるために必要な新しいビジネスの思考力とは何か。それをどう磨き、どう身に付けたらいいのか。本連載では、同書の発刊を記念してそのエッセンスをお届けする。好評のバックナンバーはこちらからどうぞ。

アーキテクト思考を身に付けるための3つのコツPhoto: Adobe Stock

 

 今回をもって、本連載は終了となります。

 第1回から第5回ではアーキテクト思考のコンセプトについて解説し、第6回から第28回では読者からの質問に回答する形で、様々なシチュエーションにおけるアーキテクト思考の適用方法について解説してきました。

 本日は、アーキテクト思考を身に付けるためのコツについて解説します。