「ソニー銀行」の住宅ローンには、変動金利が特に優遇された「変動セレクト住宅ローン金利プラン」と、固定金利が有利な「住宅ローン金利プラン」という2つの商品があります。
両者が金利以外で異なるのは、「お取り扱い手数料(いわゆる事務手数料)」の部分です。その他の共通しているおもなコストは以下のとおりです。
◆保証料……無料
◆団体信用生命保険(団信)の保険料……無料
◆繰り上げ返済手数料……無料
◆完済手数料……無料
※他に印紙代や登記費用の実費が発生。
団信の保険料が無料ということは、保証会社を利用していないということです。つまり、借りた人が返済できなくなったとき、代わりに返済してくれる「保証」をつけないということですから、貸し倒れのリスクは銀行が負います。となれば、ローン審査は貸し倒れのリスクをなるべく回避するために、若干厳しくなる傾向があることは覚えておいてください。
気になる「お取り扱い手数料」ですが、「変動セレクト住宅ローン金利プラン」と「住宅ローン金利プラン」では次のような違いがあります。
◆変動セレクト住宅ローン金利プラン……借入金額×2.16%
◆住宅ローン金利プラン……一律4万3200円
借りる金額によって変動するか、一律かという点で差があります。もし、3000万円借りるとすると、「変動セレクト住宅ローン金利プラン」を選んだ人は、ローンを組んだ時点で64万8000円もの手数料を支払わなければなりません。
他行と比較すると、大体「保証料」に近い金額です。ただし、保証料は繰り上げ返済で一部戻ることがありますが、手数料だと一切戻ってきません。物入りな住宅購入時の出費としてはかなり負担でしょう。
逆に、「住宅ローン金利プラン」のほうは一律4万3200円なので、「変動セレクト住宅ローン金利プラン」と比較して格安です。ですが、変動金利を選びたい場合は、「変動セレクト住宅ローン金利プラン」のほうが金利は有利なので悩みどころです。
「ソニー銀行」のシミュレーションツールは優秀
返済総額からコストまでひと目でわかる!
どちらが自分に適しているかは、「ソニー銀行」の住宅ローンのサイトでできるシミュレーションが参考になります。
例えば、下記の条件で借入をするとします。
◆借入金額:3000万円
◆借入期間:30年(ボーナス返済なし)
◆自己資金:10%以上
※変動金利で借入
「変動セレクト住宅ローン金利プラン」と「住宅ローン金利プラン」では、返済総額にどれだけの差が出るのかシミュレーションをすると、次のような結果になりました。
| ■「変動セレクトプラン」と通常の「住宅ローンプラン」の返済額の差は? | ||
| 変動セレクト 住宅ローン金利プラン |
住宅ローン金利プラン | |
| 借入金額 | 3000万円 | |
| 借入期間 | 30年(ボーナス返済なし) | |
| 自己資金 | 10%以上 | |
| 適用される 変動金利 |
0.539% | 0.839% |
| 返済総額 | 約3250万7000円 | 約3395万9000円 |
| 取扱手数料 | 64万8000円 | 4万3200円 |
| 返済総額 (手数料込み) |
約3315万5000円 | 約3400万2000円 |
「ソニー銀行」の住宅ローンシミュレーション。返済総額やコストが一目瞭然。拡大画像表示
「住宅ローン金利プラン」のほうが手数料は安いものの、やはり金利が0.3%も違うと145万円ほど返済総額が変わるので、「変動セレクト住宅ローン金利プラン」のほうを選んだほうがよい、という結果になりました。
条件次第ではあるものの、簡単にまとめると、やはり変動金利を選びたいなら「変動セレクト住宅ローン金利プラン」がベター。ただ、返済期間が短い場合には手数料がさらにかさんでしまうため、「住宅ローン金利プラン」のほうがいいこともあります。
いずれにせよ、悩んだら「ソニー銀行」の住宅ローンのサイトにある「住宅ローンシミュレーション」で、さまざまなシミュレーションを行ってみてください。
| ソニー銀行 | ||||
| コンビニATM出金手数料(税抜) |
振込手数料 (税抜) |
|||
| セブン- イレブン |
ローソン |
ファミリーマート (E-net) |
ミニストップ (イオン銀行) |
|
| 24時間365日 何回でも無料 |
月4回まで無料、 5回目以降は100円 |
24時間365日 何回でも無料 |
同行あて:無料 他行あて:月1回無料、 2回目以降200円 |
|
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「部分固定金利特約」を使うことで
金利をミックスした住宅ローンが作れる
他にも「ソニー銀行」の住宅ローンには知っておきたいポイントがあります。
まず、「ソニー銀行」の住宅ローンでは一人の人が1つの物件について2つの住宅ローンを組み、2種類の金利プランを併用することは、原則としてできません。
マイホームを購入する際に、一人の人が、金利タイプの異なる住宅ローンを2本組む例(「金利ミックス型」と呼ばれる住宅ローンの組み方)はよくあります。例えば、1000万円を変動金利の住宅ローン、2000万円を固定金利の住宅ローンで借りて、合計3000万円分の住宅ローンを組む――といった具合です。
ミックスローンは、「低金利な変動金利の住宅ローンに心ひかれるものの、金利上昇が怖いので、全額を変動金利で借りるのは不安」という人たちに人気があります。ミックスローンについては前回も解説しているので、そちらも参照してみてください。
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「ソニー銀行」の住宅ローンでは、1人で1物件に対し2本のローンを組むことができないのですが、その代わり変動金利の住宅ローンを組んだ場合には、「部分固定金利特約」を設定することができます。
「部分固定金利特約」を設定すると、ひとつの住宅ローンで変動金利と固定金利を同時に利用できるため、結果的に2つの住宅ローンを組んでいるような効果が期待できます。「ソニー銀行」の場合は、複数の固定金利期間(最大3つまで)を設定可能です。
例えば、住宅ローンのうち、全体の3割を変動金利として、残りの5割を10年固定型に、さらに残りを5年固定型にする……といった具合に調整できます。設定した固定金利期間の解約も可能ですが、手数料がかかるので注意しましょう。
ひとつの住宅ローンで2つ以上の金利タイプを適用させられるのは便利ですが、デメリットもあります。一部繰り上げ返済をするとき、「部分固定金利特約部分」や「変動金利部分」を指定して繰り上げ返済することができないのです。そのため、「変動金利部分は先に返して、金利上昇局面に備えよう」といった計画が立てづらい部分はあります。
最終結論――「ソニー銀行」の住宅ローンは
借りてもいい? 借りないほうがいい?
東京駅の近くにあって交通の便がよい「ソニー銀行」の住宅ローンプラザ。
もう一つ特徴的なのは、ネット専業銀行でありながら、「ソニー銀行」には対面で住宅ローンの相談ができる窓口があるということです。東京駅の近くに「住宅ローンプラザ」があるほか、数は少ないながらも相談窓口が用意されているのは、心強いです。
また、同じソニーフィナンシャルグループ傘下の企業に「ソニー生命保険」がありますが、場合によってはこの「ソニー生命」のライフプランナーに家や家の近所まで来てもらい、相談することも可能です。来店しなくていい魅力と、相談もできる便利さの両面を持つところは、「ソニー銀行」の住宅ローンの特徴と言えるでしょう。
以上を踏まえて、「ソニー銀行」の住宅ローンのメリット、デメリットを整理しておきましょう。
【ソニー銀行住宅ローンのメリット】
◆金利水準が低い
◆「部分固定金利特約」で、金利をミックスした住宅ローンを作れる
◆対面での相談が可能
【ソニー銀行住宅ローンのデメリット】
◆「お取り扱い手数料」が場合によって高い
◆審査が厳しい可能性がある
◆ミックスローンが組めない
多少のデメリットはあるとはいえ、「ソニー銀行」の住宅ローンは、利用者の利便性を考えた、他行にはない特徴を持った商品です。借り換え先のひとつとしても、検討してみるといいでしょう。
(取材・構成/元山夏香)
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| ソニー銀行 | ||||
| コンビニATM出金手数料(税抜) |
振込手数料 (税抜) |
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| セブン- イレブン |
ローソン |
ファミリーマート (E-net) |
ミニストップ (イオン銀行) |
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| 24時間365日 何回でも無料 |
月4回まで無料、 5回目以降は100円 |
24時間365日 何回でも無料 |
同行あて:無料 他行あて:月1回無料、 2回目以降200円 |
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