土本匡孝
#12
物流危機を回避するソリューションの一つとして期待される「ドローン物流」は、法制度が整備され、夜明け間近。大手物流会社や異業種がタッグを組み、全国各地で実証実験が進む。空を制するのはどの陣営か。

#6
個人事業主の軽貨物ドライバーの間では、フードデリバリー大手の出前館が年末年始に大人気だった。新規ドライバーを獲得するために配達報酬を大盤振る舞いしたからだ。その人気は続くのか。ドライバーが本音を丸出しにし、宅配・デリバリー各社の人気を序列化した。

国内製薬最大手、武田薬品工業のグループ会社で希望退職者募集が行われていることが分かった。武田薬品本体を含めると、国内でのリストラは3年連続。武田薬品で何が起きているのか。

日用品大手の花王が1月、41歳の新執行役員を登用したことがダイヤモンド編集部の取材で分かった。過去最年少での登用となり、30人いる執行役員の最後に名を連ねた。抜擢の狙いは何なのか。

新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、日本初の経口抗ウイルス剤「ラゲブリオ」の存在感が高まっている。製造販売する米メルクの日本法人MSDの医薬情報担当者(MR)はさぞや誇らしげかと思いきや、その表情はさえない。

臨床検査受託大手のH.U.グループホールディングスは1月4日、東京都あきる野市に検査ラボと研究所を併設した新施設をオープンした。エンターテインメント業界出身の経営トップがここにエンタメを持ち込んだ。

海外メガファーマ(巨大製薬会社)が開発で凌ぎを削る、新型コロナウイルス感染症「経口治療薬」「ワクチン」。そこへ日本の中堅製薬会社、塩野義製薬が挑み、実用化間近だ。手代木功社長が抱負を語った。

製薬業界の2022年の話題は間違いなく、新型コロナウイルス感染症「経口治療薬」の本格登場だ。海外2社にやや遅れて塩野義製薬が実用化する見込み。約1年遅れで実用化見込みの「国産ものワクチン」も含め、日本勢の商機はいかに?

#2
不動産を売却した上場企業数が2020年度に4年ぶりの高水準を記録。21年度に入ってからもハイペースを維持している。このタイミングで売却を行った企業において、不動産戦略で「ある手法」が流行している。

#1
マスコミ大手の時事通信社は東京・銀座に本社ビルを所有している。同社がこのビルの土地の一部を不動産デベロッパー大手へ売却していたことが、ダイヤモンド編集部の取材で分かった。マスコミなどの企業が保有する銀座の不動産の売買事情とは?

医薬品売上高2位のアステラス製薬は、新中期経営計画で先端医療への注力と、時価総額7兆円の目標を掲げた。先端医療における「高額薬剤」批判に対し、安川健司社長CEO(最高経営責任者)が猛反論した。

医薬品売上高2位のアステラス製薬。経営陣の高額報酬、相次ぐリストラ、手厚い退職加算金など、売上高トップの武田薬品工業に似通った点が多い。武田薬品に倣っているのか、否か。安川健司社長CEO(最高経営責任者)が真意を明かした。

#2
国内製薬最大手である武田薬品工業を巡り、関西系二大ゼネコンである竹中工務店と大林組が受注争いを繰り広げている。この「竹林戦争」を関係者は「長年強かった大林を竹中がつぶしにいったわけや」と内幕を語る。

#4
国内製薬トップの武田薬品工業は株価の割安・割高を知る指標「PBR」で、競合より激しく見劣りする。巨額企業買収で企業価値をいったんは上げたものの、同時に貸借対照表の「ある勘定科目」が増えたことがブーメランとなっている。

元パナソニックグループのPHCホールディングスが今月14日、新規株式上場した。初日の株価終値は公募価格の18%安。株価がさえないのには訳がある。

大衆薬分野での協業を視野に資本提携していたロート製薬と塩野義製薬の子会社が、この提携を解消していたことが分かった。大衆薬における“大阪タッグ”は幻に終わった。

#8
武田薬品工業発ベンチャーのGenAhead Bio(ジェナヘッドバイオ)。2020 年ノーベル化学賞受賞で話題になったゲノム編集技術「クリスパー・キャス 9」を非独占的ライセンス契約の下で取り扱い、最短で2年後の IPO(新規株式公開)を目指す。

#7
ロート製薬は今夏、武田薬品工業と関係が深かった痔治療薬「ボラギノール」製造販売元を子会社化した。ロート製薬を率いるのは武田薬品大衆薬子会社(当時)を去った杉本雅史社長。内に秘めた野心を語った。

#6
武田薬品工業の国内研究所では2016~17年にリストラがあり、その機に会社から独立するベンチャーが約10社誕生した。これらベンチャーは“ある事情”により、来年から厳しい局面に立たされる。

#5
武田薬品工業は昨秋に希望退職者を募集し、約500人が会社を去った。その1人である50代の元社員は転職で年収が激減したが、退職加算金としてまとまったカネを手にした。これを株式投資に充て、会社勤めからの解放を目指した。
