投資信託おすすめ比較[2021年]
【第8回】 2012年5月10日 ザイ・オンライン編集部

毎月分配型を持っているなら「個別元本」は必ず知っておくべきだ!

それでも毎月分配型ファンドを買いますか?(第4回)

見せかけの分配金利回りや額の多寡に惑わされないためには、まずは自分の個別元本&普通分配と特別分配の割合を知っておこう。「分配金のご案内」チェックを毎月の習慣にするべし!

「電子交付サービス」の申し込みを忘れずに!

 毎月分配型ファンドへの諸々の誤解を解消したところで実践編へGO! まずは分配金の中身のチェック法から押さえていこう。

 先にも述べたように、分配の内容は購入時期などの違いで投資家によって異なる。各自で確認することがマストだ。ここで見てほしいのが上図の「分配金のご案内」。ファンドを購入した金融機関から毎月、書面で郵送されてくるか、「電子交付サービス」(無料)の申し込みをすれば、サイト上で閲覧できるものだ。

 フォーマットは会社によって多少異なるが、この場合、1万口当たりの分配金単価は60円。その内訳はというと、普通分配金0円に対し、特別分配金は60円。100%、投資元本の取り崩し状態に陥っていることがわかる。この状況が続き、基準価額が個別元本を大きく下回ってくるようであれば要注意だ。

 気づいた時には手遅れ! とならないよう毎月、「分配金のご案内」のチェックが肝要というわけだが、注意してほしいのが証券会社によってサイト上で「分配金のご案内」にたどり着く道筋が異なり、複雑である点だ。右図で、会社ごとに手順を示したので参考にしてほしい。

 さらに、注意してほしい点がもう一つ。サイト上であれば分配金の履歴を遡って確認できるが、そうでない場合、郵送されてくる「分配金の案内」を紛失してしまうと過去の記録は消滅してしまう。

 ファンドの実力を定点観測する上でも購入時の個別元本、およびその推移を押さえることは基本中の基本。ファンド購入時には、電子交付サービスの申し込みも併せてしておこう。

(取材・文/大沢玲子、ザイ編集部)

*ダイヤモンド・ザイ2012年5月号より転載