
クレジットカードを発行するには、それぞれのカード会社による審査がある。
「クレジットカードの審査に落ちた」という人もそれなりにいるのではないだろうか。今回は、日本クレジット協会(CIC)のデータをもとに、どのくらいの確率でクレジットカードの審査に落ちるのか検証しよう。
(※関連記事はこちら!⇒クレジットカードの入会審査の実態を解説!収入が少ない人や非正規で働く人はゴールドカードやプラチナカードは作れないのか?)
まずは、日本クレジット協会の統計情報から
クレジットカードの総発行枚数を調べる

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日本クレジット協会では、クレジットカードの統計情報などを発表している。日本クレジット協会のWebサイトにアクセスし、「クレジット関連資料」の「クレジット関連統計」をクリックすると、誰でもクレジット関連の統計データを確認することができる。
例えば、「クレジットカード発行枚数調査結果一覧」を確認すると、2004年~2016年の各年のクレジットカード総発行枚数を確認できる。例えば、2016年3月末時点でのクレジットカード総発行枚数は、2億6600万枚となっている。
各年のクレジットカード総発行枚数をグラフ化すると、下記の通りだ。
グラフ化すると、クレジットカードの総発行枚数は年々増えているわけではないことがわかる。
契約件数を申込件数で割ることで、
クレジットカードの審査通過率を求められる!
日本クレジット協会が発表している統計データの中には、クレジットカードの「入会申込件数」「契約件数」「解約件数」のそれぞれをまとめた「1年間の申込・契約・解約状況」というものがある。
用語の定義をWebサイトで確認すると、「申込」は審査結果に関係なく入会申込みを受け付けた件数、「契約」は申込件数のうち会員契約を締結した件数、「解約」はクレジットカードの保有者が契約を解約した件数とのことだ。
したがって、契約件数を申込件数で割れば、どのくらい審査が通るのか(=審査通過率)を求められる。例えば、2013年の契約件数は2025万件で、申込件数は2675万件なので、審査通過率は約75.7%となる。
■クレジットカードの審査通過率の求め方
契約件数2025万÷申込件数2675万=審査通過率0.757(75.7%)
この方法で求めた、各年のクレジットカード審査通過率をグラフ化すると下記の通り。

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「1年間の申込・契約・解約状況」は2013年からの公開なので、直近4年分しか確認できないが、毎年、約75~77%は審査に通り、約23~25%は審査に落ちることがわかる。つまり、4件の申し込みのうち1件は審査に落ちるというわけだ。この数字を見ると、意外と審査は厳しいのだろう。
以上、今回は、クレジットカードの審査通過率について解説した。このコラムで、クレジットカードの審査に関係がある「日本クレジット協会(CIC)」について解説したことがあると思っていたが、どうやら解説していないようなので、次回解説したい。
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