
「Amazon」で得するクレジットカードといえば「Amazon Mastercard」だろう。Amazonで「Amazon Mastercardクラシック」を利用すると、非プライム会員の場合は1.5%分、プライム会員の場合は2.0%分のAmazonポイントをそれぞれ獲得でき、「Amazon Mastercardゴールド」を利用すると2.5%分のAmazonポイントを獲得できるからだ。
■「Amazon Mastercard」の基本スペック | |||
Amazon Mastercard クラシック |
Amazon Mastercard ゴールド |
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年会費(税抜) | 初年度 | 無料 | 1万円 (年会費割引の条件を クリアした場合は4000円) |
2年目以降 | 1250円 (前年1回以上の利用で無料) |
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Amazonプライム会員(年会費3900円) | - | 自動付帯 | |
Amazonでの還元率 | プライム会員 | 2.0% | 2.5% |
非プライム会員 | 1.5% | ||
Amazon以外での還元率 | 1.0% |
このように「Amazon」では、「Amazon Mastercard」を使うとお得だが、実は、「Amazon Mastercard」を使わなくても、還元率を3%超にする方法がある。今回は、その方法を解説しよう。
「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を購入すれば、
最大2.5%分のAmazonポイントを獲得できる!
「Amazon Mastercard」を使わずに、「Amazon」での還元率を3%超にするカギは、「Amazonギフト券(チャージタイプ)」だ。
「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を購入すると、自動的に自分のアカウントに「Amazonギフト券」が登録されるため、メールなどで送られてくる「Amazonギフト券」よりも使い勝手が良い。
さらに、下記の関連記事でも解説した通り、「Amazonギフト券(チャージタイプ)」は、15円から購入できるため、プリペイドカードの端数処理などに適しているのもメリットだ。
(※関連記事はこちら!⇒「エポスVisaプリペイドカード」のメリットを解説!「1エポスポイント=1円」としてチャージできるので失効寸前のポイントを無駄なく使えるのが魅力!)
この「Amazonギフト券(チャージタイプ)」をコンビニエンスストア・ATM・ネットバンキングのいずれかで購入すると、購入額によって最大2.5%分のAmazonポイントを獲得できる。「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を購入する際に、クレジットカードや電子マネー支払いを選択すると、Amazonポイントの付与対象外になるので注意しよう。
「Amazonギフト券(チャージタイプ)」をコンビニエンスストア・ATM・ネットバンキングのいずれかで購入した際に付与されるAmazonポイントは、下記の通りだ。
■コンビニエンスストア・ATM・ネットバンキングのいずれかで 「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を購入した際に付与されるAmazonポイント |
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1回あたりの購入金額 | Amazonポイント付与率 | |||||
非プライム会員 | プライム会員 | |||||
5000円未満 | 0% | 0% | ||||
5000~1万9999円 | 0.5% | 1.0% | ||||
2万~3万9999円 | 1.0% | 1.5% | ||||
4万~8万9999円 | 1.5% | 2.0% | ||||
9万円以上 | 2.0% | 2.5% |
「Amazon Mastercarクラシック」で2.0%の還元を受けるには、年会費3900円(税込)のプライム会員になっていなければならない。しかし、購入額9万円以上という条件はあるものの「Amazonギフト券(チャージタイプ)」をコンビニエンスストア・ATM・ネットバンキングのいずれかで購入するだけで、非プライム会員でも2%の還元を受けられる。
「Amazonでの買い物で、9万円も使い切れない」と思う人もいるかもしれないが、2017年4月24日から、「Amazonギフト券」の有効期限が10年間に変更されたため、Amazonで定期的に消耗品などを買っていれば、そのうち使い切れるだろう。
また、獲得できるAmazonポイントには上限がなく、例えば、20万円分の「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を購入すれば、4000円分のAmazonポイントを獲得できる。ただし、Amazonアカウント開設から30日以内は、Amazonポイントの付与対象外となっているので注意しよう。
nanacoで「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を購入すれば、
クレジットカードのポイントも獲得できる!
残念ながら、コンビニエンスストアでは、クレジットカードで「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を購入することはできないため、クレジットカードのポイントは獲得できない。また、Amazonで「Amazonギフト券(チャージタイプ)」の購入申し込みをする際に、クレジットカード払いを選択すると、クレジットカードのポイントは獲得できるが、「コンビニエンスストア・ATM・ネットバンキングのいずれかで購入」ではなくなってしまうため、Amazonポイントは獲得できない。
しかし、セブン-イレブンで「Amazonギフト券(チャージタイプ)」の支払いをする際に、クレジットカードでチャージしたnanacoで決済すると、Amazonポイントに加えて、クレジットカードのポイントも獲得可能だ。
(※関連記事はこちら!⇒nanacoチャージのポイント付与率が激減する「nanacoショック」が高還元カードで発生中!一方、「セブンカード・プラス」の存在感が急上昇!)
例えば、「リクルートカード」でチャージしたnanacoを使って、9万円分の「Amazonギフト券(チャージタイプ)」をセブン-イレブンで購入したとする。この場合、nanacoでの支払い時にはnanacoポイントを獲得できないが、チャージ時に1.2%分のリクルートポイントを獲得できる。
つまり、非プライム会員の場合は、「2%分のAmazonポイント」と「1.2%分のリクルートポイント」の合計3.2%還元となり、「Amazon Mastercardゴールド」を利用するよりも還元率が高くなる。さらに、プライム会員の場合は、「2.5%分のAmazonポイント」と「1.2%分のリクルートポイント」の合計3.7%還元となるのだ。
■リクルートカード | ||
還元率 | 1.2% | |
発行元 | 三菱UFJニコス、JCB | |
国際ブランド | VISA、Master、JCB | |
年会費 | 無料 | |
家族カード | あり(年会費無料) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、nanaco、 ICOCA(VISA、Masterのみ)、楽天Edy(VISA、Masterのみ) |
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(※関連記事はこちら!⇒「リクルートカード」の2枚持ちが攻守最強の理由!nanacoや楽天Edyのチャージでも還元率1.2%で、年会費無料、ETCカードも無料とメリット尽くし!)
ただし、9万円をnanacoにチャージするのはコツが必要なので、チャレンジする場合は下記の記事を参考にしてほしい。
(※関連記事はこちら!⇒住民税などの税金、国民年金、国民健康保険は「nanaco+高還元クレジットカード」で払え!必見!マイホーム所有者や自営業者の節税方法)

以上、今回は、「Amazon Mastercardゴールド」よりもお得に「Amazon」で買い物する方法を解説した。
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆dカード | ||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【dカードのおすすめポイント】 テレビCMでもおなじみの「NTTドコモ」のカードだが、auやソフトバンク利用者でもお得! 通常還元率1%と高還元で、2019年9月16日以降の申し込み分から年会費が永年無料になり、ますますお得なカードに進化! さらに「dカード」で貯まる「dポイント」は携帯電話料金に充当できるほか、JALのマイルなどにも交換可能で、ドコモユーザー以外でもお得なクレジットカードだ。 |
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【関連記事】 ◆「dカード」は「dポイント」を貯める最強カード! ドコモ利用者以外は年会費実質無料の「dカード」、ドコモ利用者は「dカード GOLD」がおすすめ! ◆「dカード」はドコモユーザー以外にもおすすめの「高還元+実質年会費無料」クレジットカード!ドコモユーザーなら「dカード GOLD」を使い倒せ! |
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◆アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード |
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1.5%~ | 1万1000円 | AMEX | Suica ICOCA |
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【アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのおすすめポイント】 「マイル系最強カード」との呼び名が高いクレジットカード。対象航空会社・旅行会社28社で航空券代金やツアー代金を決済すると通常の3倍のポイントが貯まるので、航空会社発行のカードよりもマイルが貯まりやすいのが魅力。さらに、貯まったポイントは提携航空会社15社のマイルに自由に交換可能で、しかもポイントは無期限で貯められるのも大きなメリット! 「長距離+ビジネスクラス」の特典航空券に交換すれば、還元率は1.5%よりも高くなる! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 年会費無料で通常還元率は1.0%、「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」のセブン-イレブンやAmazonなどでは還元率2.0%、スターバックスでは還元率3.0%になるお得なカード。しかも、大手カード会社のクレジットカードだけあって、ポイントの汎用性も抜群! |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆イオンカードセレクト | ||||
0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
Suica ICOCA WAON |
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【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利が通常の30倍=0.03%になる(こちらの記事を参照)。メガバンクの定期預金金利が0.002%の今、普通預金金利が0.03%になるのはお得!「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! |
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◆au PAY カード | ||||
1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! (※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料) |
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