トップは中古車販売のネクステージ
ネガティブ投稿数はダントツの86件
24年1~12月にネガティブ投稿が最も多かったのは中古車販売大手のネクステージで、投稿数は86件に達した。
中古車販売業界では一昨年、ビッグモーターが自動車保険の保険金を水増し請求していたことが問題化。さらにネクステージにも飛び火し、保険契約で不適切な対応があったとして、ビッグモーター出身の社長が辞任に追い込まれた。
ネクステージに関する投稿で目立つのは、働き方に関する不満だ。残業や休日出勤の多さや、心身への負担の大きさを指摘する投稿などが目立った。投稿内容は下記の通りだ。
「休みの日でも連絡が来る。残業は多いし、夜は遅くなるので、仕事後は何もできない」
「休日も常に顧客のことを考えて生活してしまうため、休んだ気がしない」
「月100時間の残業時間はメンタルがおかしくなるので、なおした方が良い」
「ノー残業デーといっても早い時間に出勤しているだけで、実質勤務時間は変わらない」
「炎天下でも毎日、車を朝から晩まで洗車させられて、水も満足に飲めない」
企業風土や離職者の多さを指摘する投稿も多かった。
「性格がやばい人でも成績さえ良ければ昇進してしまう」
「ろくに仕事を教えてもらえず、仕事が出来なければパワハラを受けるし最悪でしかない。 いきなり電話でアポイントを取れと言われても、マニュアルすらないのにやるのは無理がある」
「体質改善をうたっているが現在も体育会系気質は強く根付いている」
「納期の遅れでチーフに土下座してる先輩を見た時に辞めようと思った」
「とにかく怒鳴ることと暴言をやめてほしい」
販売手法などに関する不満もあった。
「(車体の)下回りがサビだらけの車でも、お客様には良く言って売らなければ、怒られる」
「車の知識があまりないお客さんには、少し高めの料金を請求することがあった」
また、待遇面では、インセンティブ制度の変更に関する不満が目立った。
「インセンティブ制度がなくなり、今までのやりがいがなくなった」
「インセンティブ制度が廃止したため、手当がかなり落ちた」
「インセンティブ制度が廃止されたが、仕組みや仕事内容は何も変わっておらず、社員によってはただ給料が低くなっただけ。売り上げへの圧力も以前と何も変わっていない」