
2019.7.15
東京五輪まで1年なのに具体策が見えない「鉄道大混雑」の不安
東京五輪まであと1年。来週から東京都は「スムーズビズ」なる、鉄道や道路の混雑緩和の予行演習を行う。しかし、驚くほど広報されておらず、知っている人の方が少ないと思われる今回の取り組み。結局、鉄道の混雑緩和のために何をすればいいのか分…
鉄道ジャーナリスト
1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行う傍ら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』(2021年青弓社)で第47回交通図書賞歴史部門受賞。Twitter @semakixxx
2019.7.15
東京五輪まであと1年。来週から東京都は「スムーズビズ」なる、鉄道や道路の混雑緩和の予行演習を行う。しかし、驚くほど広報されておらず、知っている人の方が少ないと思われる今回の取り組み。結局、鉄道の混雑緩和のために何をすればいいのか分…
2019.7.8
日本一のクルマ社会である福井県で、鉄道利用者が大幅に増加している。全国の地方鉄道が苦しんでいる中、どのようにして利用者を増やしたのか?福井県のケースは、全国の悩める地方鉄道にとって大いに参考になるはずだ。
2019.7.1
新潟県の地方私鉄「えちごトキめき鉄道」が来春、3割も運賃を値上げすると発表して話題になっている。生活に欠かせない鉄道だけに、いきなりの大幅運賃アップは利用者にも負担が大きいはずだが、問題の根っこを探っていくと、三セク誕生時に、すで…
2019.6.24
水平、垂直方向に発散した各路線のホームを、駅ビルや地下街を介して接続した、まるで迷路のような構造だった渋谷駅が今、大きく変わろうとしている。東京メトロ銀座線やJR埼京線のホーム移設工事が完了すれば、利用者泣かせだった駅は一変するだ…
2019.6.17
経営危機が騒がれているJR北海道だが、JR四国も負けず劣らず悲惨な経営状況となっている。モータリゼーションの波にあらがえず、自家用車や高速バスに負けっぱなしのJR四国は果たして、どこに活路を見出せるのだろうか?
2019.6.10
大手私鉄に準じる売上高ながら、鉄道事業が連結売上高の1%にも満たない不思議な鉄道会社がある。静岡県の遠州鉄道と静岡鉄道である。しかし、鉄道事業が片手間なのかといえば決してそうではなく、むしろ充実した事業展開をしている。今回はこのユ…
2019.6.4
「横浜シーサイドライン」の逆走事故で、自動運転に対する懸念の声が高まっている。しかし一口に「自動運転」といっても、実はその内容はさまざま。今回の事故路線と同規格、かつ無人運転で運行しているのは、神戸の「六甲ライナー」、東京の「ゆり…
2019.6.3
優れた鉄道車両に贈られる、鉄道の「ブルーリボン賞」。今年は小田急の新型ロマンスカーが受賞した。今回受賞した新型70000形「GSE」は、複々線化完成にあわせてデビューした記念すべき車両だ。
2019.5.27
JR北海道が建設中の北海道新幹線、新函館北斗~札幌間を時速320キロに引き上げるための工事を国土交通省に申請した。時速引き上げは北海道新幹線の増収増益に寄与し、JR北海道の経営は上向くのだろうか?
2019.5.20
5月8日、東急電鉄の駅にある券売機で、銀行預金を引き出せるサービスが始まった。鉄道会社がキャッシュアウトサービスを始めた背景にはどんな事情があるのだろうか?
2019.5.13
2016年の開業以来、利用者数が右肩下がりと苦戦してきた北海道新幹線だが、ゴールデンウイークの10連休は久々に好調だった。JR北海道の経営再建の切り札になるようなドル箱路線になる日は本当にくるのか?北海道新幹線の未来を占うために、戦後の…
2019.5.6
いよいよ新元号「令和」の時代が始まった。実は少し前から、鉄道業界では乗車券に印字する日付を元号から西暦表示に改めるなど、こっそりと「元号離れ」が進んでいる。元号と鉄道の関係について考えてみた。
2019.4.29
好景気を背景とした消費ブームの象徴の1つがスキーブーム。スキーバスはもちろん、私鉄やJRもこぞってスキー専用列車を仕立てた。JR東日本に至っては駅の裏に開発したスキー場「ガーラ湯沢」で大成功を収めたが、その後ブームは急減速。鉄道会…
2019.4.22
地価が異常なペースで上がり、サラリーマンが都心に家を持つのが厳しかったバブル期は、新幹線通勤ブームが起きた時代でもあった。結果、新幹線にも起きた「通勤ラッシュ」問題に対処すべく、JR各社は定員を増やすための車両開発に注力していた時…
2019.4.15
4月3日、読売新聞夕刊が報じた、東京の地下鉄新線計画。再選がかかっているためか、前のめりな小池百合子知事だが、利用人数がさほど見込めないなど、実現にはいくつかの疑問符もつく。
2019.4.8
新年度が始まった。新元号の発表と、平成のカウントダウン、そしてやってくる10連休と世間は高揚感に包まれているが、新入社員や転勤、転職で新しく通勤電車を使い始めた人たちは、早くも満員電車に疲れ果てているかもしれない。そのうち慣れると言…
2019.4.1
平成の30年間で、駅や電車内の環境は大きく変わった。バブル期には、地下鉄ですらホームでたばこを吸えて駅前は放置自転車だらけ、冷房なしの車両も運行しており、おまけに駅員も乗務員もほぼ全員男性というのが、鉄道のスタンダードであった。
2019.3.25
平成の終わりとともに、電車の車内販売が消えようとしている。振り返れば、昭和の終わりとともに消えていったのが食堂車。電車の高速化とともに、「鉄道と食の関係」はどんどんと変わっていくものなのだ。
2019.3.18
3月16日に行われた、毎年恒例の春のダイヤ改正。消えゆく列車がある中で、斬新なデザインで人目を引いたのは、西武鉄道の新型特急「Laview」だ。特急電車から始まった車両の「デザイナーズ化」は、徐々に通勤電車にも拡大しつつある。車両デザイン…
2019.3.11
東日本大震災から8年、甚大な被害を受けた鉄道路線の復旧は着々と進んでいる。鉄道として復旧する路線もあれば、高速バス輸送システム(BRT)に置き換わった路線もある。被災地のみならず、ローカル線が存亡の危機に立たされているのは、日本中…
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