賢く貯める節約術![2020年]
2013年6月7日 ザイ編集部

まずは1480円、通信費を下げよう!
スマホ&自宅ネットの料金を徹底カットする方法

毎月の家計の中でも支出割合の高い、スマホや自宅インターネットの通信費。必要不可欠な費用ではあるが、もし通信費を抜本的に節約できるとしたら、家計は大助かりするはず! そこで今回はスマホや自宅インターネットの通信費を節約するテクニックを紹介します。

3キャリアで談合状態!?
スマホのLTEプランはどこもほぼ一緒!

 月々に支払う携帯電話の料金で大きな負担となるのがパケット通信料。最近ではスマホのLTE回線が主流となり、その通信の快適さから外出先でもインターネットを利用するユーザーが増えている。しかし、スマホのLTEプランはどれを取っても決して安くないのが現状。つまり、携帯電話の利用料金を節約するならば、このパケット通信料を安くする手を見つければいいのだ。

 だが、一口にパケット料金を安くすると言っても、契約の段階で煩雑な説明を受けているうちによくわからなくなって、店員任せになってしまったという経験がある人も少なくはないはず。そんな人のために一体何からどうやって安くすればいいのか、ITジャーナリストの三上洋氏に話を伺った。

 「携帯電話会社のパケット通信料を安くしようとする時に、一番最初に考えるのはプランの設定だと思います。auとSoftBankのLTEプランは大きく分けて二段階制と定額制の2つのプランがあります。しかし、スマホでインターネットを利用するならばこれは定額制にすべきですね。ガラケーの時代はネットをよく使う人は定額制、そうじゃない人は二段階制というユーザーによる使い分けができましたが、スマホでインターネットをするとなると通信量はガラケーの頃とは段違いになります。何せネットを使っていない時も何かしらの通信が常に発生しているような状態ですので、ボーダーラインである容量にすぐに達してしまう。ですから、スマホでネットを利用する人は完全定額制にするべき、ということをまず基本知識として持っておいた方がいいですね」

 ネットを使っていない時は回線をその都度切断して、通信料を節約するという方法を取る人もいるが、やはりネットをまったく使わない人以外はさほど効果がない。プランのタイプは割り切って定額制にするとして、ではどのキャリアの定額制が一番お得なのだろうか。

 「docomo、au、SoftBankのどのキャリアが提供するパケット通信プランが一番安いのか、ということ。docomoは『Xiパケ・ホーダイ ライト』という割安なプランがありますが、通信料制限が低いため、利用しているとすぐに回線が重くなってストレスを感じてしまうでしょう。なのでdocomoは高い方のプランにするとして、実際に比較してみるとわかると思うんですが、プランの基本料金自体は3つの携帯会社ともどれもそんなに変わらず横並びです」

自宅インターネットのプロバイダーと
スマホのキャリア統一でお得な割引!


 確かに表を見れば、どのキャリアの定額制プランもどれもそこまで変わらないことがわかる。節約のために他キャリアに乗り換えるという方法をとってもあまり意味はなさそうだ。

 「そこで考えられる節約方法として、スマホのキャリアと家で使用するインターネットのプロバイダーの統一があります。プロバイダーをキャリアの系列会社にすることでキャンペーンの対象となり、携帯電話料金が値下げされるんです。残念ながらdocomoはキャリアとプロバイダーの統一による割引を実施

撮影/A4stadio

していませんが、例えばSoftBankのスマホBB割やauのスマートバリューといったキャンペーンは、対象の固定通信サービスを申し込むことで毎月1480円も安くなります

 auだったらauひかり、SoftBankならホワイトBBなどと新規契約を結ぶことで、毎月1500円近い割引が2年間に渡って受けられ、その割引の総額は約3万6000円にもなるから確かにお得。

スマホのテザリングで家のパソコンを
ネット接続すれば劇的に通信費が安くなる!


 そしてさらにお得になると三上氏が注目するのがテザリング機能だ。テザリングとはスマホの通信機能を使って、パソコンや他の携帯端末をインターネットに常時接続できる機能のこと。これを利用することで、インターネットの通信費をもっともっと抑えることができるという。

 「今までは『Pocket WiFi』などのWi-Fiルーターがそのような役割を担っていましたが、最近のスマホにはたいてい最初からテザリング機能が備わっているので、これを利用すれば外出先でも無料でパソコンのインターネットが楽しめるということになります。しかも、回線速度もWi-Fiルーターなどのモバイル通信端末とほとんど変わらないんです。そして、このテザリング機能の賢い利用方法は、自宅での利用です。自宅がLTEの圏内ならば固定回線を持っていなくてもテザリングが使用でき、家に据え置きのパソコンでもインターネットに接続できるんです。au とSoftBankは月額525円負担することになりますが、それでもWi-Fiルーターやプロバイダと契約して支払う毎月の基本使用料と比べるとかなり安いですね」

 1ヶ月に7GBなどの通信制限があるため、動画をたくさん見ると制限を超えてしまうので注意が必要だが、毎日1時間や2時間も動画を観ることもなく、主にメールやサイトの閲覧中心という人であれば容量としては十分。この方法を使えば自宅に引くインターネットの基本料金を丸ごと浮かすことができる。これから一人暮らしを始めようとしている若い人には有効な手段と言えるだろう。

撮影/A4stadio

 テザリングは使い過ぎると電池の消耗が激しくなるというデメリットはあるが、最近ではネット通販で比較的安い外付けのバッテリーがあるので、これを購入しておけば外出先で電池が切れてしまった、なんていう事態も避けられる。

 「要するに節約に重要なのは面倒くさがらないこと。キャリアとプロバイダーの統一も、テザリングを利用して回線を一つにするのも、あまりスマホや回線についての知識がない人でも十分にできるテクニックです」

 LTEプランが高いといっても節約術自体は簡単だ。「よくわからないから……」と諦めずに今回紹介した節約方法をぜひ試して、高くて当たり前という通信費をお得に利用してしまおう。

(取材・文/武松佑季・A4studio)