ということは、将来の成長が過度に織り込まれていない限り、今後、経済成長していくと思う国や地域のインデックスを買って、長い間持っていれば、株価は上がっていく可能性は高いだろうという仮説が立つよね。
組み合わせて投資することが大事!
つまりは、経済が成長しそうな地域のインデックスに投資すれば良いって話だよな。で、さらに自分で研究が出来るのなら、個別により細かく絞り込んでいけば良いと。
まてよ、確定拠出のポートフォリオの話に立ち返ってみると、俺、日本株と日本国債だけで組んでるな。これだと日本の経済が20年後くらいに向けて成長してくれてないと共倒れになるってわけだよな。ちょっとこのポートフォリオを変えて新興国のETFとかを組み込んでみるわ!
そうやって異なる性格をもつ国や地域のインデックスでポートフォリオを組むってことは、価格変動の大きさをやわらげる多少の効果があるんだよ。ポートフォリオのリスク分散効果って言うんだけど。
だから、先進国だけとか新興国だけとか、アメリカだけとかインドネシアだけにするんじゃなくて、いろいろ組み合わせるのが良いよってことなのか。うん、気持ちいい。
リスク分散効果は、リターンをより大きくする効果はないけど、変動率をいくらか抑制する効果がある。長期志向だって思っても、資産額の値動きが安定してる方が激しい動きするより安心できるでしょ。
分散効果を効かせるのなら、株式以外のアセットを入れるのが、より効果があるよ。
問題は、近頃はグローバル経済の進展で各国の経済の動きの連動性が高くなったり、ITの進歩等でお金が簡単にグローバルに移動するから、一斉に同じ方向へお金が流れて「ポートフォリオの分散効果が十分に効かなくなってる」なんていう議論もあるわけだけど。
こういう予備知識があるのとないのとじゃ、ポートフォリオを組む時の安心感が違うよな。やるべきことはすべてやった、的な安心感が必要なわけだ。
というわけで俺は確定拠出を、まんべんなくカバーしてる世界経済ファンドに40%、攻め攻めの勢いで新興国に40%、様子見ながら他の資産に振り替える用としてMMFに20%で一旦Finishしました! 適当に割り振ったんじゃなく、これまでの話が生きたポートフォリオだな!うーん、スッキリ!
資産額が大きくなってくるとより安全な資産へのウェイトを多くしたり、インカムゲイン狙いで債券やREITも選択肢として重要になってくる。あまりリスクを取るべき年代じゃなくなってくると、徐々に株式よりも価格変動の小さいものの割合を増やしていくのはどうだろうかなどなど、世の中の経済状況を見ながら、個々人の経済観や経済事情によって資産運用の最適な方法は百人百様。だけど、自分で考えて納得した策を講じるってことが大事だよね。
よーし、まだまだ資産運用の入口に立っただけだけど、余裕資金も少しはあるし、ちょっと他の運用もやってみるぞー!
FIN(最終回になります。またどこかでお会いしましょう!)
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