新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#予告Photo:PIXTA、123RF

ここ数年の燃料価格や市場価格の乱高下という「大嵐」で淘汰が進んだ新電力。2022年にダイヤモンド編集部がまとめた新電力経営危険度ランキングは、債務超過や自己資本比率が危険水域、はたまた赤字など“低空飛行”の企業が目立つ散々な内容だった。その後、新電力の多くが電気料金の値上げや顧客を減らす“客切り”をして財務を改善し、業界には一服感が漂う。ただし厳しい財務が続く企業や、反対にこの逆風下にあっても販売量を急拡大した企業がある。大嵐の後の新電力で開けた新境地とは。1月15日(月)から25日(木)までの全8回で配信予定の特集『新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体』では、各社の決算データを基に新電力業界の今を徹底解剖する。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

#1 1月15日(月)配信
新電力「経営危険度」ランキング【23年冬版・主要23社】ワースト1位にKDDI系、NTTや三菱商事系は?

新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#1Photo:PIXTA

 電力販売量上位で2023年3月期決算の新電力のうち、大手のエネルギー会社や商社、通信会社が直接、もしくは間接的に資本参画する専業系新電力23社の財務状況を比較して、ランキングした。ワースト1位はKDDI系のエナリス・パワー・マーケティング。東京電力エナジーパートナー、東京ガス、出光興産などエネルギー系新電力、三菱商事や伊藤忠商事など大手商社系新電力、日本電信電話(NTT)やソフトバンクなど通信系の新電力は何位?

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#2 1月16日(火)配信
新電力「経営危険度」ワースト1位のKDDI系幹部が猛反論!5期連続債務超過でも「不安はない」発言の真意

新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#2写真提供:エナリス

 ダイヤモンド編集部がまとめた新電力経営危険度ランキングでワースト1位となったKDDI系のエナリス・パワー・マーケティング。同社は5期連続の債務超過で、2023年3月期の損益は改善方向にあるが、債務超過額はさらに膨らみ129億円となった。それでも同社親会社エナリスの幹部はダイヤモンド編集部のインタビューに「不安はない」と断言する。エナリス・パワー・マーケティングの財務に対する認識とエナリスを含めた今後の経営戦略に迫った。

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#3 1月17日(水)配信
新電力「経営危険度」ランキング【23年冬・完全版前編】ワースト9位に三菱商事&中部電系、ワースト上位3社は?

新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#3Photo:PIXTA

 専業系や兼業系、はたまた出資元を問わず、新電力の電力販売量トップ100に入る3月期決算の68社・団体の財務を徹底比較する。2023年3月期決算の企業・団体をランキングすると、ワースト9位に三菱商事や中部電力が出資するMCリテールエナジーが入った。2023年冬完全版のランキング前編を紹介。ワースト上位の主要な社に、財務の危機認識や今期の見通しについても聞いた。

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#4 1月18日(木)配信
新電力「経営危険度」ワースト上位の東京ガス系企業、債務超過15億円でもトップは野望を激白!

新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#4Photo by Masataka Tsuchimoto

 電力販売量上位で2023年3月期決算の新電力の経営危険度ランキングでは、東京ガス系のTGオクトパスエナジーがワースト上位に入った。同社は後発の新電力で、家庭向けなどの低圧電力で急激に販売量を伸ばしている。23年3月期は債務超過に陥ったものの、それを物ともせずに突き進む先の「野望」について、同社社長がインタビューに応じて語った。

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#5 1月22日(月)配信
大手電力vs新電力、新局面に突入!新電力が恐れる関西電力など「大手の攻勢シナリオ」

新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#5Photo:PIXTA

 近年の新電力の撤退、事業縮小、値上げなどで、2016年の電力小売り全面自由化以降、順調に伸びてきた新電力シェアが反転下降した。それはかつて寡占を許されていた大手電力がシェアを取り戻しつつあることを意味し、「電力自由化に逆行する事態となっている」と危機を叫ぶ声が一部にある。大手電力のシェアがさらに急伸しかねない、新電力が恐れるシナリオとは?

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#6 1月23日(火)配信
新電力の販売量ランキング激変!?王者・NTT系エネットが首位陥落の危機、下剋上を果たしそうな大手の実名

新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#6Photo:Martin Appleson/gettyimages

 2024年3月期の新電力の電力販売量の最上位クラスに、序列変化の兆しが表れている。法人向けの高圧電力で圧倒的に強く、長年王者だったNTT系のエネットが販売量を減らし、王者陥落の危機にあるのだ。下剋上を果たして初の新電力1位の座を手中に収めそうな「あの大手新電力」の実名と実力を明かす。

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#7 1月24日(水)配信
新電力にとって顧客流動化は勝機か脅威か、「電気代比較の新サービス」全容を提供企業のトップが明かす

新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#7Photo by Masato Kato

 有力テック企業のENECHANGE(エネチェンジ)が、各家庭や事務所にあるスマートメーターの電力データに基づいた電気代比較の新サービスを2023年秋から始めている。利用者が増えれば電力ユーザーの流動が進むことも予想され、「勝機となるか、脅威となるか」と、多くの新電力関係者が関心を寄せている。同社の経営トップがインタビューに応じ、新サービスの全容や課題を語った。

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#8 1月25日(木)配信
新電力「経営危険度」ランキング【23年冬・完全版後編】老舗・丸紅新電力はワースト46位、東電系のTCSは?

新電力絶体絶命!? 経営危険度ランキング全68社・団体#8Photo:PIXTA

 専業系、兼業系、出資元を問わず、新電力の電力販売量トップ100に入る3月期決算の68社・団体の財務を徹底比較した2023年冬完全版ランキングの後編をお届けする。2000年の電力小売り一部自由化後の草創期から新電力に参画する丸紅系がワースト46位。東京電力エナジーパートナー子会社でかつて販売量トップだったテプコカスタマーサービス(TCS)や、その他の有名新電力は何位に?

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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