賃上げの嘘!本当の給料と出世#12Photo:key05/gettyimages

もうかっていないのに、従業員への還元に積極的な企業はどこか?人手不足で優秀な人材の確保が難しくなる中、たとえ財政状況が厳しくても、人への投資を切り詰められない企業は多い。特集『賃上げの嘘!本当の給料と出世』の#12では、「大幅減益」「小幅減益」「赤字」の三つに企業を分けて、独自ランキングで計65社の「苦しくても大盤振る舞い」している企業をあぶり出した。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

もうかっていないのに、従業員への還元に積極的
「苦しくても大盤振る舞い」している企業の実名を公開

 人手不足で優秀な人材の確保が難しくなる中、従業員への投資をけちるような企業は次の成長、ひいては今後の株高もおぼつかなくなる――。

 そこで、本特集#3『儲かってるのに賃上げしない【ドケチ企業ランキング75社】』では、利益が増えているのに還元に消極的な企業をあぶり出した。

 今回は、もうかっていないのに、従業員への還元に積極的な企業を探る。たとえ財政状況が厳しくても、人への投資を切り詰められない企業は多いはずだ。

 ダイヤモンド編集部は、「大幅減益」「小幅減益」「赤字」の三つに企業を分けて、独自ランキングで計65社の「苦しくても大盤振る舞い」している企業を抽出した。

 目立ったのは大手電力だ。このほか、証券や製薬、銀行などもランクインした。すでに給与水準が高くて有名なテレビ局や大手広告代理店も並んでいる。

 それでは早速、「苦しくても大盤振る舞い」している65社の実名を確認していこう。