
王 青
新型肺炎が猛威を振るっている中国では、人々は家に閉じ込もり、ひたすらスマホをいじる生活を強いられている。そんな中、中国のSNSやネットメディアでは、やたらと日本を称賛するニュースやコメントが目立つ。そんな中国人の心情や本音とは。中国・上海出身で日本在住の筆者が考察してみた。

今回の新型肺炎は日本でも大きなニュースになっている。現地の中国では、当然ながら、それ以上の騒ぎであり、中国・上海出身である筆者(日本在住)のもとには、多くの友人、知人から相談や情報確認の連絡がひっきりなしに来ている。現地の中国の現状をお知らせする。

年末に入り、いよいよ「お正月」。正月や新年のお祝いは、中国でも特別なものだが、中国の「お正月」や「新年」は旧暦で祝うものなので、日本とは少し事情が違う。また、お正月の過ごし方も経済発展や核家族化に伴って、昔はだんだん異なる光景になりつつある。

中国でも日本でも子どもの教育に熱心な親は多い。しかし、競争が激しい中国の教育ママぶりは、日本に比べるとそのレベルはあまりにも違う。子どもに対する教育や人生のあり方に関する認識の違いも大きい。具体的にどう違うのか。

台風15号、19号、そして21号の北上に伴う大雨など、今年は連続して台風が日本を襲った。これら一連の台風に関する日本のメディアの報道や情報は中国でもインターネットやSNSを通じて拡散され、注目された。

中国では毎年10月上旬になると、ノーベル賞の話題で盛り上がる。そして、近年の日本のノーベル賞ラッシュには、多くの中国人はいろいろと複雑な感情を抱く。その理由や背景とは。

中国にも日本と同じく「敬老の日」がある。今年の中国の敬老の日は10月7日。この日中国では、高齢者に対する多くのイベントやサービスが行われる。しかし最近は、こうしたイベントやサービスについて、中国国内で問題視されているケースもある。

2017年から鳴り物入りで始まった介護職種の外国人技能実習制度。特に、中国人介護技能実習生への期待は大きく、「日本の介護現場の人手不足を救う救世主になる」ともいわれていた。しかし、現状はなかなか厳しい。

中国でごみの分別収集が始まった。中国政府は上海を手始めに、中国全土まで一気に広げる考えだ。現在、上海では、ごみの分別で混乱状態にあり、SNS上では最もホットな話題となっている。

「日本の介護」を学ぼうと、中国から日本の介護施設への見学者が絶えない。中国は、日本の介護に、何を学ぼうとしているのだろうか。

中国でも少子高齢化社会を迎えつつあり、日本と同様に、一人暮らしの高齢者をだます悪徳商法や詐欺が増えている。問題なのは、被害に遭う高齢者の多くが「だまされている」と薄々感じていても、ついつい相手のいうままに高額商品などを購入し続けてしまうことだ。

本日は3月8日。この日は「何の日」か、ご存じだろうか。日本ではあまりなじみがないが、「国際女性デー」であり、中国では女性向けに大々的なイベントなどが行われる。中国人女性にとっても「特別な日」なのである。

東京国立博物館で特別展『顔真卿-王義之を超えた名筆』が開催されている。中国唐の書家、顔真卿(がんしんけい)の「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」をはじめ、著者な書家の作品が一堂に会する展示会だ。この展示会については当初、中国だけでなく、台湾からも批判と怒りの声が噴出した。SNSでは賛否の声で炎上状態となっている。

少子高齢化が急速に進む中国では、高齢者がかつてのように尊敬される存在ではなく、トラブルメーカーやクレーマーと化し、ネット上でもしばしば炎上する騒ぎになっている。

SNSを通じて中国全土で騒然となった五つ星高級ホテルでの清掃の実態――。清掃スタッフが客の使ったタオルでコップやトイレを拭いていたという衝撃映像だが、この背景には中国の現代社会が抱えるさまざまな問題点が存在している。

今年の夏、中国ではかつてないほど日本の高校野球と甲子園大会が注目されたのをご存じだろうか。日本の高校生が自分の青春を野球にかけて一途に戦う様子に、野球のルールさえ知らない多くの中国人が熱中し、感動したのだ。

「日本の介護」を中国やアジア諸国に“輸出”する動きもあり、中国には日本の介護事業者も相次いで進出している。今年からは外国人技能実習制度で介護職の受け入れも始まった。日本の介護は、それほど優れているのだろうか。

日本では賛否両論あるものの、受動喫煙対策は進みつつあり、愛煙家の肩身は年々狭くなっているようだ。一方、中国では受動喫煙対策や禁煙問題はどうなっているのか。中国での最新のたばこ事情を解説しよう。

6月上旬、中国では通称「高考」と呼ばれる大学統一入学試験が行われる。これによって、受験生は「人生が決まってしまう」と言われるほどの一大イベント。この間、中国全土は“戦時下”のような雰囲気に包まれる。

筆者は日本で「介護・福祉」関係の仕事をしているが、その関係上、しばしば痛感するのは、中国と日本での「死生観」の大きな違いである。今なお中国では、「死」を忌み嫌う風潮が強い。日本では考えられないほどだ。
