森上教育研究所
【中学受験への道】第20回
中学受験は小学校の「学区選び」から始まる!熱狂の品川区、新旧人気学区
孟母三遷のたとえもあるように、子どもの教育のために転居する教育熱心な家庭がある。最近では「公立小移民」とも呼ばれるが、人気の学区に不動産を買い求めて、中学受験に注力するような動きである。東京23区の中心部と並び中学受験熱が高い城南地区の中でも、新旧の人気学区が競い合う品川区の事情を見ていこう。

【中学受験への道】第19回
「中学受験生」がこの夏から始めたい、過去問の徹底活用法
夏休みは塾の課題で手いっぱいという受験生も多いだろう。一方で、そろそろ志望校や併願校への備えも頭をよぎる。そこで、国語と算数について、過去問対策のエキスパートに取り組み方を指南してもらった。中学受験の場合、問題の傾向は学校によって決まっており、あまり大きく変わることはない。つまり、過去に出題された問題を解き、学校のクセを知ることが必要となる。

【中学受験への道】第18回
「中学受験」の算数がたった一度の体験で楽しくなる!親子で主体的に学ぶ方法
中高の数学の教員を養成しながら、数学科の教員のリカレントや子ども向けの算数教室など、幅広く活動している名城大学教職センター教授の竹内英人氏に、算数・数学を取り巻く状況の変化と、適切な学びのため親にもできることを聞いてみた。

【中学受験への道】第17回
夏休みに親がすべきことは?「中学受験殺人事件」裁判から見た教訓
3年前の夏休み、中学受験を半年後に控えていた6年生の男子が殺された。被疑者として逮捕されたのは父親だった。親子3人暮らし。大切な息子をなぜ殺してしまうまでに至ったのか。夏休みに入る直前に判決公判が開かれた「中学受験殺人事件」の顛末を見ながら、中学受験に臨む親の役割と心構えについて考えてみたい。

【中学受験への道】第16回
難関「中高一貫校」受験者は必須!高度な図形問題の解き方
中学入試の算数は、最後は計算する問題がほとんどだが、難関校になると図形問題を出す傾向にある。上位校受験生には必須となる「図形」に、どのように取り組んだらいいのか。算数教室を主宰する望月俊昭先生に、「図形」の実践的な学び方を解説してもらう。

【中学受験への道】第15回
「中学受験」で優位に立つ!理系マインドを育む4つのイベント
夏休みを前に、学校説明会を兼ねたさまざまなイベントが中高一貫校で催される。今回は、夏休みの自由研究のアイデアを与えてくれたり、モノづくり授業の様子を観察できたり、いま話題のSTEAM教育の第一人者が登壇する講演会をご紹介しよう。

【中学受験への道】第14回
中学受験、6年生は逆転のラストチャンス!「夏休み学年別・算数学習法」
算数は積み重ねが大切な科目だ。たとえ答えが当っていても、解き方が分からなければ意味がない。夏休みにどのように学ぶかで、秋以降の学力が左右されていく。有名塾の講師を務めている小板橋肇貴先生に、4年生から6年生までの学年別で、この夏に取り組むべき課題と親の心構えを解説してもらおう。

【中学受験への道】第13回
早慶MARCH&関関同立「大学付属校」内部進学率ランキング
付属校ブームである。中学入試でも志願倍率が5倍程度は当たり前、中には20倍、40倍という学校も出てきている。その背景には、中学校や高校、場合によっては小学校からエスカレーターで大学まで進学できるという安心感がある。では、内部進学率の高い学校はどこなのか。大学通信の協力を得て、内進率ランキングを作成した。

【中学受験への道】第12回
「中学受験」国語ができない子どもの処方箋~テーマで考え、復習をしっかりと
国語と算数の2科目で受験可能な中学校もある。国語はすべての科目の基礎である。中学入試では「物語文」「説明的文章」が中心となる。国語ができない子どもはなぜできないのか、どうしたらできるようになるのか。途方に暮れている親のための処方箋をお届けする。

【中学受験への道】第11回
「中高一貫校」6年間で本当に子どもの学力を伸ばして「GMARCH」に入れた学校ランキング
中学入学時の難易度(偏差値)よりも卒業時の実力(偏差値)が伸びている首都圏中高一貫校の「6年間の学力の伸び」ランキング。これまで、「早慶上理」「難関国立大」について取り上げてきた。今回は、中高一貫校に進んだ生徒が、「せめてここには入りたい」という人気の首都圏私立大「GMARCH」である。

【中学受験への道】第10回
「鷗友学園女子」の社会科問題が問いかけること
各教科の教員が半年近い期間に検討を重ねて作問する入試問題は、学校からのメッセージであり、最初の授業でもある。どのような学びができるのか、そのヒントにもなっている。「学習者中心」を掲げる鷗友学園女子の社会の問題を見ながら、そのことを考えてみたい。

【中学受験への道】第9回
「中高一貫校」6年間で本当に子どもの学力を伸ばして「難関国立大」に入れた学校ランキング
前回、「早慶上理」の合格実績から見た「6年間の学力の伸び」をランキングした。今回は「難関国立大」の合格実績でのランキングである。ランク上位では、「早慶上理」と重複する学校も多く見られるが、前回は皆無だった共学校も顔を出している。

【中学受験への道】第8回
「麻布中」の計算問題は、なぜユニークなのか
「旅人算」と呼ばれる算数問題のジャンルがある。線分図を作って解いていくのだが、よくよく問題文を読み解かないと、正答にたどり着くのは困難である。算数の問題を解くときにも、国語力が必要となるのだ。

【中学受験への道】第7回
「中高一貫校」6年間で本当に子どもの学力を伸ばして「早慶上理」に入れた学校ランキング
中高一貫校で6年間学んで、子どもの学力はどれほど伸びるのか。その疑問に対する答えはもっぱら大学合格実績で語られてきた。難関校ほど難関大学の合格者が多いことは容易に想像できる。むしろ知りたいのは、入学時の難易度(偏差値)よりも卒業時の実力(偏差値)がどのくらい伸びているかだろう。今回、森上教育研究所からデータ提供を受けて、「早慶上理」の合格実績から見た「6年間の学力の伸び」をランキングにしてみた。

【中学受験への道】第6回
中高一貫138校を分析して判明!入試で出る「時事問題」
中高一貫校入試の社会の出題範囲は実に幅広い。算数では子どもに太刀打ちできない親でも、自らの経験が生かせる社会なら一緒に学ぶことができる。社会の入試問題のエキスパートである早川明夫氏と、2019年に中高一貫校入試で出題された「時事問題」を分析して、学び方も考えてみよう。

【中学受験への道】第5回
「親の瞬発力」が問われる、中高一貫校の体験授業
合同説明会でいろいろな学校の担当者と話をしたら、次は親子で具体的に学校訪問を始める時期に入る。文化祭や体育祭とは別に、近年盛んに行われているのが、実際の授業や部活動を体験できるオープンキャンパスだ。今回は、現在募集中のものと6月上旬までに募集開始となる注目校を取り上げた。人気校の予約で問われるのは「親の瞬発力」である。

【中学受験への道】第4回
「フェリス女学院」のエレガントな図形問題
中学受験の算数は大人にとっても難しい問題が出題される。公開シンポジウム「この数年の難関中学入試/算数&算数オリンピックの注目問題」に関して、前回は「広尾学園」の算数は何を求めているのか、という記事を掲載した。今回は横浜を代表する難関校「フェリス女学院」の入試問題を取り上げる。

【中学受験への道】第3回
「広尾学園」の算数は何を求めているのか
入試問題は学校から送られる受験生へのメッセージである。各教科の教員が知恵を絞った問題を読み解くことで、どのような生徒に入学してきてほしいのか、その学校がどのような教育を目指すのかをうかがい知ることができる。学校改組から10年余でトップ校の仲間入りを果たした広尾学園の算数の問題を例に、広尾学園が受験生に求めていることを考えてみたい。

【中学受験への道】第2回
中高一貫校「学校訪問」に必要な5つの心掛け
お子さんが6年間通うことになる中高一貫校選びは慎重に行いたい。塾では合格実績を得るため、有名校・人気校の受験を勧めてくるが、本当に子どもの個性と成績を伸ばしてくれる学校なのか、偏差値を見るだけでは判然としない。そこで実際に学校を親子で訪問することになる。その際、5つの留意点を心掛けながら子どもとの相性を確かめてみたい。

【中学受験への道】第1回
「中高一貫校」合同説明会で分かる3つのこと
今年は史上最長の10連休だったが、例年ゴールデンウィークが終わると、中学受験の季節が本格的に始まる。受験生の親としてまず手掛けるべきは、合同で実施される学校説明会を訪れて、学校の様子を観察することにある。いずれの会場も混雑するが、3つのチェックポイントを念頭に置いて、各校の説明を聞き、志望校選びを進めていきたい。
