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第274回
クラウド型の情報管理ツールであるエバーノート。今や全世界で3000万人のユーザーを抱えている。多くの投資家の注目も集め、先月行なった資金調達では7000万ドルもの資金調達に成功。企業価値は10億ドルと評価されている。創業者でCEOのフィル・リービン氏に同社の展望を聞いた。
事業のグローバル化にともない、ITのグローバル整備は重要な課題となる。日本で活用しているシステムを展開するか、現地で運用しているものを継続利用するか、新たにパッケージソフトウェアを採用するか。こうした課題の検討において、日本企業が見落としてはいけないポイントは何か? キーマンに聞いた。
第11回
「ソーシャルマガジン」と呼ばれるフリップボード。デジタルコンテンツを閲覧する環境や、人々のコンテンツを楽しむ行動はどのように変化していくのか。また、出版社などのコンテンツ供給側にとってはどのような変化があるのか。フリップボードCEOのマイク・マッキュ—氏に展望を聞いた。
韓国はIT先進国であり、中でも行政についてはここ数年、国連の電子政府ランキングで1位が指定席となっている。90年代前半に日本でITを学び、現在は、行政、医療、教育などの分野で日韓でITコンサルティング事業を展開する廉宗淳氏に、両国の共通点と、情報化における日本の課題について聞いた。
第10回
企業の様々な業務のシステム化が進み、日々、膨大な情報が蓄積されている。そうした情報をリアルタイムに近い頻度で分析し、日々の経営判断に活用する、いわゆる「経営の見える化」が広がっている。そうしたなか、JALの再建でも注目される「アメーバ経営」の実践から生まれてきた異色のソリューションが出てきた。
全日本空輸は、国際線の予約システムを、スペイン企業のアマデウスITグループが提供するクラウドサービスへ移行する。これにより年間約10億円のコスト削減効果を見込むが、その目的はコスト削減だけではない。アウトソースの狙いやIT戦略について、キーマンに聞いた。
東京海上グループの中核企業、東京海上日動火災保険は、2004年の合併以降、システム投資に600億円超をかけ、「抜本改革」を進めてきた。その内容は、全国4万6000の代理店のオンライン化にはじまり、契約情報のクラウドへの集約、商品のシンプル化などに対応し、年間約100億円のコスト効果を生み出している。
利用者が急拡大し、企業の参入も盛んになってきたソーシャルメディア。慶應義塾大学政策・メディア研究科・特別招聘教授の夏野剛氏に、企業の取り組み方、留意すべきポイントなどについて聞いた。
日本たばこ産業は、1990年代後半から積極的なM&Aによるたばこ事業のグローバル化や、国内事業の多角化を推進。現在は120ヵ国以上で事業を展開している。2008年に外資系ITベンダーから同社のIT部部長に転じたキーマンに、JTグループのIT改革のねらいを聞いた。
売り上げの半分以上を海外で占めるカシオ計算機は、基幹系システムの標準化と効率化を進める一方で、売り上げに直結する営業やマーケティングのグローバルなIT整備を進めている。同社が描くシステムの全体像や、グローバルIT戦略について、IT戦略を担うキーマンに聞いた。
「ホワイトカラーの生産性向上が求められる今、社員に働き方の裁量を与えるテレワークで仕事の質を上げるべき」と語る社団法人日本テレワーク協会 有馬利男会長に、テレワークが生み出す効果について聞く。
国内化粧品メーカー大手の資生堂は、世界85ヵ国に事業を展開しており、2014年までにグローバル企業に成長することを目標に掲げる。こうした戦略をけん引する施策として現在取り組んでいるのが、グローバルでのITシステム統合だ。
第8回
なぜ日本からはグローバル企業が生まれないのか? 世界有数のベンチャーキャピタリストとして有名なアレン・マイナー氏は、日本のITベンチャーがシリコンバレーを目指すことの意義を力説する。世界で勝てる企業の投資・育成法とは?
第8回
止めることが許されない大規模なライフライン事業のITシステムとはどうあるべきか。安定運用を重視しつつも、「遅れている顧客サービスへのIT活用を進めていきたい」と語る吉野氏に、今後の課題と取り組みについて聞いた。
第7回
リーマン・ショック、急激な円高、さらに東日本大震災やタイの洪水の発生など、自動車メーカーの経営は大きな試練を迎えている。環境が厳しさを増すなか、本田技研工業のIT戦略は大きく変わろうとしている。“ホンダらしさ”をサポートするITのかたちをキーマンに聞いた。
第6回
大手銀行のシステム部門から転職し、日本公文教育研究会IT戦略室のリーダーとなった鈴木康宏氏は、旧態依然としていた各教室からの情報集約の仕組みをオンライン化し成果を上げ、指示待ちだった同社のIT部門を活性化させる。
第5回
スイスに本社のあるグローバル製薬大手の日本法人が、グローバル契約していたインド系のITベンダーとの契約を見直し、国内ベンダーへの切り替えを進めている。グローバルのITガバナンスとローカル・ニーズのバランスをどう考えるか、CIOに聞いた。
第7回
普及期に入ったスマートフォンにも、セキュリティ上の脅威は迫っている。モバイルを狙うマルウェアの数が、急増しているのだ。個人のみならず企業にも打撃を与えかねない「脅威」に、我々はどう対処すべきか。マカフィーの責任者に聞いた。
第4回
大成建設でITコストを30%削減し、情報システムの再構築と業務改革を並行して実施するなど、CIOとして一連の改革をリードし、CIOを離れた今も、積極的にIT部門のリーダーに向けて情報発信を行うキーマンに、CIOに求められる役割を聞いた。
第6回
ユートピアとは限らない機械文明の行く末を描いたハクスリーの名著「すばらしい新世界」。その題名にヒントを得て、トレンドマイクロのチェン社長は、クラウド時代に向かうネットワークの世界を「Brave New (Security) World」と呼ぶ。その深意とは?