2021.7.6 SDGsゴール12について、大学生と企業と地方団体が一緒に考えたこと 「SDGs」は、テレビ、新聞、雑誌、ネットニュースといったメディアで多く特集され、いまや、個人ブログやSNSでもそのアイコンを頻繁に見かけるようになった。義務教育の小・中学校のカリキュラムでも取り上げられることは珍しくなく、これから社会…
2021.6.22 なぜ、「障がい当事者のつくるメディア」が社会を元気にするのか? カラフルな表紙に、笑顔の女性の写真。キャッチーなコピーや特集タイトルが躍る雑誌「Co-Co Life☆女子部」。一見、一般のファッション誌のようだが、実はこの雑誌に登場するモデルは全て「障がい」や「難病」の女性たち。記事を執筆しているライタ…
2021.5.31 首都圏の企業が、障がい者の働けるオフィスを高知県四万十町に開いた理由 「コロナ禍」という長いトンネルの出口が見えず、新型コロナウイルスの全国的な感染は障がい者の就労にも大きな影響を及ぼしている。そうしたなか、障がい者雇用支援事業を手がけるパーソルチャレンジ株式会社(本社:東京都港区)が、今年4月に高…
2021.4.16 多様性の時代に「マイノリティデザイン」という考え方が生まれた理由 声の大きい人や自信にあふれた人が「強い者」として胸を張る。そして、マジョリティという「数の力」が物事の優劣を決める。そんな時代が終わろうとしているかのように、権威ある立場の人たちが失脚していく様子を目にする。そうしたなか、「強くあ…
2021.3.22 SDGsについて、東北の高校生たちが知って、考え、動いたこと 2015年に国連総会で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)が、新聞・雑誌・ネットといったメディアだけではなく、SNSでも目立つようになった。また、学校の授業も積極的に取り上げられ、いまや、多くの生徒が「17の…
2021.3.16 大企業で働く障がいのある社員は、コロナ禍でどうしているか? 障がい者がイノベーションを創出するための支援を行う一般社団法人 企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE)が、昨年2020年秋に、会員企業(全37社)で働く障がいのある社員に対し、“新型コロナウイルス感染症拡大の影響について”の調査を実施…
2021.3.9 東日本大震災から10年、「きこえなかったあの日」が伝えてくれる真実 東日本大震災から10年。誰もが決して忘れることのできないあの日、あの時間。さまざまな人たちがそれぞれの思いで過ごしてきた3654日(2011年3月11日~2021年3月11日)。多数のメディアや関係者が「10年」を語るなか、被災した聴覚障がい者を地震発生…
2021.3.4 自分の居場所と学び舎を探し続ける「外国にルーツを持つ子どもたち」 現在、日本には290万人あまりの外国人が暮らしている。「外国にルーツを持つ子どもたち(外国につながる子どもたち)」も年々増え、その国籍や母語の多様化が目立ってきている。「外国にルーツを持つ子どもたち」のひとつの課題が日本語の習得であ…
2021.2.22 増える特例子会社、その障がい者雇用で忘れてはいけないこと 厚生労働省の最新調査(令和2年 障害者雇用状況の集計結果)によれば、民間企業が雇用する障がい者の数は過去最高を更新。また、2020(令和2)年6月1日現在での特例子会社の数は542社で、前年より25社増えている。法定雇用率も来月2021年3月にアッ…
2021.2.16 東北地方の外国人技能実習生たちと地元の工場が成し得たリアルな交流 コロナ禍は、日本で暮らし働く外国人(在留外国人)にも大きな影響を与えている。40万人以上が在留する技能実習生については、ネガティブな報道も目立つ。いま、技能実習生たちはどういう状況に置かれ、仕事(実習)にどのように向き合っているのか?…
2021.2.9 コロナ禍の「外国人技能実習生」の実態、フィリピン人実習生の悲しみと喜び コロナ禍は、日本で暮らし働く外国人(在留外国人)にも大きな影響を与えている。40万人以上が在留している技能実習生については、その経済的困窮や失踪者の犯罪関与といったネガティブな報道もあり、悪しきイメージが先行しているようだ。実際にい…
2021.1.26 積極的か?消極的か?民間調査で見る、「障がい者雇用」の実態 企業(従業員数45.5人以上)の障がい者雇用の法定雇用率達成は41%――エン・ジャパン株式会社(本社・東京都新宿区)の人事向け総合情報サイト『人事のミカタ』によるアンケート結果だ。コロナ禍で障がい者の働き方も変化するなか、昨年(2020年)1…
2021.1.14 障がい者の入社式が教えてくれた「テレワーク」に欠かせないこと 「働き方改革」の号令ではさほど普及しなかった「テレワーク」が、コロナ禍で一般的なものになった。そのテレワークのひとつである「在宅就労(自宅でPCなどの通信機器を使った仕事)」には、メリットとデメリットがあり、雇用側と働く者の試行錯誤が…
2020.12.22 「違い」を超えて、コロナ禍で気づくMASH UP(混交)する価値と意味 女性をはじめとした多様な視点で社会の課題をとらえ、参加するみんなで未来を考えるメディア&コミュニティーがある――「MASHING UP」(企画・運営/株式会社メディアジーン)。先月11月に、その、年に一度のビジネスカンファレンスが開催された。…
2020.12.15 まぜこぜ社会を彩る「再入荷未定ショップ」との出合い 障がい者の創作活動が全国の福祉施設などで行われ、展示会や作品販売の機会も増えている。そうしたなか、障がいのある人たちが創り出したアートを商品化し、販売するストア「再入荷未定ショップ」がネット上にオープンした。「再入荷未定」の意味す…
2020.11.24 障がい者雇用で「ジョブコーチ」に求められる役割 前稿(「障がい者と企業を結ぶ「ジョブコーチ」の現在形」)では、障がいのある人の職場への定着支援を行う「職場適応援助者(ジョブコーチ)」について、 “医療型就労支援モデル”の第一人者である清澤康伸氏(一般社団法人 精神・発達障害者就労…
2020.11.19 障がい者と企業を結ぶ「ジョブコーチ」の現在形 法定雇用率のアップとともに、企業で働く障がい者が増えるなか、障がいのある人の就労を支援し、職場への定着を行う「職場適応援助者(ジョブコーチ)」の存在が注目されている。「ジョブコーチがいれば安心」と考える企業担当者もいるが、ウィズコ…
2020.11.10 外国人在留支援センターが「多文化共生」を実現する理由 新型コロナウイルス感染症の拡大は、留学生をはじめとした在留外国人や、日本での就労を希望する外国人に大きな影響を与えている。そうしたなか、今年(2020年)7月、JR四ツ谷駅前(東京都新宿区)に、外国人の出入国在留・人権・就労・労働関係の相…
2020.11.3 ウィズコロナでも、誰も置き去りにしない「あーち」という空間 2005年に神戸市(兵庫県)と神戸大学の連携協定に基づいて開設された社会教育施設“のびやかスペースあーち”。「子育て支援をきっかけにした共に生きるまちづくり」を理念にした当施設は、ダイバーシティ&インクルージョン(共生社会の理解と包摂…
2020.10.20 東野純直さんが語る、コロナ禍でのラーメン店と「明日のカタチ」 さまざまな人がそれぞれの生き方・働き方でコロナ禍の2020年を過ごしているが、この人の生き方はかなり希有なものだ――東野純直(あずまのすみただ)さん。90年代にミュージシャンとして華々しいデビューを飾り、都内の人気ラーメン店で8年間修業…