(3)投資家向けの企業研究レポートは、フィスコやシェアードリサーチといった企業が公開している資料が無料で入手できる。既に専門家の手によって企業分析が完了しているため、企業のエッセンスを知りたいときは使いやすい。必ずしも希望する会社のレポートが存在するとは限らないが、利用できる場合は有力なソースとなる。
(4)ウェブメディアのチェックは基本中の基本といえるだろう。ニュース記事などは、重要な数値情報に加えて、概要もあらかた整理されているため、特にデスクリサーチでは有力な情報源となる。
ちなみに、菅原氏がよくチェックするというのが「マナミナ」というウェブメディアだ。マーケットリサーチやユーザー調査に関する記事のほか、サービスの戦略設計の事例などを扱っているサイトで、特に消費や生活の分野においていち早くトレンドを押さえたいときには有効だ。
なお、当然であるが、ターゲットの企業・製品のホームページや、企業のIR(投資家向け情報提供)などもチェックすべき情報になる。
LINEギフトのケーススタディーで
リサーチの実例紹介
それでは、実際のリサーチの手順とはどのようなものか。ここでは、「ギフト」をテーマにケーススタディーをするという設定で、その実例を紹介しよう。もちろん、このテーマは、自身が興味のあるものに置き換えてもらって構わない。