
2025.2.9
列島改造によるインフレや金権政治で行き詰まった加山政権、その裏で暗躍したフィクサーの「陰謀」
【前回までのあらすじ】自民党の総裁公選での勝利が確実になった加山鋭達は、「昭和の女帝」真木レイ子の事務所を訪ねた。レイ子は権力の絶頂にある加山と会話する中で、彼が二十代のころに抱いていた理想を忘れてしまったことや、女性に対する支配…
副編集長
せんぼんぎ・ひろぶみ/農業の業界紙を経て、2014年からダイヤモンド編集部。電機、自動車などを取材。前職での経験を活かし特集「儲かる農業」を10年連続で刊行。本サイトで「小説・昭和の女帝」を連載。著書に「農協のフィクサー」(講談社)がある。
2025.2.9
【前回までのあらすじ】自民党の総裁公選での勝利が確実になった加山鋭達は、「昭和の女帝」真木レイ子の事務所を訪ねた。レイ子は権力の絶頂にある加山と会話する中で、彼が二十代のころに抱いていた理想を忘れてしまったことや、女性に対する支配…
2025.2.8
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」の真木レイ子は、ライバルの加山鋭達が総理の座にあと一歩まで迫ったことで危機感を抱き、右翼の巨頭、鬼頭紘太に助けを求めた。鬼頭はレイ子に頼まれるまでもなく、原発用地の買収で加山に「罠」を仕掛けてい…
2025.2.2
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は永田町の権力闘争において、ライバルの加山鋭達と互角以上の戦いをしてきた。だが、佐藤栄作が総理の座に就き、加山が自民党幹事長に昇進すると彼女の劣勢が決定的になる。次の総理の座を狙う加山…
2025.2.1
【前回までのあらすじ】レイ子は永田町で権力の階段を着実に上り、大蔵省や通産省のタニマチと称されるまでになった。だが、ライバルの加山鋭達が史上最年少で蔵相に就き、彼女の縄張りを侵していく。『小説・昭和の女帝』の第四章(#29~#32)で…
2025.1.30
JAグループを束ねるJA全中が、ITシステムの開発に失敗し200億円の損失を出したことが、ダイヤモンド編集部の取材で分かった。JA全中は、システムを使う農協などに負担金の増額を求めており、強い反発を受けている。今回の失敗は、農協界を牛耳って…
2025.1.26
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は、自民党幹事長を務める粕谷英雄と大喧嘩をし、家出のような形でアメリカにいる自動車メーカーの御曹司の下に身を寄せた。ワシントンで、レイ子は恋人と二人きり、夢のような生活に溺れるが……。…
2025.1.25
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は、パートナーである自民党幹事長、粕谷英雄と大喧嘩をし、アメリカにいる恋人の下に身を寄せることになった。レイ子の「家出」の行方は。(『小説・昭和の女帝』#27)
2025.1.24
【前回までのあらすじ】60年安保闘争の“革命前夜”、「昭和の女帝」真木レイ子はデモ隊に国会周辺で包囲されたが、命からがら抜け出した。日米安保改定と引き換えに、内閣総辞職した岸信介の後を継いだのは、レイ子とツーカーの仲である池田勇人だ…
2025.1.20
『週刊ダイヤモンド』1月25日号の第1特集は「ホンダ・日産の命運」です。急転直下の婚約劇――。ホンダと日産自動車が経営統合に向けて協議を始めました。両社が統合を急いだ背景には、日産の買収に動いていた台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の存在…
2025.1.20
ホンダと日産自動車が経営統合して生き残るための鍵は何なのか──。論点は数多いが、あまり論じられていないポイントに、両社の弱体化した「政治力」の立て直しがある。ホンダと日産、トヨタ自動車などの政治献金額や米国でのロビー活動費を比較し…
2025.1.19
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は、副総理秘書官という重責を担っていたが、満たされない日々を送っていた。そんなある日、タミヤ自動車専務の田宮浩二からドライブに誘われ、男女の関係となる。だが、田宮には妻子があった。(『…
2025.1.18
【前回までのあらすじ】岸信介内閣のキーパーソンとして政権の中枢にいた「昭和の女帝」レイ子は、タミヤ自動車専務の田宮浩二から開発中のクルマを見に来るよう誘われる。彼女は軽い気持ちで応じたが、思わぬ展開が待ち受けていた。(『小説・昭和…
2025.1.17
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は、政界の黒幕といわれていた父から禁じられていた酒に手を出した。19歳の日本人女性が、商社の戦後賠償ビジネスのために、海外の有力者に「貢ぎ物」にされるのを見て、やり切れなくなったためだっ…
2025.1.16
中国建機メーカーの台頭で、日本の「建機メーカーと商社」のタッグは曲がり角に差し掛かっている。日本勢は世界中に張り巡らせたディーラー網による保守サービスを強みとし、交換部品の供給などで高収益を上げてきた。しかし、中国勢とのシェア争い…
2025.1.12
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は、岸信介内閣で初の女性副総理秘書官となり、番記者が付くほど力を付けていた。だが、そんな彼女でも、政財界のフィクサーである鬼頭紘太からの頼みは断れない。ある日、鬼頭はインドネシア大統領…
2025.1.11
工場で働く産業用ロボットの世界四大メーカーの一角を占める安川電機は、各国の設備投資の実態を正確に知る立場にある。安川電機の小川昌寛社長に、中国や米国市場の見通しや、ライバルとして台頭してきた中国のロボットメーカーにいかに勝つか、な…
2025.1.11
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子は、鳩山一郎、吉田茂らによる保守合同に向けた話し合いに同席するなど権力の中枢にいた。他方、鬼頭紘太の力は低下していた。アメリカにとって鬼頭の価値は、戦争に欠かせないレアアースなどを調達…
2025.1.10
【前回までのあらすじ】自由党の中堅幹部となった加山鋭達は、献身的な妾や愛人秘書に支えられ、権力の階段を順調に上っていた。だが、1954年末時点の政界の序列においては、加山よりもレイ子のほうが圧倒的に上だった。(『小説・昭和の女帝』#20…
2025.1.5
【前回までのあらすじ】「政界の黒幕」と呼ばれた父・真木甚八の法事で、真木レイ子は鬼頭紘太から呼び出しを受け、浮ついた気持ちをたしなめられる。お詫びの印に「リンゴの唄」を歌わされたレイ子は、鬼頭から支配から逃れられない自分の運命を呪…
2025.1.4
【前回までのあらすじ】レイ子は、愛人関係にあった「政界の黒幕」真木甚八の“娘”として永田町で働き始めた。『小説・昭和の女帝』の第三章(#18~#28)では、自民党の選挙を仕切るまでになるレイ子の隆盛と、彼女の心の葛藤を描く。(『小説・…
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