千本木啓文
#8
農家が、生産コストの上昇分を価格転嫁できる“売り先”はどこなのか。担い手農家アンケートの1400人の回答から、値上げ可能な「儲かる販路」と「儲からない販路」をあぶり出す。近年好調だった産直EC、ポケマル、食べチョクの地位を脅かす新たな販路とは。

#9
農協の経営を安定させるには、農業関連事業を黒字化することが極めて重要だ。その鍵を握るのが、国内最大の農業商社、JA全農である。ところが、全農は2024年産のコメ集荷競争で商社に敗れたり、肥料などの価格競争力を発揮できなかったりと失策続きだ。農協役職員アンケートで分かった、全農の農産物の販売力や、肥料などの供給力への満足度を明らかにする。また、農協役職員が全農に求める改革の具体策も示す。

#7
「人手が足りない」「再生産価格で売れる販路がない」といった農家の困り事を解決しているのは、農協ではなく新興企業だった。担い手農家アンケートの結果に基づいて作成した、役立った「販売・調達ツール」と「経営・財務管理ソフト」のランキングを大公開する。

#8
農協職員が、共済などのノルマ推進を苦にしたり、モチベーションを失ったりして離職するケースが増えている。ダイヤモンド編集部は、農協のディスクロージャー誌を基に、職員の減少率を比較したJA人材流出深刻度ランキングを作成した。同ランキングから、人材の流出に歯止めがかからず、組織の存続が危ぶまれている農協をあぶり出す。

#6
農業にAIやデジタル技術を使って生産性を劇的に高めるソリューションが急速に普及している。担い手農家アンケートの結果に基づいて作成した、役立った「生産DX・効率化ツール」ランキングをお届けする。このランキングは毎年恒例だが、今年は1~3位のツールが総入れ替えとなる下克上の年となった。

#37
【前回までのあらすじ】航空機調達をめぐる疑獄・L社事件で起訴された前総理の加山鋭達は、2億円の保釈金を払って東京拘置所を出た。その後、総選挙で16万8522票を集め、勢力を盛り返す。「昭和の女帝」真木レイ子は、自民党最大勢力の加山派に弟分の政治家を密偵として送り込み、反転攻勢の機会をうかがっていた。(『小説・昭和の女帝』#37)

#7
企業の経営再建の定石の一つが、事業を取捨選択し、注力事業にヒトとカネを重点配分することだ。しかし、全国に500組織ある農協では、ほとんど事業をリストラすることなく主要11事業を続けてきた。農協役職員アンケート(有効回答数248人)の結果に基づき作成した、あるべき注力事業と非注力事業のランキングをお届けする。

#5
令和のコメ騒動の鎮静化や、コメ政策の抜本改革など、農水省が担うべき重要な役割が増えている。だが、次期事務次官の候補者は小粒感が否めない。事務方トップの椅子を争う出世レースの行方をずばり予想するとともに、次の次官が改革派リーダーに“大化け”する可能性を明らかにする。

【農家が支持するJAランキング・ベスト10】農家1400人が「全国500農協」から選んだ優良JAを大公開!5位みなみ信州、1位は?
不祥事や農林中央金庫の巨額損失など暗いニュースが多いJAグループの中にも、農家から支持されている農協は存在する。生き残る農協はどこなのか。ダイヤモンド編集部は、農家1400人が決める「JA支持率ランキング」を作成した。農家からの評価と財務データから、組合員を結集させる力がある農協を選定した。

#4
不祥事や農林中央金庫の巨額損失など暗いニュースが多いJAグループの中にも、農家から支持されている農協は存在する。生き残る農協はどこなのか。ダイヤモンド編集部は、農家1400人が決める「JA支持率ランキング」を作成した。農家からの評価と財務データから、組合員を結集させる力がある農協を選定した。

#3
企業による優良農家の囲い込みが異次元のペースで進んでいる。1年間で20~30倍の超スピードで普及する企業の農業ソリューションも少なくない。ダイヤモンド編集部が実施した「担い手農家アンケート」の結果を基に、農家から評価されている企業と農協組織のランキングを示すとともに、事業者ごとの実力と、提携するグループごとのシェア拡大状況が一目で分かる大図解を公開する。

「農協の半分が赤字転落」という組合長の懸念が現実に!?【JA赤字危険度ランキング・ワースト20】農協の年間1800億円減益の全貌
農林中央金庫が2024年度、1.9兆円の最終赤字に沈むことの農協への影響はさすがに大きかった。ダイヤモンド編集部の独自企画「JA赤字危険度ランキング」で、191農協が赤字に転落することが分かった。減益の影響が大きい「ワースト20」の農協をリストアップしたダイジェスト版をお届けする。43億円もの赤字に陥る試算結果が出た大規模農協とは。

#6
農林中央金庫が2024年度、1.9兆円の最終赤字に沈むことの農協への影響はさすがに大きかった。ダイヤモンド編集部の独自企画「JA赤字危険度ランキング」で、191農協が赤字に転落することが分かった。全国の農協の合計で、年間1800億円に及ぶ減益ショックのインパクトをJA別に明らかにする。43億円もの赤字に陥る試算結果が出た大規模農協とは。

#36
【前回までのあらすじ】戦後最大の疑獄、L社事件は、前総理、加山鋭達の逮捕という前代未聞の事態に発展した。長らく加山に縄張りを荒らされてきた「昭和の女帝」真木レイ子は、反転攻勢の策をめぐらしていた。(『小説・昭和の女帝』#36)

#35
【前回までのあらすじ】戦後最大の疑獄、L社事件は、「昭和の女帝」真木レイ子がCIA関係者から教えられた筋書き通りに進んでいた。前総理の加山鋭達は国策捜査で追い詰められ、鬼頭紘太も有罪を免れない情勢だった。CIA関係者はレイ子に、加山は「用済み」、鬼頭は「潮時」と伝えていた。後ろ盾の鬼頭と、宿敵の加山の失墜が確実になった今、レイ子はどう立ち回るのか。(『小説・昭和の女帝』#35)

#5
農林中央金庫の奥和登理事長が辞任する方針を固めたことが18日、ダイヤモンド編集部の取材で分かった。2025年3月期決算で1.5兆円超の最終赤字に陥ることの責任を取る。農林中金は、同決算期に巨額赤字に沈む見込みを発表した24年5月の決算会見当日、奥理事長の続投を決めていた。JAグループ内からは「引責辞任のタイミングは遅きに失した」との声が上がる。農林中金の次期理事長の実名と、トップ交代の裏事情、残された経営課題を明らかにする。

#34
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子の宿敵、加山鋭達の政権は、カネと女性スキャンダルによって瓦解した。さらに永田町の激震は続く。鬼頭紘太が秘密代理人を務めていたアメリカの大手航空機メーカーL社が、日本政府関係者に賄賂を贈ったことなどが発覚したのだ。(『小説・昭和の女帝』#34)

#33
【前回までのあらすじ】「昭和の女帝」真木レイ子の宿敵である加山鋭達が総理に就任した。内閣支持率は60%を超え、加山ブームが巻き起こる。それと反比例するように、レイ子は凋落していた。彼女の唯一の救いは、後ろ盾の鬼頭紘太がアメリカの巨大企業の秘密代理人として息を吹き返していることだったが……。(『小説・昭和の女帝』#33)

#4
1.5兆円超の最終赤字に沈む見込みの農林中央金庫の経営責任について、農協役職員の8割が、「現状の役員の責任の取り方では不十分」と考えていることが分かった。奥和登理事長の辞任を求める意見が大勢を占めていることも判明した。ダイヤモンド編集部が実施した「農協役職員アンケート」の結果に基づき、「奥氏は辞任すべきだ」と考える農協関係者の割合や、ガバナンスなどに対する農協役職員の本音を大公開する。

#32
【前回までのあらすじ】自民党の総裁公選での勝利が確実になった加山鋭達は、「昭和の女帝」真木レイ子の事務所を訪ねた。レイ子は権力の絶頂にある加山と会話する中で、彼が二十代のころに抱いていた理想を忘れてしまったことや、女性に対する支配欲が強くなっていることを確信した。(『小説・昭和の女帝』#32)
