
2023.6.11
「一番身近な自然は…」坂本龍一が盟友・福岡伸一に語った最後のメッセージ
2023年3月にこの世を去った坂本龍一さんの遺作ともいえる対談書籍『音楽と生命』。対談相手は、2007年に『生物と無生物のあいだ』で一世を風靡(ふうび)し、第一線で活躍し続けている生物学者・福岡伸一さんです。坂本さんが生み出す音楽には、実…
文筆家、マーケター、フリーランス広報
数多くのメディアで発信をしながら、大手・中小企業などの事業支援を行う。創価中学校、創価高等学校、創価大学工学部卒。2004年に創価学会本部職員となり、同会機関紙・聖教新聞の記者に。その後、2017年に一般企業に転職、IT企業2社、人材ビジネス大手でマーケティングや広報を担当。2021年に独立し、現職。無類の読書好きで、読了歴は1万5000冊超。1981年東京都生まれ。初の著書は『宗教2世サバイバルガイド』(ダイヤモンド社)。
2023.6.11
2023年3月にこの世を去った坂本龍一さんの遺作ともいえる対談書籍『音楽と生命』。対談相手は、2007年に『生物と無生物のあいだ』で一世を風靡(ふうび)し、第一線で活躍し続けている生物学者・福岡伸一さんです。坂本さんが生み出す音楽には、実…
2023.4.30
「遠大な宇宙」と「日常の些事(さじ)」――。一見すると結びつきのなさそうな両者を行き来しながら描くエッセー集『ワンルームから宇宙をのぞく』(太田出版)。著者の久保勇貴さんは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の若手研究員で、さまざまな宇…
2022.3.27
2022年は歌人・石川啄木の没後110年に当たる。彼の歌からは、彼がしばしば生活面で挫折し、貧困に苦しみ、深い寂しさにさいなまれた心情を感じる。一方で、時代を先取りする思想と感性が反映されてもいる。啄木は、わずか26歳でこの世を去った。し…
2022.1.30
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」――大変に有名なこの歌は俳人・正岡子規の代表作で、教科書などでも取り上げられている。子規は、生涯で20万以上の歌を詠んだ。加えて数々の随筆も残していて、本稿で取り上げる『病牀六尺(びょうしょうろくしゃく…
2021.12.26
2021年は「東日本大震災から10年」という節目だったのにもかかわらず、コロナ禍の日常に埋没するかのように過ぎ去ってしまった。復興の現状は、道半ばである。本稿では、震災当時ブームになった詩人・金子みすゞの詩に触れることで、「忘れてはいけ…
2021.11.14
近代日本の文学界で、いろいろな意味で三島由紀夫ほど社会に衝撃を与え、今も読み継がれている作家もほかにいないだろう。三島といえば、東京・市ヶ谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺をしたことでも知られている。センセーショナルな事件の一方、作品の完…
2021.8.29
ソニーやディズニー、AOLなどを経て、アップル米国本社のマーケティング担当ヴァイス・プレジデント(副社長)兼日本法人代表として活躍し、現在は人々の感性を磨き、学びを助ける事業(株式会社リアルディア)を展開している前刀禎明氏が、『学び…
2021.7.25
コロナ禍でエッセンシャルワーカーの存在、そのありがたみが認識された一方、コンビニ店員にキレる人も一定数いる。『世界は贈与でできている』の著者・近内悠太さん、社会全体が「贈与」の感性を磨くことが、日本の真の豊かさにつながると説く。
2021.6.27
森鷗外は、ドイツ留学の体験を元にしつつ、西洋文化を「翻訳」して日本に伝えた作家である。彼の小説の文体は、時に、西欧の言葉に翻訳されるのを前提にしているかのようだ。また、諸作品にはさまざまな問題意識が込められている。処女作といわれる…
2021.5.30
川端康成はノーベル文学賞の受賞理由を「日本的な美や芸術のおかげだ」と語った。筆者は、その「美」が『雪国』に余すところなく表現されていると考えている。川端のいう日本的美しさについて、また『雪国』が発するメッセージについて記したい。
2021.5.9
谷崎潤一郎の作品はエロティックで、変態的で、エッジのきいた嗜好の描写が多い。だが、戦時下に自費出版を敢行してまで書き上げた代表作『細雪(ささめゆき)』からは、彼の意外な一面が見える。
2021.2.28
与謝野晶子の代表作『君死にたまふことなかれ』は、日露戦争を背景とした「反戦詩」ともいわれる。当時、画期的だった「女性の自立」を訴えた彼女の意志はやはり強い。そのような彼女が情愛に揺れる気持ちを詠じたのが『みだれ髪』である。女性の性…
2021.2.14
太宰治には多数の読者がいる。いや、読者だけではない。作品や世界観に言及した「太宰治論」も多くの人に語られてきた。その分量は他の作家を圧倒する。以前の記事で私は、「古典」について「多くの注釈書が書かれてきた書物」と定義した例を紹介し…
2020.12.27
「古典」は、関心を持たれ続けることで古典たり得る。その意味でも書名が有名な『たけくらべ』は、まごうことなき古典だ。しかし同書の内容を説明できる人はどれだけいるだろうか。2024年に紙幣のデザインが刷新され、5000円札の肖像が替わる。その…
2020.12.13
書家でアーティストの紫舟(ししゅう)さん。NHK大河ドラマ「龍馬伝」の題字で筆を執った人として知られている。フランス国民美術協会展で、横山大観以来となる主賓招待アーティストに選出され、2017年には天皇、皇后(現・上皇、上皇后)両陛下が…
2020.11.29
「芥川龍之介」と聞いてその名を知らない人はほとんどいないと思う。今の若者の圧倒的大多数は、高校の「国語総合」で彼の作品「羅生門」を学んでいる。また、文学の権威ある賞が「芥川龍之介賞(通称〈芥川賞〉)」と呼ばれていることからも、知名…
2020.10.25
宮沢賢治は深く、長く愛されている作家だ。彼が紡いだ諸作品は独特の世界に読者を引き入れ、多くの問いかけをもたらしてくれる。今回は、賢治の代表作『銀河鉄道の夜』を解題しつつ、いま忘れられがちな「大切なこと」を確認したい。
2020.10.8
全国の農家・漁師から直接食材を購入できるスマホアプリ「ポケットマルシェ」がいま急成長を遂げている。本年2月時点で約5万人だったユーザー数はコロナ禍の半年で22万人を超えた。この急成長の肝になっている要素の一つが「発信」である。発信の重…
2020.9.28
「個人の時代」と言われる今、価値ある発信とは何か。Twitterのフォロワーは23万人を超え、“趣味は炎上”とも公言している田端信太郎さんに、発信の意義を聞いた。
2020.9.13
日本を代表する文豪・夏目漱石。代表作は、』『三四郎』『それから』『こゝろ』などだ。没後100年を超えた今でも漱石を語る・論じる言説は編み出され続けている。今回は、彼の処女作である『吾輩は猫である』について解題してみよう。
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