千本木啓文
加藤財相が「財務省解体デモ」の影響と対応策を激白、中央省庁が国民に貢献していることを発信していく
公務員の人材流出などにより、役所の仕事や教育現場などが危機にひんしている。優秀な人材を確保するために欠かせない公務員の「賃上げ」のキーパーソンである加藤勝信財務相に、待遇改善の必要性を聞いた。賃上げの原資となる国家予算を差配する現在の立場だけでなく、大蔵省職員、初代内閣人事局長、厚生労働相、働き方改革担当相などを務めた加藤氏は何を語るのか。

#1
【加藤財務相インタビュー完全版】「官僚の賃上げ」の必要性を激白、非正規公務員の待遇も改善するべき
公務員の人材流出などにより、役所の仕事や教育現場などが危機にひんしている。優秀な人材を確保するために欠かせない公務員の「賃上げ」のキーパーソンである加藤勝信財務相に、待遇改善の必要性を聞いた。賃上げの原資となる国家予算を差配する現在の立場だけでなく、大蔵省職員、初代内閣人事局長、厚生労働相、働き方改革担当相などを務めた加藤氏は「公務員の危機」について何を語るのか。

#19
青果物卸売り最大手の東京青果が揺れている。同社を25年以上にわたり牛耳ってきた川田一光会長や、息子の川田光太社長らの退任を求め、筆頭株主の東京促成青果が株主提案を行ったのだ。本稿では、川田親子の長期独裁を可能にしてきた株式の持ち合いの実態を解明するとともに、両社の確執の端緒となった35年前の東京青果トップ解任騒動の詳細を明らかにする。

#42
【前回までのあらすじ】複雑な家庭で育った「昭和の女帝」真木レイ子は、政界の黒幕の愛人になることで巨額の遺産を手に入れた。そのカネを政治家たちにばらまき、永田町で成り上がった彼女は、ライバルだった“庶民宰相” 加山鋭達との権力闘争に勝利する。そして、最後の大仕事として政界再編を仕掛ける。(『小説・昭和の女帝』最終回)

コメの価格高騰を巡る議論が紛糾する中、注目を集めるのが「コメ農家は時給10円」とする試算だ。しかし、この「時給10円説」には、重大な論理の飛躍があり、コメ農家の現状を見誤る恐れがある。また、農家の状況を検証すると、赤字農家が営農を継続する「意外な理由」が浮き彫りになってきた。コメ農家の利益構造や原価を、データを基に徹底解明した。

#41
【前回までのあらすじ】1984年の師走、「昭和の女帝」真木レイ子の母が泉下に没した。喪に服すレイ子を弟分の政治家、藤本久人が訪ね、政界再編の野望を語る。「時代遅れの加山派を潰す」「政権交代可能な野党をつくる」ことが自分の使命だという藤本を、レイ子は全力で応援することを約束し、行動に出た。(『小説・昭和の女帝』#41)

#12
JAグループの改革の旗振り役となるリーダーが不在といわれて久しい。人材が欠乏する中でも、農協役職員から期待を集める経営者は誰なのか。農協役職員アンケートの回答者248人が選んだ、JAグループの次代を担うリーダーのランキングをお届けする。

#11
農協職員が過大な営業ノルマを達成するために本来不要な共済(保険)に加入する“自爆営業”が問題になった。農水省が監視を強化する中、農協は以前のような強引な営業を自粛している。共済事業の粗利の減少率が大きいJAのランキングを大公開する。

#18
2016年のJA全農改革では、農業の資機材の価格が海外に比べて高いことが政府から問題視された。それから約10年……、農業資材や農機が割高な問題は改善されていないようだ。担い手農家アンケートの結果に基づき、農家が割高だと感じている農業の資機材を明らかにするとともに、肥料、農薬、農機、農業ハウス資材が高い理由を徹底分析する。

農協から職員が大量流出!「JA人材流出深刻度ランキング」でみる離職、採用難のリアル…1年間で職員2割減の深刻
『週刊ダイヤモンド』4月5日号の第1特集は「儲かる農業2025」です。令和のコメ騒動では、国内農業の生産力が弱まっていることが明らかになりました。しかし、暗い話ばかりではありません。日本農業の世代交代が進み、固定観念にとらわれない新時代の農業者が隆盛しているからです。特集では、プロ農家1400人、農協役職員250人から得たアンケートの回答を基に、儲かる農業の最新事情と、衰退する農協の実態に迫ります。

#17
農協が農家から「遠くなった」といわれるが、一部の農協は地道に農家支援を続けている。担い手農家アンケートの結果に基づく「農家への訪問回数が多いJAランキング」を初公開する。

#16
【中小キラリ農家5位】愛知・武ちゃん農場が「庭先販売」で売上高2倍の大躍進!おいしさと農薬使っても「不検出」を売りに
ダイヤモンド編集部が選定する「中小キラリ農家ベスト20」で5位だった愛知県の武ちゃん農場は、トウモロコシやニンジンを庭先で直売する。固定ファンをつくることで、売上高は5年間で倍増し、8000万円に伸びた。利益率は37.5%と、中小キラリ農家の中でもトップクラスだ。武ちゃん農場の儲かる秘訣を明らかにする。

#40
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は、ライバルで元総理の加山鋭達の秘書兼愛人、小林亜紀の訪問を受ける。L社事件の裁判で加山に有罪判決が出た直後だった。加山が裁判で不利になるような動きをレイ子がしていたこともあって、二人の会話はぎくしゃくしたまま終わる。(『小説・昭和の女帝』#40)

#13
ダイヤモンド編集部は、担い手農家アンケート回答者を、面積当たりの収益性に着目して評価した「中小キラリ農家ベスト20」の2025年版を発表する。今年は、農業のフランチャイズ化を進める法人が上位に食い込んだ。高収益農家の多彩な儲かるヒントを大公開する。

#12
ダイヤモンド編集部が、農家1400人から選定する「レジェンド農家ベスト20」の2025年版を公開する。住友商事、双日などと資本提携する豪農たちは、肥料の価格高騰や令和のコメ騒動といったピンチを商機に変えて成長していた。他の農業者や地方自治体を巻き込みながら急成長しているレジェンド農家の経営の秘訣を明らかにする。

JAグループを束ねるJA全中が、ITシステムの開発に失敗し200億円の損失を出したことが、ダイヤモンド編集部の取材で分かった。JA全中は、システムを使う農協などに負担金の増額を求めており、強い反発を受けている。今回の失敗は、農協界を牛耳ってきたJA全中の機能不全の象徴といえ、役員の辞任や組織の改廃は避けられない情勢だ。

#11
農家1400人の投票で決まる「カリスマ農家ランキング2025年版」を大公開する。同ランキングで首位に輝いたサラダボウルは、トマトの大規模生産で名をはせてきたが、次なる挑戦としてイチゴの栽培を始めている。新規参入者が多いため、バブルの可能性も指摘されるイチゴにおいて、同社の田中進社長はどんな戦略を描いているのか。

#39
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は、病に伏していた戦後最大のフィクサー、鬼頭紘太を見舞った。妻との思い出などを虚ろな目をして語る鬼頭をみて、レイ子は彼の死期が近づいていることを悟った。(『小説・昭和の女帝』#39)

#10
東京の大田市場を牛耳る青果物卸売最大手の東京青果が、ガバナンス不全に陥っている。市場のDXに同社首脳が待ったを掛けている他、役員による不祥事が相次ぎ、人材が流出しているのだ。青果卸のガリバーに起きている異常事態を明らかにする。

#38
【前回までのあらすじ】航空機調達をめぐる疑獄・L社事件で起訴された前総理の加山鋭達は、裁判で形勢不利に追い込まれた。決定打になったのは、「蜂の一刺し」といわれた、部下の前妻による証言だ。この証言を仕込んだのは、加山のライバルである「昭和の女帝」真木レイ子だった。(『小説・昭和の女帝』#38)
