AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#予告Photo:Eugene Mymrin/gettyimages

生成AI(人工知能)の爆発的な普及に伴い、時価総額で一時世界首位に立ち“時代の寵児”となった米半導体大手エヌビディア。AIの計算に使うエヌビディアのGPU(画像処理半導体)は、マイクロソフト、グーグル、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、テスラなど米国の巨大テック企業を中心に世界中で争奪戦が激化している。その競争に乗り遅れまいと、日本政府は、台湾積体電路製造(TSMC)やラピダスなど半導体産業への支援に続き、日本企業によるエヌビディア製GPUの調達支援に乗り出した。インターネットやスマートフォンの誕生以来となる「世界的な産業構造の激変」に、自動車で世界首位のトヨタ自動車をはじめ日本企業はどう立ち向かうのか。特集『AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦』では、7月29日(月)から全13回にわたり、経済安全保障とAI市場の拡大で新たなステージに入った半導体バブルの最前線を追う。(ダイヤモンド編集部 村井令二、浅島亮子)

#1 7月29日(月)配信
孫正義氏のAI半導体戦略「リベンジ」の全貌!エヌビディアとアーム“世紀の合併”未遂の雪辱を果たせるか

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#1Photo:JIJI

 米半導体大手エヌビディアと英半導体設計アームが合併するという半導体業界を揺るがす統合を逃した一方で、アームの巨額IPO(新規株式上場)を果たしたソフトバンクグループの孫正義会長兼社長がリベンジののろしを上げた。AI(人工知能)の頭脳となる半導体戦略をグループ総出で推進する体制を構築している。その全貌に迫る。

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#2 7月29日(月)配信
エヌビディア経済圏を全解剖!激化する「AI半導体争奪戦」に日本企業が食い込む秘策とは?

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#1Photo:REUTERS/AFLO

 米オープンAIが火を付けた生成AI (人工知能)ブームで、米エヌビディアのAI半導体「GPU(画像処理半導体)」の争奪戦が勃発した。2022年に市場投入されたGPU「H100」の供給不足は峠を越えたもようだが、24年中に出荷が始まる新製品「B200」で再び争奪戦が激化するとの見方が強まってきた。顧客としてGPUをどう調達するのか。あるいは、サプライヤーとしてどうエヌビディアに食い込むのか。世界のテック企業にとって、「エヌビディア経済圏」を攻略できるかどうかが生命線になりつつある。世界中のテック企業が群がる争奪戦で、日本企業が存在感を示す秘策はあるのか。

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#3 7月30日(火)配信
エヌビディア“一強”の死角とは?米GAFAMが「AI半導体メーカーに進出」の衝撃に迫る

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#3Photo:Justin Sullivan/gettyimages

 データセンターのサーバーで使うAI(人工知能)半導体で米エヌビディアのGPU(画像処理半導体)のシェアは9割を超える。米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、米インテルら競合2社を寄せ付けず、独り勝ちを続けるエヌビディアのGPUに死角はないのか。マイクロソフト、グーグル、アマゾン ウェブ サービス(AWS)ら米巨大テクノロジー企業らエヌビディアのGPUユーザーが、自ら半導体メーカーになる狙いとは。

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#4 7月31日(水)配信
ソフトバンク宮川社長が「生成AI・GAFAM対抗計画」の全貌を初披露、孫正義氏の夢“人工超知能”を実現へ

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#4Photo by Masato Kato

 日本国内で巨大なAI(人工知能)データセンターの建設計画を相次いで打ち出すソフトバンク。米オープンAIが開発した「ChatGPT」の登場で、生成AIの基盤となる大規模言語モデル(LLM)の開発にも自ら乗り出した。マイクロソフト、グーグル、アマゾン ウェブ サービスなど米巨大テクノロジー企業に対抗するかのように全方位のビジネスモデルを強力に推進し、孫正義氏が掲げる「人工超知能(ASI)」構想の実現に一手を打つ。宮川潤一社長を直撃し、生成AI戦略の全貌を語ってもらった。

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#5 8月2日(金)配信
トヨタ「HVはドル箱」「EVは1台当たり280万円赤字」の明暗、主力4車種の製造コストを緊急試算!

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#5Photo:Bloomberg/gettyimages

 8月1日、トヨタ自動車は2025年3月期第1四半期(4~6月)決算で営業利益が1兆3084億円となり過去最高を更新した。認証不正に伴う国内生産減という逆風を物ともせず、好決算を叩き出せた一因は、ハイブリッド車(HV)販売の絶好調にある。一体、トヨタのHVはどれくらい儲かっているのか。ダイヤモンド編集部ではトヨタの主力4車種(ガソリン車、HV、プラグインハイブリッド車〈PHV〉、バッテリーEV〈BEV〉)のコスト構造を緊急試算。HVが“ドル箱”たる所以を数字で検証した。トヨタが目論む「強かな電動車戦略」の全貌に迫った。

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#6 8月3日(土)配信
さくらネット社長が激白!エヌビディア製GPUへ「1000億円超投資」決断の全内幕

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#6

 クラウドコンピューティング・サービスを提供するさくらインターネットが、北海道石狩市のデータセンターで、米半導体大手エヌビディア製のGPU(画像処理半導体)の巨額投資に乗り出した。企業の生成AI(人工知能)開発向けのクラウドサービスを強化するため、マイクロソフト、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、グーグルといった米巨大テック企業とのGPU争奪戦に参戦するのだ。さくらインターネットの田中邦裕社長が、その攻防戦の全内幕を明らかにした。

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#7 8月5日(月)配信
豊田章男氏だけじゃない!トヨタグループ22社・取締役173人の「株主賛成率」転落の衝撃

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#7Photo:Bloomberg/gettyimages

 トヨタ自動車の株主総会で豊田章男会長の取締役再任に対する株主賛成率が71.93%まで急落したことを受けて、豊田氏は自社メディアで「このペースで行くと(賛成率が落ちると)、来年、取締役にはいられなくなる」と危機感をにじませた。株主による経営監視の目が厳しくなる中、トヨタグループでは認証不正が相次いだり、取締役会の独立性が疑問視されたりしたことから、グループを率いる豊田氏に“ノー”を突き付けた株主が続出したとみられる。豊田氏に不信任判定を下した株主の正体に迫ると共に、トヨタグループ22社に属する取締役173人分の賛成率を全公開。特に「賛成率の低かったワースト10人」をリストアップし、株主からの信任が得られなかった理由を炙り出した。

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#8 8月6日(火)配信
エヌビディアGPU奪取に政府が直談判!ソフトバンク・KDDI巻き込む4500億円投資の舞台裏

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#8Photo:AFP=JIJI

 米半導体大手エヌビディア製GPU(画像処理半導体)の争奪戦が激化している。その事態を重く見た日本政府が、エヌビディアと直接交渉に乗り出していたことが分かった。こうした政府の支援を受け、ソフトバンク、KDDI、さくらインターネットが、それぞれ1000億円規模のGPUの調達を進めていくことになった。3社を中心に、日本全体のGPUの購入額は総額4500億円規模になる見通しだ。水面下で繰り広げられた激しいGPU争奪戦の実情をリポートする。

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#9 8月8日(木)配信
【スクープ】ラピダスがトヨタ・三菱UFJらに緊急要請!「新たな資金調達スキーム」が判明

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#9Photo:AFP=JIJI

 AI(人工知能)半導体市場の拡大を見据え、最先端「2ナノ」世代の半導体の国産化を目指すラピダスが、2027年の量産化に向けて、初めての資金調達を画策していることがダイヤモンド編集部の取材で分かった。すでに、トヨタ自動車や三菱UFJ銀行などに協力を要請している。水面下で調整が進むラピダスの資金調達スキームの全容を明かす。

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#10 8月9日(金)配信
半導体・自動車・部品株「動乱相場にこそ仕込みたい238銘柄」ランキング!11位東京エレク、4位トヨタ、1位は?

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#10Photo:123RF

 日本株をけん引してきた半導体・自動車・電子部品業界。株価が乱高下するジェットコースター相場でも強い企業はどれなのか。ダイヤモンド編集部は、半導体・自動車・電子部品業界の238社を対象に、研究開発や設備投資に積極的な企業を高く評価する「生き残り力」ランキングを作成した。動乱相場の今こそ仕込んでおきたい銘柄リストをお届けする。併せて、将来の成長余地が大きいのに株式市場で評価されていない「投資魅力度」項目を指標として追加。中長期的にお宝企業に化けそうな企業を炙り出した。

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#11 8月13日(火)配信
プリファードCEOが断言、「エヌビディア1強」の牙城を崩す!27年独自AI半導体に勝機あり

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#11Photo by Hideyuki Watanabe

 AI(人工知能)サービスを提供するプリファード・ネットワークスが、米半導体大手エヌビディアの「一強」を切り崩す攻勢に打って出た。2027年に製品化を目指す独自のAI半導体が切り札だ。西川徹最高経営責任者(CEO)に、日本企業としてエヌビディアに真っ向勝負を挑む戦略の要諦を聞いた。

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#12 8月14日(水)配信
パナソニックが電池事業でトヨタに再接近!テスラ依存を脱却し「国内新工場」建設も視野

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#12Photo:Rodrigo Reyes Marin/AFLO

 トヨタ自動車とパナソニックホールディングスが電気自動車(EV)用の電池事業で急接近している。国内で電池の増産を急ぐトヨタと、米テスラ依存からの脱却を目指すパナソニックは共通の利害がありそうだ。両社の電池事業の全貌を大図解で解説し、歴史的に深い関係のある両社が国内で電池事業の「大連合」を形成する可能性を探る。

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#13 8月15日(木)配信
デンソーとアイシンが目論むトヨタからの独立戦争!持ち合い株解消で狙う「財務改革の本丸」とは?

AI半導体 エヌビディアvsトヨタ 頂上決戦#13Photo:SOPA Images/gettyimages

 表向きは“総論賛成”で進んでいるトヨタグループによる株式持ち合い解消。だが、トヨタ自動車本体とデンソーやアイシンといったグループ主流派とでは、持ち合い株見直しの進め方に温度差があるようだ。トヨタグループ主要8社における政策保有株の売却状況を明らかにすると共に、売却積極派のデンソーとアイシンが見据える「財務改革の本丸」の正体を明らかにする。

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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