「デザイン経営」の考え方や効果・効能について、理解することはさして難しくありません。しかし、「デザイン」という、知ってはいるが馴染みのないキーワードに、自分たちの課題に合った考え方なのか、どうしたら今の組織でスムーズに進められるのかなど、その組織ならでは個別具体的な状況を照らし合わせることは簡単ではありません。ここでは、「『デザイン経営』宣言」に深く関わったコアメンバーの視点とともに、先駆的に取り組む企業を業種や規模といったバリエーションで取りあげ、注目すべきポイント、プロセスについて解像度高く分析します。デザイン経営を自分ごととして解釈し、揺るぎない意思と最適な進め方をつくり出すヒントが満載です。
デザイン経営の輪郭
デザイナーは本当に経営目線で判断ができるのか?デザイン経営の成功の鍵を握るCDOの条件
CDOよ、ボブ・マーリーたれ!デザインで異質なものをつなぐ重要性
デザイン組織の「活動」で、会社のクリエイティビティを最大化する
「デザイン白書2024」から読み解く、デザインのビジネスへの活かし方
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「『デザイン経営』宣言」は広がったのか?国家戦略としてのデザイン政策の現在地
グリコがお菓子とともに創造してきた「体験」の力
「戦略なき戦略」の先にある、次の「ヤマハ」の具体像を描く
鍛錬を娯楽に──「デザインのヤマハ」が次にチャレンジする体験価値づくり
異質なキャリアのデザイナーが取り組む、事業開発に巻き込まれる組織づくり
毎日の風景を見つめ直すことで始める「意味を再解釈」するトレーニングとは
徹底したユーザー理解から生まれる「らしさ」のデザイン
自らを深掘りし、生活者に愛され続ける価値観をデザインする
「人間中心の未来社会」を創造するデザインの力
デザインの適応進化を加速せよ──太刀川英輔が語る、デザイン団体の変革の理由
国や行政主導ではない、ミラノデザインウィークが世界的イベントに発展した本当の理由
組織をつくらなくても住みやすい街はつくれる! ミラノの「厄介な地域」が実現した変革とは
価値創造の積み重ねによって起こったミラノの意味のイノベーション
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