西濵 徹

西濵 徹

第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト

2001年一橋大学経済学部卒業後、国際協力銀行(JBIC)入行。アジア向け円借款の案件形成・審査・監理、アジア・東欧・アフリカ地域のソブリンリスク審査業務などを担当。08年第一生命経済研究所入社。主任エコノミストを経て15年より現職。17年10月より参議院第一特別調査室客員調査員(国際経済・外交、政府開発援助等)も兼務。担当はアジア、オセアニア、中東、アフリカ、ロシア、中南米諸国など新興国・資源国のマクロ経済及び政治情勢分析。

韓国経済が世界「利上げ競争」で苦境に、ウォン安・インフレ阻止の“手詰まり感”
西濵 徹
世界的な利上げ競争が続くなか、韓国経済が苦境に立たされている。国際商品市況高騰によるインフレ高進に加え、輸入金額の増大で経常収支が悪化している。ウォン安も進み、防衛のための介入で外貨準備も減少している。先行きの不透明感は強まるばかりだ。
韓国経済が世界「利上げ競争」で苦境に、ウォン安・インフレ阻止の“手詰まり感”
堅調なインド経済は頭打ち?「ルピー安圧力」と物価高で狭まる政策
西濵 徹
コロナ禍を克服し、インド経済は堅調だ。内需、外需ともに上向き、前期比年率換算ベースでは二桁成長と試算される。しかし、国内外に不透明要因があり、先行きは頭打ちになる公算が大きい。その要因を解説する。
堅調なインド経済は頭打ち?「ルピー安圧力」と物価高で狭まる政策
インドネシア経済は「コロナ前」を超えて堅調も、先行きに影を落とす要因
西濵 徹
インドネシア経済は、すでにコロナ前の水準を超えている。足元でも景気は好調だ。資源国ゆえ国際商品市況の高騰はプラスに働いている。しかし、先行きを見れば、景気の足をひっぱる公算のある要因が後を絶たない。
インドネシア経済は「コロナ前」を超えて堅調も、先行きに影を落とす要因
中国の生産代替地「筆頭格」ベトナム、経済は足元堅調も先行きに山積する不透明要因
西濵 徹
2022年4~6月期の実質GDP(国内総生産)成長率が10四半期ぶりに7%を超えるなど、足元堅調なベトナム経済。新型コロナウイルスの感染動向も落ち着きつつある。しかし、先行きには不透明要因が山積している。
中国の生産代替地「筆頭格」ベトナム、経済は足元堅調も先行きに山積する不透明要因
トルコ経済が7四半期連続プラス成長、景気回復はロシア富裕層のおかげ?
西濵 徹
オミクロン株の感染も収まり始め、リラ安もあり底入れしつつあるトルコ経済。しかし、その中身を子細に見ていくと、手放しでは喜べない。悪化しつつあるファンダメンタルズを分析する。
トルコ経済が7四半期連続プラス成長、景気回復はロシア富裕層のおかげ?
韓国・尹錫悦新政権の厳しい船出、待ち受ける経済政策運営は課題山積
西濵 徹
韓国で尹錫悦氏が新大統領に就任した。インフレの高進、通貨安に見舞われている中、中国経済減速による景気への下押し懸念も生じている。発足直後の新政権の経済政策のかじ取りは容易なものではない。
韓国・尹錫悦新政権の厳しい船出、待ち受ける経済政策運営は課題山積
ウクライナ侵攻で商品高騰、コロナ禍、債務の罠…スリランカ経済の「三重苦」
西濵 徹
中国の債務のわな、コロナ禍による主力産業である観光業の落ちこみに悩まされていたスリランカ。そこに、ロシアのウクライナ侵攻に伴う商品市況高騰による対外収支悪化とインフレが加わった。国際機関へ支援要請する方針だが、先行きは見通せない。
ウクライナ侵攻で商品高騰、コロナ禍、債務の罠…スリランカ経済の「三重苦」
ロシア国債「デフォルト」状態、欧米の制裁がロシア経済を凋落させる“効能”
西濵 徹
ウクライナ侵攻に対するロシアへの経済制裁で、株価や通貨ルーブルの下落が続いている。銀行同士の通信網からの除外、対外準備資産の凍結や外資系企業の撤退などがロシア経済を凋落(ちょうらく)させていく経路を検証する。
ロシア国債「デフォルト」状態、欧米の制裁がロシア経済を凋落させる“効能”
石炭「一時禁輸」のインドネシア、“オミクロン後”の経済回復リスク
西濵 徹
オミクロン株の拡大で新規感染者数は急拡大しているものの、経済の正常化を進めているインドネシア。景気も回復基調にある。しかし、原油高や世界的な金融引き締めの状況下で回復に水を差す懸念材料も浮上しつつある。
石炭「一時禁輸」のインドネシア、“オミクロン後”の経済回復リスク
ワクチン接種率8割の豪州、オミクロン株急拡大で景気回復に暗雲
西濵 徹
オミクロン株の流入でオーストラリアでは、新型コロナウイルスの感染が急拡大している。“ウィズ・コロナ”にかじを切り、行動制限などを緩和していた動きにブレーキがかかりつつある。回復に向かうとみられていた景気の先行きに暗雲が垂れ込みつつある。
ワクチン接種率8割の豪州、オミクロン株急拡大で景気回復に暗雲
2022年の新興国経済は「財政の弱さ」が急所、通貨安・物価高・左派ドミノ…
西濵 徹
変異株の出現、金融政策の逆回転による資金流出、物価高、左派ドミノ――。ワクチン接種の進展による景気回復期待が強い一方で、22年の新興国経済には景気の下押し要因も多い。インフレ高進により、不景気であっても金融引き締めを余儀なくされるという悪循環に陥る可能性もあり、その場合は先進国経済への影響も免れない。
2022年の新興国経済は「財政の弱さ」が急所、通貨安・物価高・左派ドミノ…
ブラジル景気は干ばつと物価高で減速、それでも中銀が利上げを続ける事情
西濵 徹
ワクチン接種の進展もあり、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いてきたブラジル。しかし、干ばつとエネルギー価格上昇などによる物価高に悩む。中央銀行はインフレ抑制のために利上げを継続し、景気は減速している。一方でボルソナロ大統領率いる政府は財政出動し景気を下支えするというちぐはぐな状況が続いている。
ブラジル景気は干ばつと物価高で減速、それでも中銀が利上げを続ける事情
ロシアで進むインフレと金利上昇、停滞するワクチン接種
西濵 徹
ロシアはいち早く、新型コロナウイルスのワクチンを開発したものの、その接種率は4割程度にとどまる。9月以降感染が再拡大、“非労働日”が設定されるなど行動制限が実施された。そうした不安定さが残るなか、エネルギー価格上昇によるインフレ加速、金利上昇が景気を脅かしつつある。
ロシアで進むインフレと金利上昇、停滞するワクチン接種
インドのコロナ変異株流行は峠越えも、景気回復に「電力不足」リスク
西濵 徹
新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るったインドだが、足元で感染状況は落ち着きつつある。今年4~6月期のGDPは、前年同期比では2割の増加となった。しかし、原油高、ルピー安から来るインフレ懸念、石炭が十分に確保できないことによる電力不足など新たなリスク要因が浮上しつつある。
インドのコロナ変異株流行は峠越えも、景気回復に「電力不足」リスク
ワクチン接種が進み堅調なトルコ経済、好景気がインフレ招く「もろ刃の剣」リスクも
西濵 徹
トルコ経済が堅調に推移している。新型コロナウイルスの感染は収束していないが、ワクチンの完全接種率は4割を超えた。政府や中央銀行の政策総動員やマイナスに転じた実質金利が景気浮揚をもたらす。景気の強さゆえに、目標を大きく上回っているインフレ率がさらに加速する懸念がある。
ワクチン接種が進み堅調なトルコ経済、好景気がインフレ招く「もろ刃の剣」リスクも
スリランカ、コロナ禍「アジアで初」の利上げに着手した2つの理由
西濵 徹
デルタ株による新型コロナウイルスの感染再拡大が続く中、スリランカ中央銀行は利上げに踏み切った。通貨ルピー安を背景とした輸入物価上昇によるインフレ懸念や資金流出がその原因である。外貨準備も十分でなく経済の先行きに不透明感が強い。
スリランカ、コロナ禍「アジアで初」の利上げに着手した2つの理由
タイでデルタ株が猛威、日本企業も無傷でいられない2つの理由
西濵 徹
タイで新型コロナウイルスの感染が再拡大している。感染力の強いデルタ株が猛威を振るっている。いったん緩和していた各種の規制も再び強化された。経済活動の低迷、それに伴う通貨バーツ安は、現地に進出している日本企業に悪影響を及ぼす。タイでの感染再拡大は日本にとって対岸の火事ではない。
タイでデルタ株が猛威、日本企業も無傷でいられない2つの理由
コロナ再流行のマレーシア、日本が輸入の6割を頼るパーム油への悪影響
西濵 徹
マレーシアが新型コロナウイルスの感染拡大に苦しんでいる。いったんは縮小し、実質GDPもコロナ禍の水準をほぼ回復してきた。しかし、5月以降、変異株によって再拡大し、先行きに暗雲が垂れ込める。非常事態宣言が発令され、経済活動が制限されるなか、日本が輸入の6割を頼るパーム油の生産への悪影響が懸念される。
コロナ再流行のマレーシア、日本が輸入の6割を頼るパーム油への悪影響
インドで猛威のコロナ変異株、経済は急回復から一転急減速へ
西濵 徹
新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るうインド。感染は再拡大し、前回のピークを大きく上回る。財政金融政策総動員もあり、年明けまで急回復を見せていた経済にも急ブレーキがかかる。通貨ルピーは下落しており、輸入物価上昇からくるインフレ圧力で金融引き締めとなれば、いっそう減速に拍車がかかりかねない。
インドで猛威のコロナ変異株、経済は急回復から一転急減速へ
ブラジルのボルソナロ政権、コロナ禍での大統領選控え新たな「ばらまき」懸念
西濵 徹
ブラジルでは変異株の発生もあり、新型コロナウイルスの感染が再拡大している。ただ、政府が景気浮揚のために財政政策を積極的に発動してきたこともあり、景気は底打ちの動きを見せつつある。ただ、22年の大統領選挙を控え、景気回復を急ぎたいボルソナロ政権が過度のばらまきに走る懸念が高まっている。
ブラジルのボルソナロ政権、コロナ禍での大統領選控え新たな「ばらまき」懸念
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