京都企業の血脈

任天堂、村田製作所、日本電産、京セラ、オムロン――。創業者のリーダーシップにより、日本だけではなく世界をも目指す「グローバルニッチ企業」の集合体となった京都産業界。ここにきて、日本電産の永守重信会長が関潤社長を“解任”し後継者問題は振り出しに戻り、京セラの稲盛和夫・名誉会長が逝去。創業家カラーを色濃く残す京都企業は、「代替わり」の節目を迎えている。人まねをしない、世界を見る、監督官庁に振り回されない――。創業家の血脈が途絶えても、京都企業はその独自の存在感を発揮し続けられるのか。世界企業の“縁の下の力持ち”となった京都企業の「未来」を読み切る。

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