選別される生保・損保・代理店 予告Photo:krisanapong detraphiphat/gettyimages

生命保険、損害保険、保険代理店は今、顧客はむろん、当局などからも厳しい選別の目にさらされている。コンプライアンス違反や金銭不祥事などを繰り返せば、市場からの“退場候補”となりかねない。特集『選別される 生保・損保・代理店』では、そんな保険業界の最新事情を5月16日(月)から29日(日)までの全28回でお届けする。

#1 5月16日(月)配信
マニュライフ生命の断末魔!悪質節税保険が招いた金融庁検査の中身と、社員大量退職の実態

選別される生保・損保・代理店#1Photo:Akio Fujita, Peter Dazeley/gettyimages

 節税保険の中でもキワモノの名義変更プランに傾倒し続け、金融庁検査を招いてしまったマニュライフ生命保険。いよいよ出口が近いが、その検査の中身を探ったのに加え、検査のさなかに社員の大量退社が始まっている実態にも迫った。

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#2 5月16日(月)配信
東京海上Gがはまったエリートのジレンマ、イーデザイン損保の新商品を「半年間棚上げ」の謎

選別される生保・損保・代理店#2Photo by Yasuo Katatae

 2021年11月、東京海上グループのダイレクト系損保、イーデザイン損害保険はグループ内の“インシュアテック保険会社”として、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進役を担うことになった。そこでイーデザイン損保は同月、満を持して新商品を発表したが、その後半年間、なぜかその新商品に光が当たることはなかった。この間、グループ内で何が起こっていたのか。

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#3 5月17日(火)配信
日本生命が突然の強権発動!子会社・大樹生命の「自主独立」が終焉を迎えた理由

選別される生保・損保・代理店#3Photo by Y.K.

 日本生命保険は子会社の大樹生命保険に対して、自主独立を基本とし、一定の距離を保ってきた。しかし日本生命の清水博社長は突如方針転換を表明。2022年から営業施策やコンプライアンス体制など、あらゆる面で“日本生命流”を注入するに至った。日本生命の“変容”の背景には何があるのか。大樹生命社内ではどう捉えられているのか。

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#4 5月17日(火)配信
三井住友海上社長が明かす入魂の代理店施策「“一流”と“倍の規模”を目指してほしい」

選別される生保・損保・代理店#4Photo by Yoshihisa Wada

 就任2年目を迎えた三井住友海上火災保険の舩曵真一郎社長。2022年からスタートした中期経営計画は、社長としての思いを全て詰め込んだ入魂の計画となった。肝となるのが代理店施策であり、新たな制度を4月からスタートさせている。新制度に込めた思いと狙いを聞いた。

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#5 5月18日(水)配信
「東京海上は優秀な頭脳の無駄使い」元社員が社内事情を赤裸々告白【OB覆面座談会・上】

選別される生保・損保・代理店#5Photo:Terry Vine/gettyimages

 就職人気ランキングでは常に上位に位置する東京海上日動火災保険。順風満帆のはずが、転職の道を選ぶ人材も少なくない。SNSで同社の実態を克明に記しているやなぎ氏の協力の下、東京海上の社内事情について覆面座談会を実施した。

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#6 5月18日(水)配信
「出世の近道は偏差値65の金太郎飴になり切ること」東京海上の給料と出世のリアル【OB覆面座談会・中】

選別される生保・損保・代理店#6Photo:Terry Vine/gettyimages

 東京海上日動火災保険といえば、保険業界の中でもとりわけ給料が高いことで知られるが、そこには変化の兆しが見えるという。また、東京海上で出世するために必要なことなどについて、赤裸々に語ってもらった。

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#7 5月18日(水)配信
日本生命社長が語る大樹生命“低発展”発言の真意「大樹生命との“距離を詰めた”のは事実」

選別される生保・損保・代理店#7Photo by Y.W.

 今年3月に行われた経営戦略説明会の壇上で、日本生命保険の清水博社長は傘下の大樹生命について「低位な発展にとどまっている」と発言。日本生命グループ内だけではなく、業界内でもその厳しい評価の真意に注目が集まった。清水社長の発言の真意は何だったのか。

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#8 5月19日(木)配信
「得られたスキルや経験?全く生かせません」東京海上社員の最新転職事情【OB覆面座談会・下】

選別される生保・損保・代理店#8Photo:Terry Vine/gettyimages

 有名国立大学を卒業し、誰もがうらやむ東京海上日動火災保険に入社したにもかかわらず、同社を去り、コンサルティングファームに転じる決断をしたのはなぜなのか。加えて、損保社員の転職事情についても話してもらった。

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#9 5月19日(木)配信
マニュライフ生命の子会社代理店も内部崩壊、「親会社の商品を売れ!」の方針転換に非難囂々

選別される生保・損保・代理店#9Photo:A.F., Peter Dazeley/gettyimages

 今や崩壊寸前のマニュライフ生命保険。その子会社代理店、マニュライフ・ファイナンシャル・アドバイザーズも混乱の渦中にある。乗り合い代理店にもかかわらず親会社の保険を無理やり売らされ、幹部同士のゴタゴタも勃発、機能不全に陥っているという。

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#10 5月19日(木)配信
大樹生命社長が“低発展”挽回策を力説、「営業活動の量や質で日本生命との差はない」

選別される生保・損保・代理店#10Photo by Y.W.

 親会社である日本生命保険から「低位な発展」と評された大樹生命保険。足元では顧客数の減少が続いており、日本生命からも営業面での課題を強く指摘されている。吉村俊哉社長は、日本生命からの評価をどう捉えているのか。また業績回復への施策をどのように考えているのか。

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#11 5月20日(金)配信
損保vs損保プロ代理店の深まる溝、「手数料ポイント制度」の影響で代理店の収入激減

選別される生保・損保・代理店#11Photo by A.F.

 損害保険会社の主要販売チャネルの一つである損保プロ代理店。主な収入源は損保会社からの手数料だが、手数料ポイント制度が導入されて以降、収入が激減する代理店が頻発。それは大型代理店においても無縁ではなく、損保と代理店の混乱は深まるばかりだ。

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#12 5月20日(金)配信
生保の優良代理店に業界が“お墨付き”、金融当局も注目する「業務品質評価制度」の行方

選別される生保・損保・代理店#12Photo by A.F.

 生命保険業界を挙げて議論してきた乗り合い代理店の業務品質スタディグループ。初年度審査の申し込みが終わり、今夏にいよいよ審査がスタートする。じっと動向を見据えてきた金融当局も期待する制度の行方を占う。

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#13 5月20日(金)配信
住友生命社長に聞く、健康増進型保険の契約増へ次の一手「500万件達成の鍵は販路多様化」

選別される生保・損保・代理店#13Photo by Y.W.

 住友生命保険の基幹商品である健康増進型保険「Vitality(バイタリティ)」。販売開始から約4年で100万件の契約を獲得したが、あくまでも目標は500万件の達成だ。高田幸徳社長が目標達成の鍵だと語る販路の多様化。その具体策について存分に語ってもらった。

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#14 5月21日(土)配信
メディケア生命社長が明かす、大激戦の乗り合い代理店市場で「シェアトップ」獲得の秘訣

選別される生保・損保・代理店#14Photo by Y.W.

 乗り合い代理店市場は、外資系生命保険会社に加えて、国内大手生保会社が子会社を設立して参入し、大激戦を繰り広げている。その中で絶好調なのが住友生命保険の子会社であるメディケア生命保険。シェアトップを獲得できた理由を野村洋一社長に聞いた。

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#15 5月21日(土)配信
損害保険ジャパン社長に聞く、契約者の事故・被災対応部門1万人の「品質向上」を宣言した理由

選別される生保・損保・代理店#15Photo by Y.W.

 自動車保険などの契約者が事故や火災、災害に遭ったときの対応を担う保険金サービス部門。損害保険ジャパンの白川儀一社長は2022年4月の就任早々、社内に向けて、同部門の品質向上に取り組むことを宣言した。その背景にはどのような考えがあったのか。白川社長に話を聞いた。

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#16 5月22日(日)配信
明治安田生命社長に聞く、「販路は生保レディーだけ」にこだわる理由

選別される生保・損保・代理店#16Photo by Y.W.

 生命保険業界では、子会社を設立して乗り合い代理店市場や銀行窓販市場、少額短期保険市場へ進出する販売チャネルの多様化がトレンドだ。しかし、明治安田生命保険はその流れとは一線を画し、あくまで営業職員(生保レディー)による販売を主とする方針を貫く。その理由を永島英器社長に聞いた。

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#17 5月22日(日)配信
SBIインシュアランス社長に聞く、少額短期保険に大手参入は「むしろチャンス」の理由

選別される生保・損保・代理店#17Photo by Y.W.

 SBIグループ傘下で生命保険と損害保険、少額短期保険5社を抱える持ち株会社、SBIインシュアランスグループ。少短市場では、5社の収入保険料を合計すると業界トップだが、大手生保の少短子会社設立による市場参入が続く中、どう迎え撃つのか。乙部辰良会長兼社長に話を聞いた。

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#18 5月23日(月)配信
外資系生保が再び仕掛ける「高額手数料」合戦、代理店ビジネス消耗戦激化の行方

選別される生保・損保・代理店#18Photo by A.F.

 売れる新商品が出るたびに、販売シェアが目まぐるしく入れ替わる乗り合い代理店業界。そうした中で、一度は沈静化したかに見えた手数料合戦が再び勃発。手数料の多寡でそう簡単にシェアがひっくり返るわけではないが、背に腹は代えられぬ生保が出始めたのも事実だ。

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#19 5月23日(月)配信
伊藤忠出身の「ほけんの窓口」猪俣礼治新社長を直撃!新たな経営方針は?

選別される生保・損保・代理店#19Photo by Y.W.

 乗り合い代理店業界のリーディングカンパニー、ほけんの窓口グループ。その3代目社長に伊藤忠商事出身の猪俣礼治氏が就任した。保険ショップの集客が依然厳しい中、どのように窓口のかじ取りを担うのか、直撃インタビューを行った。

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#20 5月24日(火)配信
あいおいニッセイ同和損保の「中核代理店」制度が始動、支社機能の一部移転は吉と出るか?

選別される生保・損保・代理店#20Photo by Y.K.

 あいおいニッセイ同和損害保険の新代理店制度、中核代理店がスタートしたが、これまでの総轄代理店から移行した代理店は約4割にとどまっている。支社機能の一部を移譲するというこの制度、代理店側の受け止め方を深掘り取材した。

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#21 5月24日(火)配信
第一生命社長が語る金銭搾取事件のその後、「コンプラの課題はまだ道半ばと自覚」

選別される生保・損保・代理店#21Photo by Y.W.

 第一生命保険で2020年10月に発覚した元営業職員による金銭詐取事件。その後同社では「経営品質刷新プロジェクト」を立ち上げ、コンプライアンス態勢の向上に努めてきた。稲垣精二社長はこれまでの取り組みをどう評価しているのか。

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#22 5月25日(水)配信
あいおいニッセイ同和損保社長に聞く「中核代理店制度はお互いの理解を深めながら進める」

選別される生保・損保・代理店#22Photo by Y.W.

 2022年4月、あいおいニッセイ同和損害保険の「中核代理店」制度がスタートした。同月に就任した新納啓介社長にとって、中期経営計画の遂行と制度運用を軌道に乗せることがミッションとなる。代理店から不安の声が漏れるが、新社長はそれにどう答えるのか。

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#23 5月25日(水)配信
金融庁が迫る生命保険「営業職員ガイドライン」攻防戦、第一生命社長に“重すぎる宿題”

選別される生保・損保・代理店#23Photo by Y.W.,Y.K.

 生保業界で頻発し続ける金銭不祥事に業を煮やし、金融庁は業界統一の「営業職員ガイドライン」の作成を水面下で迫っている。業界は回避をもくろむが、まさにきっかけとなった第一生命保険の稲垣精二社長が、2022年7月に生命保険協会長に就任する予定だ。新協会長には重過ぎる宿題が突き付けられている。

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#24 5月26日(木)配信
東京海上日動社長に聞く社内風土の改善策「カンパニー制にこだわらず横串を刺す」

選別される生保・損保・代理店#24Photo by Y.W.

 損害保険業界トップの東京海上日動火災保険。優秀な人材が集っていると誰もが言うが、一方で、若手社員の離職やハレーションを過度に恐れる空気がまん延しているという。そんな社内風土について、広瀬伸一社長はどう考えているのか。

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#25 5月26日(木)配信
保険代理店で初の大型事業統合、フィックスとライフフォースの深謀遠慮

選別される生保・損保・代理店#25

 共に100人超の募集人を抱える大型代理店2社が、代理店業界初となる事業統合に踏み切った。その理由はいったい何なのか。その狙いについて、両社のトップに話を聞いた。

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#26 5月27日(金)配信
はなさく生命社長が語る開業3年を経た次の目標「前に出て、追いかけられる存在に」

選別される生保・損保・代理店#26Photo by Y.W.

 日本生命保険の子会社で、乗り合い代理店市場の攻略がミッションのはなさく生命保険。開業から3年が経過し、課題だった取扱代理店数を伸ばし、2021年度は契約件数も目標をクリアした。次なる目標は何か、増山尚志社長に話を聞いた。

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#27 5月28日(土)配信
ヤマダデンキ子会社のヤマダライフ保険、募集人「使い捨て」のあきれた実態

選別される生保・損保・代理店#27Photo by A.F.

 ヤマダデンキの顧客に対し、家計相談を持ち掛けた後に保険販売につなげるヤマダライフ保険。同社の恣意的な会社運営に募集人たちから非難の声が続出している。その実態を明らかにする。

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#28 5月29日(日)配信
なないろ生命社長が明かす、開業半年で「新契約年換算保険料80億円」のペースを実現できた理由

選別される生保・損保・代理店#28Photo by Y.W.

 乗り合い代理店市場に最後発で参入した朝日生命保険の子会社、なないろ生命保険。苦戦が予想されていたが、開業半年間の新契約年換算保険料は、朝日生命の一事業部門だった頃の年間60億円から、80億円規模に成長したという。その理由を石島健一郎社長に聞いた。

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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