あなたの相続税対策、そのまま続けていても大丈夫?65年ぶりとなる相続と生前贈与のルール改正まであと半年を切った。2024年から始まる新ルールでは、どんな影響があるのか。やってはいけないことは何であり、どう備えればいいのか。特集『やってはいけない!相続&生前贈与』では、7月24日(月)から8月6日(日)までの全16回にわたって、相続の基本から新ルールへの対策、改正前の「駆け込み贈与」ラストチャンスの生かし方まで、相続と生前贈与の最新事情を徹底解説する。(ダイヤモンド編集部 大矢博之)
#1 7月24日(月)配信
「毎年110万円を贈与」のお得度が変わる!65年ぶり大改正後の“最適解”は?
相続と生前贈与の65年ぶりのルール改正で、相続税対策が激変する。とりわけ「毎年110万円」贈与するという“王道”だった対策の最適解が一変しそうだ。新ルールではどんな生前贈与を使った節税術が最適なのか。2023年度の税制改正大綱で決まった新ルールの四つのポイントと、そのインパクトを見ていこう。
#2 7月25日(火)配信
【資産1~2億円】生前贈与の「損得」検証!暦年贈与vs相続時精算課税どっちが得?
2024年から始まる相続と生前贈与の新ルールでは、「暦年贈与」と「相続時精算課税」のどちらを選ぶのかも、節税効果に大きく関係してくる。いったいどっちがお得なのか。相続税の専門家に、さまざまな条件下で生前贈与の損得を徹底検証してもらった。資産1~2億円の三つの事例のお得な節税術や注意点とは?
#3 7月26日(水)配信
【資産3億円・地主・経営者】生前贈与の「損得」検証!暦年贈与vs相続時精算課税どっちが得?
生前贈与を活用した相続税の節税効果を最大にするためにはどうすればいいのか。「暦年贈与」と「相続時精算課税」のどちらがお得なのか。相続税の専門家による生前贈与の損得検証の第2弾では、資産3億円や地主、経営者といった事例でのお得な節税術や注意点を指南してもらった。
#4 7月27日(木)配信
「駆け込み贈与」の節税効果が一目でわかる早見表、資産3億円・子2人で最大468万円節税も
贈与税の非課税枠110万円を超えた生前贈与でも、資産額や子供の人数によっては相続税の軽減効果が上回り節税につながる。ただし、恩恵を享受するためには、適切な額を贈与する必要がある。節税効果が最大となる贈与額は幾らなのか。「駆け込み贈与」に使える資産額や子供の人数別の節税効果の早見表をまとめた。
#5 7月28日(金)配信
資産1億円台なら増税額は136万円!?相続&生前贈与新ルールの影響を独自試算
65年ぶりとなる相続と生前贈与のルール改正で、生前贈与を使った従来の相続税の節税術は大幅に制限されることになる。いったい相続税はどのくらい増税されることになるのか。生前贈与の実態をまとめた財務省の資料から、増税の影響額を独自に試算した。
#6 7月29日(土)配信
「相続税ゼロ」も意外に多い!知らなきゃ損するお得な“5大控除”と計算法
生前贈与は相続税対策の王道だ。とはいえ、全ての人に相続税がかかるわけではない。税額を軽減する控除を使い、「相続税がゼロ」になる人も意外に多い。相続税が幾らになるかの計算法や、お得な五大控除を把握しておくことが損しないための第一歩だ。
#7 7月30日(日)配信
3大「一括贈与」の活用術を大公開、最大1500万円の非課税枠を使い倒せ!
生前贈与は相続税を節税する有効な手段の一つだ。今しか使えないお得な「一括贈与」の三つの特例もある。制度の基本的な仕組みを知り、しっかり活用しよう。
#8 7月31日(月)配信
生前贈与&タワマン節税の2大節税術が「24年」に大改正、相続税は平均1819万円に!
生前贈与とタワマン節税。相続税対策の“王道”として使われている二大節税術に関わるルールが、2024年から大きく変わる。相続税は人ごとではなく、21年に亡くなった人の9.3%に当たる約13.4万人に相続税が課されている。
#9 7月31日(月)配信
「妻に自宅を贈与」で損する場合も!生前贈与でやってはいけない落とし穴
「妻に自宅を生前贈与」「自宅を相場より安く子供に売った」――。相続には明確なルールがある。それを知らずに相続税の対策をすると痛い目に遭う。生前贈与、相続、税務署対策で落とし穴にはまりがちな、やってはいけない十大事例とその回避策をお届けする。まずは専門家への相談が多い、生前贈与を巡る四大トラブルの事例と解決法を紹介する。
#10 8月1日(火)配信
「認知症に備え家族信託」が“争続”の火種に!相続でやってはいけない落とし穴
「認知症に備え家族信託を利用」「孫と養子縁組」――。専門家への相談が多い生前贈与や相続、税務署対策で落とし穴にはまりがちな、やってはいけない十大事例とその回避策を解説する第2弾。ここでは相続を巡る四大トラブルの事例と解決法を指南する。
#11 8月2日(水)配信
「親の口座から生前に葬式代」でペナルティー!相続税の税務署対策でやってはいけない落とし穴
「親の口座から葬式代」――。専門家への相談が多い生前贈与や相続、税務署対策で落とし穴にはまりがちな、やってはいけない十大事例とその回避策を解説する第3弾。うかつに手を付けると損をしてしまう、税務署対策を巡る二大トラブルの事例と解決法をお届けする。
#12 8月3日(木)配信
相続税「追徴課税」は平均886万円!相続&生前贈与の落とし穴の対策は?
いまや、相続税対策は当たり前。しかし正しい知識がなければ、いくら策を弄してもまったく節税にならないばかりか、損害を被ることも。相続税対策でありがちな失敗事例を紹介する。
#13 8月4日(金)配信
相続税「払い過ぎ」は取り戻せる!?畑や山林、駐車場…こんな相続は要チェック
相続税を「払い過ぎて」いるケースは少なくない。そして、税務署はそのことを教えてくれない。過払い相続税を取り戻した三つの事例から、土地の相続で損をしないテクニックを相続税専門の税理士が指南する。
#14 8月5日(土)配信
知らなきゃ損する「相続の基本」、遺留分と法定相続分の違いは?
相続は対策しなければ多くのトラブルを引き起こす。特にもめやすいのは、誰が遺産をどれだけ相続するかだ。また、相続税のお得な節税術を活用したいならば、相続と贈与のルールを把握しておく必要がある。“争族”の悲劇を生まないためにも、基本ルールを覚えておこう。
#15 8月6日(日)配信
遺言書、「正しい書き方」のポイントは?円満相続の必須アイテム
遺産にまつわる家族間の諍いを未然に防ぐには、遺言書を書くのが一番だ。しかし、遺言書も万能ではなく、内容によっては効力を発揮できないほか、逆に争族を引き起こす可能性もある。失敗しないための遺言書の「正しい」書き方のポイントとは?
#16 8月6日(日)配信
駆け込み「相続&贈与」準備シート、親に聞いておくことなど全8項目【PDF配布・保存版】
相続や生前贈与の対策を始めたいならば、自分の財産や相続させたい人など、とにかく一度書き出して整理することが早道だ。相続税は幾らになるのか。誰が遺産をもらうのか。申請すればもらえるお金は何か。相続と生前贈与の駆け込み準備に使える保存版の書き込み式シートを用意した。
Key Visual by Kaoru Kurata