千葉敏生

(ちば・としお)

翻訳家。訳書にタレブ『反脆弱性』(ダイヤモンド社、2017)、サンプター『サッカーマティクス』(光文社、2017)、ニール『素数の未解決問題がもうすぐ解けるかもしれない。』(岩波書店、2018)、ワインバーガー『DARPA秘史』(光文社、2018)、クレオン『クリエイティブと日課』(実務教育出版、2019)、マッカスキル『〈効果的な利他主義〉宣言!』(2018)、ホワイト『キッチンの悪魔』(以上みすず書房、2019)、ワークマンパブリッシング『アメリカの中学生が学んでいる14歳からの世界史』『アメリカの中学生が学んでいる14歳からのプログラミング』(以上ダイヤモンド社、2022)、バーネット&エヴァンス『スタンフォード式人生デザイン講座 仕事篇』(早川書房、2022)ほか。

かつての日本の半導体メーカーは何がすごかったのか
クリス・ミラー,千葉敏生
HP経営幹部のリチャード・アンダーソンは、日本製のチップをテストした結果、アメリカの競合企業よりはるかに高品質だという事実に気づいてしまった。
かつての日本の半導体メーカーは何がすごかったのか
絶頂期を迎えていた日本の半導体メーカーが犯した最大のミスとは
クリス・ミラー,千葉敏生
DRAM部門で圧倒的な市場シェアを誇り、財務的な制約がほとんどなかった日本のDRAMメーカーは、マイクロプロセッサ市場を無視しつづけ、気づいたときにはもう手遅れになっていた。その結果、PC革命の恩恵を受けたのは、多くがアメリカの半導体メーカーだった。
絶頂期を迎えていた日本の半導体メーカーが犯した最大のミスとは
サムスンの半導体進出をシリコンバレーがこぞって支援した理由
クリス・ミラー,千葉敏生
シリコンバレーは、すっかり日用品(コモディティ)化したDRAMではなく、より付加価値の高い製品にアメリカの研究開発活動を集約させつつ、韓国国内でより安価な供給源を見つけることこそが、メモリ・チップ分野で日本との国際的な競争に勝つための最善策だと考えた。
サムスンの半導体進出をシリコンバレーがこぞって支援した理由
キヤノンとニコンがASMLに半導体露光装置で破れた政治的な理由
クリス・ミラー,千葉敏生
1980年代の貿易戦争の苦い記憶がいまだ抜けきらないアメリカ政府は、日本のニコンやキヤノンに国立研究所と手を組ませることだけは避けたかった。となれば、残るリソグラフィ装置メーカーはASMLのみだった。
キヤノンとニコンがASMLに半導体露光装置で破れた政治的な理由
世界最先端の半導体生産をTSMCが独占するまで
クリス・ミラー,千葉敏生
モリス・チャンはデジタル時代のグーテンベルクになろうとした。だが、蓋を開けてみれば、グーテンベルクをはるかに上回る有力者へとのし上がっていた。当時の人々には知る由もなかったが、チャン、TSMC、そして台湾は、世界最先端の半導体生産を独り占めする道を着々と歩んでいたのである。
世界最先端の半導体生産をTSMCが独占するまで
世界最大手の半導体メーカーTSMCはこうして生まれた
クリス・ミラー,千葉敏生
1985年、台湾の有力な大臣である李國鼎(りこくてい)は、モリス・チャンを台湾の半導体産業のリーダーとして雇い入れる。「ぜひ台湾で半導体産業を振興したい」と彼はチャンに告げた。「どれくらいの額があれば足りるか教えてくれ」
世界最大手の半導体メーカーTSMCはこうして生まれた
米中「半導体戦争」でアメリカが出遅れた原因? オバマ政権下のお粗末なテクノロジー政策
クリス・ミラー,千葉敏生
アメリカ政府の関係者の大半は、半導体がなんたるかもほとんど知らない有様だった。そのせいで、半導体に関するオバマ政権の動きは鈍重だった、と関係者のひとりは振り返る。単純に、半導体を重大問題のひとつとしてとらえる政府高官が少なかったからだ。
米中「半導体戦争」でアメリカが出遅れた原因? オバマ政権下のお粗末なテクノロジー政策
半導体が不足した原因は、コロナ後の「需要の急増」にあった
クリス・ミラー,千葉敏生
確かに、供給の混乱もあるにはあった。たとえば、COVID-19によるマレーシアのロックダウンで、現地の半導体パッケージング業務に支障が生じたのは事実だ。しかし、調査会社のICインサイツによると、2021年の世界全体の半導体デバイスの生産量は、1.1兆個以上と過去最高だった。2020年比で13%増だ。つまり、半導体不足は、供給の問題というより、主に需要の増加の問題だったのである。
半導体が不足した原因は、コロナ後の「需要の急増」にあった
【半導体戦争】中国のAI活用力はすでにアメリカと並んでいる可能性がある
クリス・ミラー,千葉敏生
AIシステムに関していえば、中国の能力はまぎれもなく驚異的だ。AIを活用するには、データ、アルゴリズム、計算能力の「3本柱」が必要になる。計算能力を除けば、中国の能力はすでにアメリカと並んでいる可能性もある。
【半導体戦争】中国のAI活用力はすでにアメリカと並んでいる可能性がある
半導体の供給が危ぶまれている地政学的な理由とは
クリス・ミラー,千葉敏生
現代において、何よりも半導体供給を危機に追いやる激震といえば、地殻プレート同士の衝突ではなく、むしろ大国同士の衝突だ。優位性をめぐって争い合う米中政府は、コンピューティングの未来を手中に収めるべく腐心している。そして、その未来というのは、たったひとつの小島に恐ろしいくらい依存しているのである。
半導体の供給が危ぶまれている地政学的な理由とは
【感情のしくみ解説】生命の幸福な維持を働きかける
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
生物としての人間の成功に大きく貢献した意識。感情、知性、心、認識、そして意識は、どのようにかかわりあっているのか。感情の働きに焦点を当てる。
【感情のしくみ解説】生命の幸福な維持を働きかける
【意識が及ぼす影響】苦しみと幸福の間で揺れる人間という存在
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
意識が人間に及ぼす影響はどのようなものなのか? 多様な苦しみや幸福の認識が、さまざまな人間の創造物に反映されていると考えてよさそうだ。
【意識が及ぼす影響】苦しみと幸福の間で揺れる人間という存在
【AIロボット】「感じる機械」「意識する機械」が根本的に難しい理由
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
AIやロボット工学が進展を見せているが、それでも、感情を持つ機械や、意識を持つ機械をつくるのは、非常に難しいという。その根本的な理由とは?
【AIロボット】「感じる機械」「意識する機械」が根本的に難しい理由
【ダマシオ教授】あなたの愛情は、純粋に精神的ではない
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
あえて専門用語を抑えて書かれた最先端の洞察を通じて、解明不能と言われた「意識の秘密」が明かされる。あなたが、今、抱いている感情は、純粋に精神的なものだとは言えない??
【ダマシオ教授】あなたの愛情は、純粋に精神的ではない
【魔法か科学か】人間と細菌の知性の決定的な差
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
感情、知性、心、認識、そして意識は、どのようにかかわりあっているのか。ダマシオ教授によると、知性には2種類あり、細菌はその1種類のみを使い、人間は2種類を使うと言う。その明確な違いとは?
【魔法か科学か】人間と細菌の知性の決定的な差
【素朴な疑問】人間の意識はいったい何の役に立っているのだろうか?
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
生物としての人間の成功に大きく貢献したと言われる意識。とはいえ、「意識なんて何の役にも立たない」という説を唱える研究者もいる。はたして、どのように意識は人間のやくにたっているのだろうか?
【素朴な疑問】人間の意識はいったい何の役に立っているのだろうか?
【意識が消失?】麻酔で意識がなくなるのはなぜか
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
生物としての人間の成功に大きく貢献した意識。麻酔や深い眠りで、人間は意識を失うが、その時、いったい意識はどうなっているのだろうか?
【意識が消失?】麻酔で意識がなくなるのはなぜか
【身体と脳】人間の感情と思考の根本的すぎる2つの問い
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
感情、知性、心、認識、そして意識は、どのようにかかわりあっているのか。その点を明らかにするために必要となる、思考と感情に関するあまりに根本的すぎて回答するのが難しい問いが存在する。
【身体と脳】人間の感情と思考の根本的すぎる2つの問い
人間はどうやって幸福や不幸を感じられるのか
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
感情、知性、心、認識、そして意識は、どのようにかかわりあっているのか。物理的なプロセスを心で体験することを可能にし、その結果、どうして人間は、快や苦、健康や病い、幸福や不幸を感じられるのか。
人間はどうやって幸福や不幸を感じられるのか
【生物学と神経科学】人間の心は「2種類の知性」からできている
アントニオ・ダマシオ,千葉敏生
感情、知性、心、認識、そして意識は、どのようにかかわりあっているのか。実は心は、2種類の知性がつかさどっていることがわかっている。神経科学、心理学、哲学、ロボット工学の権威が語る。
【生物学と神経科学】人間の心は「2種類の知性」からできている
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