投資信託おすすめ比較[2023年]

【2023年 最新版】
「インデックスファンド」コスト比較ランキング!
信託報酬・実質コストがもっとも安いファンドは?【2023年6月6日更新】

2022年4月1日公開(2023年6月6日更新)
ザイ・オンライン編集部
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【インデックスファンド 最新ニュース!】
◆ニッセイアセットマネジメントは5月29日、インデックスファンド<購入・換金手数料なし>シリーズの4銘柄の信託報酬を6月14日から引き下げることを発表した。対象は以下の4銘柄。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(0.10230%以内⇒0.09889%以内)
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
(0.154%以内⇒0.143%以内)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
(0.154%以内⇒0.143%以内)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
(0.2079%以内⇒0.1859%以内)
この引き下げにより、各ファンドはそれぞれの資産クラスで業界最安値水準となる。

 「ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ」や「eMAXIS Slimシリーズ」「たわらノーロードシリーズ」などのあいつぐ信託報酬引き下げや、「PayPay投信インデックスファンド」や「Tracers」の新規参入など、ここ数年、インデックスファンドの競争がますます激化している。運用コストが下がるのは個人投資家にとって非常にありがたいのだが、反面、「結局、どのインデクスファンドが一番お得なのか」が、わかりにくくなってしまった。

 また、投資信託の運用コストは信託報酬だけではない。わずかだが売買委託手数料など、その他の「隠れたコスト」も発生している。本当にお得なインデックスファンドを選びたいなら、信託報酬以外のコストを加味した「実質コスト」も比較したい。
⇒「実質コスト」の計算方法はこちら

 そこで今回は、低コスト・インデックスファンのなかでも複数の証券会社で扱いがあって購入しやすく、個人投資家にも比較的人気が高い以下の16シリーズを比較。それぞれの「信託報酬」と、運用報告書などから計算した「実質コスト」を比べてランキングを作成した。

○ ニッセイ<購入・換金手数料なし>
○ たわらノーロード
○ eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)
○ eMAXIS(イーマクシス)
○ iFree
○ 三井住友・DC
○ My SMT インデックス
○ SMT インデックス
○ インデックスe
○ 野村インデックスファンド(愛称:Funds-i)
○ 野村つみたて
○ iシェアーズ
○ 楽天インデックス・シリーズ
○ Smart-i
○ SBIインデックス・ファンド(旧:EXE-i つみたて)
○ PayPay投信インデックスファンド
○ Tracers

 ランキング作成にあたり、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」のようなファンド・オブ・ファンズは、ファンド本体の信託報酬にETFの信託報酬などを加えた「実質的な負担」で比較した。

 なお「インデックスファンドとは何か?」という解説や、「つみたてNISA対応のインデックスファンド」、さらにインデックスファンドを組み合わせた「バランスファンド」については、以下の記事でくわしく紹介しているので参考にして欲しい。
【※インデックスファンドの基本的な解説はこちら!】
「インデックスファンド」の意味や特徴から、代表的な銘柄まで、初心者にもわかりやすく解説! 低コストで簡単に分散投資できるのがメリット!
【※つみてたNISA対応のインデックスファンドはこちら!】
つみたてNISA(積立NISA)のインデックス型投信の中で、信託報酬の安い商品を厳選して紹介! 騰落率や取り扱いのある金融機関にも注目して商品を選ぼう!
【※バランスファンドの比較記事はこちら!】
【2022年版】バランスファンドおすすめ比較! リスクや信託報酬などファンド選びのポイントから、おすすめ「低コスト・バランスファンド」まで解説!

【目次】※クリックで、各資産クラスのランキングへ飛びます
・全世界株式
・日本株式(TOPIX型)
・日本株式(日経平均型)
・先進国株式
・新興国株式
・日本債券
・先進国債券
・新興国債券
・日本リート
・先進国リート
>>「低コスト・インデックスファンド」取り扱い本数ランキング
>>【解説】投資信託における「実質コスト」の計算方法

全世界株式

全世界株式 インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク

Tracers
世界株式
(※1)
0.05775%
(※2)
4.89
【インデックスファンド】<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
1
SBIインデックス
全世界株式
(※3)
0.1102%
(※4)
0.123%
(※5)
1098.10
【インデックスファンド】SBI・全世界株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
eMAXIS Slim
全世界株式(オールカントリー)
(※1)
0.1131%
(※6)
0.169%
(※7、※8)
11050.40
【インデックスファンド】MAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
eMAXIS Slim
全世界株式(除く日本)
0.1131%
(※6)
0.172%
(※7、※8)
2536.76
【インデックスファンド】MAXIS Slim 全世界株式(除く日本) の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)

eMAXIS Slim
全世界株式(3地域均等型)
(※9)
0.1133% 0.187% 75.69
【インデックスファンド】MAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
4
たわらノーロード
全世界株式(※1)
0.1133% 0.215%
(※8)
60.42
【インデックスファンド】たわらノーロード 全世界株式の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
5
Smart-i
全世界株式
(※4)
0.1144% 5.67
【インデックスファンド】Smart-i Select 全世界株式インデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
5
Smart-i
全世界株式(除く日本)
0.1144% 3.38
【インデックスファンド】Smart-i Select 全世界株式インデックス(除く日本)の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)

ニッセイ
世界株式
(※10)
0.1144% 0.274% 14.71
【インデックスファンド】<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
SBIインデックス
V・全世界株式(※1)
0.1338%
(※11)
0.163%
(※12)
233.54
【インデックスファンド】SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
楽天インデックス
全世界株式
(※1)
0.202%
(※13)
0.228%
(※14)
2890.11
【インデックスファンド】楽天・バンガード・ファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
9
野村つみたて
外国株
0.209% 0.238% 878.61
【インデックスファンド】野村つみたて外国株投信の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
10
三井住友・DC
全海外株式
0.275% 0.355% 1483.73
【インデックスファンド】全海外株式三井住友・DCファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
11
eMAXIS
全世界株式
0.66% 0.722% 270.54
【インデックスファンド】eMAXISインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
※2023年6月2日時点。注記のないものは、すべて「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」に連動。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド設定から1年未満のため不明のもの。※1 日本を含む「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動。※2 一般的に含まれる指数の標章使用料などのコストが含まれていない信託報酬。指数の標章使用料は、0.1%を上限とする「諸費用」として、別途コストとして発生する。※3 日本を含む「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動。※4「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の信託報酬0.081%(有効数字の桁数の関係で小数点第4位で四捨五入)に「投資対象とする投資対象ファンドの信託報酬等」0.042%を加えた「実質的な負担」。※5「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の実質コスト0.091%に「投資対象とする投資信託証券における報酬」0.042%を加算。※6 純資産総額500億円未満の部分は0.1133%、500億円以上1000億円未満の部分は0.11319%、1000億円以上の部分は0.11308%(すべて税込)となる「受益者還元型信託報酬率」を採用しているため、記載時点の純資産総額を元に平均信託報酬を算出。※7 左欄に記載した平均信託報酬を元に算出。※8 実質コストは、信託報酬引下後の運用報告書などが出ていないため、引き下げ前の「1万口当たりの費用」などで計算した参考値。※9「TOPIX」と「MSCIコクサイ・インデックス」「MSCIエマージング・インデックス」の各インデックスファンドを33.3%ずつ組み合わせたバランスファンド。※10「TOPIX」と「MSCIコクサイ・インデックス」「MSCIエマージング・インデックス」の各インデックスファンドを名目GDP総額の比率に基づいて組み合わせたバランスファンド。※11「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」の信託報酬0.0638%に「投資対象とする投資対象ファンドの信託報酬等」0.07%を加えた「実質的な負担」。※12「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」の実質コスト0.093%(有効数字の桁数の関係で小数点第4位で四捨五入)に「投資対象とする投資信託証券における報酬」0.07%を加算。※13「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の信託報酬0.132%に「投資対象とする投資信託証券における報酬」0.07%を加算した「実質的な負担」。※14「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の実質コスト0.160%に「投資対象とする投資信託証券における報酬」0.07%を加算。

 1銘柄を買うだけで、先進国に新興国も加えた世界中すべての株式市場に幅広く投資できるのが、全世界株式インデックスファンドのメリットだ。株式に関して自分でポートフォリオを考えなくていいという意味で、初心者にもわかりやすく、非常に使い勝手の良い商品と言える。

 信託報酬を比較すると「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」がトップ、2位が今年に入って信託報酬を引き下げた「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の2銘柄、そして僅差で「たわらノーロード 全世界株式」がランクインした。

 なお「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の信託報酬は、純資産総額が500億円未満の部分は0.1133%、500億円以上1000億円未満の部分が0.11319%1000億円以上の部分が0.11308%と決まっているので、情報更新時の時価総額をもとに平均信託報酬を算出している。

 また、2023年4月26日に設定された「Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)」は信託報酬だけ見ると0.05775%(税込)とダントツに安いが、内容をよく見ると、通常含まれる「指数の標章使用料」が信託報酬に含まれていない。他のファンドの信託報酬には含まれているので、公平に比較できないとして「番外」扱いとした。1年後には運用報告書などが出て、実質コストが計算できるようになるので楽しみにしておこう。

 全世界株式のインデックスファンドを選ぶ際の注意点としては、ベンチマークとする指数の違いにより、日本株をが投資対象に入っているファンドと入っていないファンドが混在していることだ。1本で文字どおり「世界中の株」をバランス良く買いたいという人は、日本株を含むファンドがおすすめ。一方、ある程度の日本株や日本株ファンドをすでに保有している人、日本株と海外株は別々の商品に分けて管理したい人、日本株は自分で積極的に売買したいという人などは、日本株を含まない4銘柄の中から選ぶといいだろう。

■全世界株式インデックスファンドの分類
日本株 ベンチマーク ファンド名

対象
MSCI ACWI eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 
Smart-i Select 全世界株式インデックス
たわらノーロード 全世界株式 
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)
FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス SBI・全世界株式インデックス・ファンド
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 
×
対象外
MSCI ACWI(除く日本) eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
Smart-i Select 全世界株式インデックス(除く日本)
野村つみたて外国株投信
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド

eMAXIS 全世界株式インデックス
※「MSCI ACWI」は「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」の略称。

 もっとも、日本株が投資対象として含まれている「MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)」と「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」のどちらも日本株の割合は5〜6%とそれほど高くはないうえ、今は世界中の株式市場が連動して動くことが多い。そのため、2つの指数の値動きには大きな差はないので、気軽に選んでも大丈夫だ。

 なお、MAXIS Slimシリーズからは、日本株が投資対象に含まれる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と、含まれない「MAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」、さらに今回番外で紹介した「MAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」の3タイプが出ていて、ややこしいので気をつけよう。

 「MSCI ACWI」と「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」の中身を比較すると、ポートフォリオを構成する国の比率は非常に似ている。ただ、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」は小型株も含まれるが「MSCI ACWI」には含まれない、という違いがある。小型株は金額的な比率は低いので、値動きにそこまで大きな影響は与えないが、「大型株から小型株まで、できるだけ幅広く投資したい」と考える人は、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」か「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を候補として考えるといいだろう。

 「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のマザーファンド、つまり実質的な中身である「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」は、純資産総額が約100億ドルもある超メジャーなETFで、日本で米国株投資をしている個人投資家にも非常に人気が高い。それを、楽天投信投資顧問に対する信託報酬分のコストが上乗せされるとはいえ、投資信託の形で気軽に積立購入できるのは大きな魅力と言える。

 なお、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)」と「MAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」も1本で世界中の株式に分散投資できる商品なので合わせて紹介したが、複数のインデックスファンドを組み合わせたバランスファンドなので、ランキング上では「番外」扱いとした。

 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)」は、毎年公表される名目GDP(国内総生産)総額の比率に合わせて国内株式、先進国株式(除く日本)、新興国株式の資産配分を決めるバランスファンドで、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」と比較すると新興国株式の割合が高いのが特徴だ。一方「MAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」は、「TOPIX」と「MSCIコクサイ・インデックス(日本を除く)」「MSCIエマージング・インデックス」を1/3ずつ組み合わせたバランスファンドだ。1/3ずつという比率に投資効率的な意味合いはないが、中身がわかりやすいというメリットはあるだろう。

▲目次へ

日本株式(TOPIX型・日経平均型)

日本株式(TOPIX型)インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
eMAXIS Slim
国内株式(TOPIX)
0.1430%
(※1)
0.147%
(※2、※3)
744.77
【インデックスファンド】eMAXIS Slim 国内株式インデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
ニッセイ
TOPIX
0.143%
※6/14〜
0.145%
(※3)※6/14〜
605.02
【インデックスファンド】ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
My SMT
TOPIX
0.154% 0.159% 12.97
【インデックスファンド】My SMT TOPIXインデックス(ノーロード)の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
Smart-i
TOPIX
0.154% 0.163% 49.69
【インデックスファンド】Smart-i TOPIXインデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
iFree
TOPIX
0.154% 0.167% 103.88
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6
三井住友・DC
日本株式
0.176% 0.184% 916.11
【インデックスファンド】三井住友・DC日本株式インデックスファンドSの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
たわらノーロード
TOPIX
0.187% 0.197% 67.97
【インデックスファンド】たわらノーロードTOPIXの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
SMT
TOPIX
0.407% 0.413% 254.65
【インデックスファンド】三井住友TAM-SMT TOPIXインデックス・オープンの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
日本株式
インデックスe
0.407% 0.412% 36.56
【インデックスファンド】日本株式インデックスeの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
10
野村(Funds-i)
TOPIX
0.44% 0.444% 45.81
【インデックスファンド】野村(Funds-i)の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
10
eMAXIS
TOPIX
0.44% 0.444% 179.09
【インデックスファンド】eMAXISの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
※2023年6月2日時点。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド設定から1年未満のため不明のもの。※1 純資産総額500億円未満の部分は0.143%、500億円以上1000億円未満の部分は0.14289%、1000億円以上の部分は0.143278%(すべて税込)となる「受益者還元型信託報酬率」を採用しているため、記載時点の純資産総額を元に平均信託報酬を算出。※2 左欄に記載した平均信託報酬を元に算出。※3 実質コストは、信託報酬引下後の運用報告書などが出ていないため、引き下げ前の「1万口当たりの費用」などで計算した参考値。

 日本株全体の値動きを表す指数としてよく使われるのが、「TOPIX」と「日経平均株価(日経225)」の2つ。日経平均株価が代表的な225銘柄で構成されているのに対し、TOPIXは東証一部に上場するすべての銘柄の株価から算出される。そのため、「より幅広い銘柄に分散投資できる」という理由から、日本株のインデックスファンドとしてTOPIX型を選ぶインデックス投資家も多い。

 TOPIX型の信託報酬ランキングは、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」が僅差でトップに輝いた。「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」の信託報酬は、純資産総額が500億円未満の部分は0.143%、500億円以上1000億円未満の部分が0.14289%、1000億円以上の部分が0.14278%。500億円以上の部分の信託報酬が低くなっている分、ライバルより一歩抜きん出る結果となった。

 ただ、その差は0.001%以下の違いなので、1000万円の保有でもコストの差は年間数百円程度だ。インデックスファンドを選ぶときはコストの安い商品を選ぶことが大事だが、ここまで僅差になってくると、どこまでこだわるかは個人の好みだろう。

 一方、実質コストで見ると「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」がわずかにリードしている。

日本株式(日経平均型)インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
たわらノーロード
日経225
0.143% 0.145%
(※1)
906.98
【インデックスファンド】日経225たわらノーロードの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
1
ニッセイ
日経平均
0.143%
※6/14〜
0.146%
(※1)※6/14〜
494.11
【インデックスファンド】ニッセイ日経平均インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
1
eMAXIS Slim
国内株式(日経平均)
0.143% 0.148%
(※1)
290.77
【インデックスファンド】eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
1
PayPay投信
日経225
0.143% 0.426% 8.45
【インデックスファンド】PayPay投信 日経225インデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
iFree
日経225
0.154% 0.161% 462.37
【インデックスファンド】iFree日経225の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
My SMT
日経225
0.154% 0.163% 38.13
【インデックスファンド】My SMT 日経225インデックス(ノーロード)の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
野村つみたて
日経株
0.187% 0.193% 147.89
【インデックスファンド】野村つみたて日本株投信の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
Smart-i
日経225
0.187% 0.206% 64.64
【インデックスファンド】Smart-i 日経225インデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
9
日経225
インデックスe
0.209% 0.217% 16.15
【インデックスファンド】日経225インデックスeの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
10
iシェアーズ
国内株式
0.3575% 0.437% 44.44
【インデックスファンド】iシェアーズの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
11
SMT
日経225
0.407% 0.413% 349.76
【インデックスファンド】日経225 SMTの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
12
野村(Funds-i)
日経225
0.44% 0.446% 597.59
【インデックスファンド】野村(Funds-i)日経225の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
13
eMAXIS
日経225
0.44% 0.446% 389.16
【インデックスファンド】eMAXIS日経225の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
※2023年6月2日時点。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド設定から1年未満のため不明のもの。※1 実質コストは、信託報酬引下後の運用報告書などが出ていないため、引き下げ前の「1万口当たりの費用」などで計算した参考値。

 日経平均株価は、投資対象の幅広さではTOPIXに劣るものの、日本株の値動きを表す指数としてはより一般的に使われているため、日経平均型のインデックスファンドを選ぶ個人投資家も多い。

 ランキングは、2023年に入って相次いで信託報酬を引き下げた「たわらノーロード 日経225」「<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド」「eMAXIS Slim国内株式(日経平均)」、そしてた「PayPay投信 日経225インデックス 」の4銘柄がトップに並んだ。ただし「PayPay投信 日経225インデックス 」は実質コストが高めなので要注意。今後の改善に期待したいところだ。

▲目次へ

先進国株式

先進国株式 インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
eMAXIS Slim
先進国株式
0.09779%
(※1)
0.142%
(※2、※3)
4582.55
【インデックスファンド】eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
ニッセイ
外国株式
0.9889%
※6/14〜
0.137%
※6/14〜(※3)
4929.49
【インデックスファンド】ニッセイ外国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
たわらノーロード
先進国株式
0.09889% 0.145%
(※3)
3121.77
【インデックスファンド】たわらノーロードインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)

SBIインデックス
先進国株式
(※4)
0.1022%
(※5)
0.124%
(※6)
157.30
【インデックスファンド】SBI・先進国株式インデックス・ファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
4
My SMT
グローバル株式
0.1023% 0.142% 36.29
【インデックスファンド】My SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
5
iFree
外国株式
0.209% 0.241% 317.18
【インデックスファンド】iFree外国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
6
Smart-i
先進国株式
0.22% 0.286% 349.20
【インデックスファンド】Smart-i 先進国株式インデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
iシェアーズ
先進国株式
0.4125% 0.475% 30.85
【インデックスファンド】i-シェアーズ インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
外国株式
インデックスe
0.55% 0.577% 227.51
【インデックスファンド】インデックスeインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
SMT
グローバル株式
0.55% 0.582% 1600.88
【インデックスファンド】SMTグローバル株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
10
野村(Funds-i)
外国株式
0.605% 0.623% 434.55
【インデックスファンド】野村(Funds-i)インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
11
eMAXIS
先進国株式
0.66% 0.704% 696.64
【インデックスファンド】eMAXIS先進国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
※2023年6月2日時点。注記のないものは、すべて「MSCIコクサイ・インデックス」に連動。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド設定から1年未満のため不明のもの。※1 純資産総額500億円未満の部分は0.09889%、500億円以上1000億円未満の部分は0.09823%、1000億円以上の部分は0.09757%(すべて税込)となる「受益者還元型信託報酬率」を採用しているため、記載時点の純資産総額を元に平均信託報酬を算出。※2 左欄に記載した平均信託報酬を元に算出。※3 実質コストは、信託報酬引下後の運用報告書などが出ていないため、引き下げ前の「1万口当たりの費用」などで計算した参考値。※4「FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックス」に連動。※5 「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」の信託報酬0.0682%(税込)に「投資対象とする投資対象ファンドの信託報酬等」0.034%(税込)を加算した「実質的な負担」。※6「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」の実質コスト0.090%(有効数字の桁数の関係で小数点第4位で四捨五入)に「投資対象とする投資信託証券における報酬」0.034%(税込)を加算。

 先進国株式型のランキングだが、こちらも2023年に信託報酬を引き下げた「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「たわらノーロード 先進国株式」の3銘柄がトップに輝いた。

 なかでも「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は、純資産総額が500億円未満の部分の信託報酬は0.09889%、500億円以上1000億円未満の部分が0.09823%、1000億円以上の部分が0.09757%(すべて税込)の「受益者還元型信託報酬率」を採用しているのが強みとなり、見事1位となった。

 一方、実質コストは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」がトップだ。

 なお、「SBI・先進国株式インデックス・ファンド(旧:EXE-i つみたて 先進国株式ファンド)」が「番外」になっているのは、このファンドだけ「FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックス」をベンチマークにしているからだ。

 他の先進国株式インデックスファンドは、すべて「MSCIコクサイ・インデックス」をベンチマークにしている。これは、米MSCI社が提供する指数で、“日本を除く”先進国の大型株、中型株、1300銘柄以上で構成される。

 それに対し「FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックス」は、資産の6.67%を日本株に投資(2022年3月末時点)しているため、ランキングでは「番外」とした。「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」を購入する人は、投資先に日本株が含まれていることを計算したうえで、ポートフォリオを組み立てよう。

 なお、「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」を含む「SBIインデックスファンドシリーズ」は、ETFに投資をする「ファンド・オブ・ファンズ」だ。そのため、表における「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」の信託報酬は、「ファンド自体の信託報酬」と「投資対象とするETFの信託報酬など」を合計した「実質的な負担」を掲載している。

 また、特殊な商品なのでランキングには入れていないが、2030年12月31日まで「信託報酬が0%」という究極の低コストインデックスファンド「野村スリーゼロ先進国株式投信」が2020年3月16日から販売されている。2031年以降の信託報酬は0.11%以内(税込)とし、「同種ファンドにおける業界最低水準を目指して決定します」とのことだ。

 ちなみに、ほとんどの先進国型インデックスファンドのベンチマークとして使われている「MSCIコクサイ・インデックス」は、国別の比率を見ると約70%を米国株式が占めている。また、米国に次いで比率が高いイギリス、フランスなどの欧州株式も、米国株とある程度値動きの連動性がある。そのため、先進国型の代わりに、より信託報酬の低い米国株式のインデックスファンドを積み立てる投資家も増えている。国際分散の徹底よりも信託報酬の低さを重視する人や米国株の成長性に期待する人なら、米国株式型インデックスファンドを選ぶのも悪くない選択肢だろう
【※関連記事はこちら!】
「米国株型」インデックス投信の中で、信託報酬が安くておすすめの7本を紹介! コスト最安は2022年3月に設定された「PayPay投信 米国株式インデックス」!

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新興国株式

新興国株式 インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
SBIインデックス
新興国株式
(※1)
0.176%
(※2)
0.193%
(※3)
202.21
【インデックスファンド】SBI・新興国株式インデックス・ファンド[愛称:雪だるま(新興国株式)] の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
eMAXIS Slim
新興国株式
0.1858%
(※4)
0.361%
(※5、※6)
1080.37
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3
ニッセイ
新興国株式
0.1859%
※6/14〜
0.498%
(※6)※6/14〜
33.49
【インデックスファンド】<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
たわらノーロード
新興国株式
0.1859% 0.531%
(※6)
165.59
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5
My SMT
新興国株式
0.187% 0.419% 5.13
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6
楽天インデックス
新興国株式
(※7)
0.212%
(※8)
0.281%
(※9)
29.45
【インデックスファンド】楽天・新興国株式インデックス・ファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
iFree
新興国株式
(※10)
0.374% 0.658% 108.24
【インデックスファンド】iFree新興国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
インデックスファンド
海外新興国株式
0.374% 0.713% 412.21
【インデックスファンド】インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
三井住友・DC
新興国株式
0.374% 0.609% 53.50
【インデックスファンド】三井住友・DC新興国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
Smart-i
新興国株式
0.374% 0.683% 39.26
【インデックスファンド】Smart-i 新興国株式インデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
11
iシェアーズ
新興国株式
0.484% 0.579% 12.32
【インデックスファンド】i-シェアーズ 新興国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
12
野村(Funds-i)
新興国株式
0.66% 0.772% 60.81
【インデックスファンド】野村(Funds-i)新興国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
12
eMAXIS
新興国株式
0.66% 0.832% 343.08
【インデックスファンド】eMAXIS新興国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
12
SMT
新興国株式
0.66% 0.856% 280.69
【インデックスファンド】SMT新興国株式インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
※2023年6月2日時点。注記のないものは、すべて「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」に連動。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド設定から1年未満のため不明のもの。※1「FTSE エマージング・インデックス」に連動。※2「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」の信託報酬0.066%に「投資対象とする投資対象ファンドの信託報酬等」0.11%を加算した「実質的な負担」。※3「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」の実質コスト0.083%(有効数字の桁数の関係で小数点第4位で四捨五入)に、「投資対象とする投資信託証券における報酬」0.11%を加算。※4 純資産総額500億円未満の部分は0.187%、500億円以上1000億円未満の部分は0.18645%、1000億円以上の部分は0.1859%(すべて税込)となる「受益者還元型信託報酬率」を採用しているため、記載時点の純資産総額を元に平均信託報酬を算出。※5 左欄に記載した平均信託報酬を元に算出。※6 実質コストは、信託報酬引下後の運用報告書などが出ていないため、引き下げ前の「1万口当たりの費用」などで計算した参考値。※7「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス」に連動。※8「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」の信託報酬0.132%に「投資対象とする投資信託証券における報酬」0.08%を加えた「実質的な負担」。※9「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」の実質コスト0.258%に、「投資対象とする投資信託証券における報酬」0.08%を加算。※10 「FTSE RAFI エマージング・インデックス」に連動。

 新興国インデックスファンドは、信託報酬、実質コストともに「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」がランキング1位に輝いた。SBIインデックスシリーズは、全世界株式に続き、2冠を達成したことになる。

 続く2位には、信託報酬を引き下げた「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」がランクイン。こちらも、純資産総額が500億円未満の部分の信託報酬はが安くなる「受益者還元型信託報酬率」を採用したころで、同率3位のニッセイとたわらノーロードから一歩リードした形だ。

 なお、ほとんどの新興国株式インデックスファンドがすべて「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」に連動しているのに対し、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」は「FTSE エマージング・インデックス」、「iFree 新興国株式インデックス」は「FTSE RAFI エマージング・インデックス」、「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」は「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス」という、それぞれ異なる指数をベンチマークにしている。どれも新興国株式の動きに連動しているのは同じだが、カバーしている国や投資対象などが微妙に違っているので、気になる人はチェックしておこう。

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日本債券

日本債券 インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
ニッセイ
国内債券
0.132% 0.133% 84.47
【インデックスファンド】国内債券ニッセイインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
1
eMAXIS Slim
国内債券
0.132%
(※1)
0.135%
(※2)
195.78
【インデックスファンド】国内債券eMAXIS Slimインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
1
iFree
日本債権
0.132%
(※3)
0.137% 44.48
【インデックスファンド】日本債券iFreeインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
1
Smart-i
国内債券
0.132% 0.141% 22.62
【インデックスファンド】Smart-i 国内債券インデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
5
たわらノーロード
国内債券
0.154% 0.155% 230.67
【インデックスファンド】国内債券たわらノーロードインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
6
三井住友
日本債券
0.176% 0.179% 740.31
【インデックスファンド】国内債券三井住友インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
iシェアーズ
国内債券
0.297% 0.330% 7.81
【インデックスファンド】iシェアーズ国内債券インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
日本債券
インデックスe
0.407% 0.412% 13.80
【インデックスファンド】国内債券インデックスeインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
SMT
国内債券
0.407% 0.413% 275.92
【インデックスファンド】国内債券SMTインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
10
野村(Funds-i)
国内債券
0.44% 0.442% 22.26
【インデックスファンド】国内債券野村(Funds-i)インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
10
eMAXIS
国内債券
0.44% 0.443% 90.19
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※2023年6月2日時点。すべて「NOMURA-BPI総合」に連動。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド 設定から1年未満のため不明のもの。※1 純資産総額500億円未満の部分は0.154%、500億円以上1000億円未満の部分は0.1485%、1000億円以上の部分は0.143%(すべて税込)となる「受益者還元型信託報酬率」を採用しているため、記載時点の純資産総額を元に平均信託報酬を算出。※2 左欄に記載した平均信託報酬を元に算出。※3  新発10年国債の利回りが1%未満の場合。

 日本債券インデックスファンドは、最近になって信託報酬を大きく引き下げた「<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド」「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」「iFree 日本債券インデックス」「Smart-i 国内債券インデックス」が並んでトップに。この4ファンドは、ここに来て5位以下のファンドを一歩引き離す形となった。

 一方、実質コストは、僅差で「<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド」が最安となった。

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先進国債券

先進国債券 インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
eMAXIS Slim
先進国債券
0.1525% 0.167% 696.21
【インデックスファンド】先進国債券eMAXIS Slimファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
ニッセイ
外国債券
0.154% 0.197% 238.50
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3
たわらノーロード
先進国債券
0.187% 0.204% 378.21
【インデックスファンド】先進国債券たわらノーロードインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
Smart-i
先進国債券
0.187% 0.225% 20.38
【インデックスファンド】Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジなし)
の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
5
iFree
外国債券
0.198% 0.217% 71.39
【インデックスファンド】外国債券iFreeインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
6
三井住友・DC
外国債券
0.21% 0.264% 797.33
【インデックスファンド】外国債券三井住友・DCインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
iシェアーズ
先進国債券
0.3575% 0.432% 6.59
【インデックスファンド】iシェアーズ先進国債券インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
外国債券
インデックスe
0.55% 0.568% 28.31
【インデックスファンド】外国債券インデックスeファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
SMT
グローバル債券
0.55% 0.582% 277.97
【インデックスファンド】グローバル債券SMTインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
10
野村(Funds-i)
外国債券
0.605% 0.625% 27.35
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11
eMAXIS
先進国債券
0.66% 0.675% 137.27
【インデックスファンド】先進国債券eMAXISインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
※2023年6月2日時点。すべて「FTSE世界国債インデックス(除く日本)」に連動。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド 設定から1年未満のため不明のもの。

 先進国債券インデックスファンドのトップは長らく「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド 」が横並びだったが、純資産総額が500億円以上1000億円未満の部分を信託報酬が0.1485%(税込、以下同)に引き下げる「受益者還元型信託報酬率」が効果を発揮し、実質的にわずかに信託報酬を引き下げた「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」が1位となった。

 一方、実質コストも「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」が、他より頭ひとつ抜け出して単独でトップに立った。

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新興国債券

新興国債券 インデックスファンド信託報酬ランキング

投信シリーズ名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
iFree
新興国債券
0.242% 0.343% 105.12
【インデックスファンド】新興国債券iFreeファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
2
インデックスファンド
海外新興国債券
0.374% 0.658%
(※1)
100.01
【インデックスファンド】インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券の最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
eMAXIS
新興国債券
0.66% 0.752% 50.31
【インデックスファンド】新興国債券eMAXISインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
SMT
新興国債券
0.66% 0.757% 96.22
【インデックスファンド】新興国債券SMTインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
野村(Funds-i)
新興国債券
0.66% 0.782% 10.15
【インデックスファンド】新興国債券野村(Funds-i)インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
※2023年6月2日時点。すべて「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)」に連動。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド 設定から1年未満のため不明のもの。

 新興国債券インデックスファンドは、そもそも数が少なく、現在比較しているシリーズの中では5銘柄しかない。その中で「iFree 新興国債券インデックス」が、信託報酬、実質コストともにダントツの低コストで、トップの座をキープしている。

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日本リート

日本リート インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
eMAXIS Slim
国内リート
0.187% 0.191% 128.51
【インデックスファンド】eMAXIS Slim 国内リートインデックスの最新情報はこちら
1
Smart-i
Jリート
0.187% 0.197% 44.83
【インデックスファンド】Smart-i Jリートインデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
ニッセイ
Jリート
0.275% 0.276% 165.26
【インデックスファンド】ニッセイJリートインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
たわらノーロード
国内リート
0.275% 0.278% 133.54
【インデックスファンド】国内リート たわらノーロードインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
3
三井住友・DC
日本リート
0.275% 0.340% 63.50
【インデックスファンド】三井住友・DCインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
6
iFree
J-REIT
0.319% 0.328% 21.66
【インデックスファンド】J-REIT iFreeインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
7
iシェアーズ
国内リート
(※1)
0.3685% 0.468% 11.99
【インデックスファンド】iシェアーズ国内リートインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
野村(Funds-i)
J-REIT
0.44% 0.445% 83.71
【インデックスファンド】J-REIT野村(Funds-i)インデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
eMAXIS
国内リート
0.44% 0.445% 148.29
【インデックスファンド】国内リートeMAXISインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
8
SMT
J-REIT
0.44% 0.446% 354.84
【インデックスファンド】J-REIT SMTインデックスファンドの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)
※2023年6月2日時点。注記のないものは、すべて「東証REIT指数」に連動。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド 設定から1年未満のため不明のもの。 ※1「S&P J-REIT指数」に連動。

 日本リート連動のインデックスファンドは、僅差の中、「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」と「Smart-i Jリートインデックス」が頭ひとつ抜け出してトップ。実質コストは、わずかの差ながら「eMAXIS Slim 国内リートインデックス」が最安だ。

 なお、ほとんどの銘柄は「東証REIT指数」に連動しているインデックスファンドだが、7位の「i-シェアーズ国内リートインデックス」だけが「S&P J-REIT指数」への連動を目指すタイプとなっている。

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先進国リート(一部、全世界リート)

先進国リート インデックスファンド信託報酬ランキング

ファンド名
(略称)
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
純資産総額
(億円)
詳細
リンク
1
eMAXIS Slim
先進国リート
0.22% 0.292% 214.58
【インデックスファンド】eMAXIS Slim 先進国リートインデックスの最新情報はこちら
1
Smart-i
先進国リート
0.22% 0.363% 38.07
【インデックスファンド】Smart-i 先進国リートインデックスの最新情報はこちら(SBI証券ページへ遷移します)

ニッセイ
グローバルリート
(※1)
0.297% 0.358% 114.83
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3
たわらノーロード
先進国リート
0.297% 0.548% 247.53
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3
三井住友・DC
外国リート
0.297% 0.482% 216.54
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5
iFree
外国REIT
0.341% 0.449% 22.89
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6
iシェアーズ
先進国リート
0.429% 0.817% 6.86
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7
野村(Funds-i)
外国REIT
0.55% 0.656% 50.55
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7
SMT
グローバルREIT
0.55% 0.660% 296.39
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9
eMAXIS
先進国リート
0.60% 0.720% 143.25
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※2023年6月2日時点。注記のないものは、すべて「S&P先進国REIT指数(除く日本)」に連動。実質コストは、直近の運用報告書のデータより計算。実質コストが入っていないものは、ファンド 設定から1年未満のため不明のもの。 ※1 先進国及び新興国市場に上場しているリートの広範な指数である「S&Pグローバルリートインデックス」に連動。

 先進国リートインデックスファンドは、すべて「S&P先進国REIT指数(除く日本)」という指数に連動しており、その中で信託報酬の低いのが「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」と「Smart-i 先進国リートインデックス」の2銘柄。一方、実質コストでは「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」がトップとなった。

 なお、「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド」は、先進国に加え、新興国のリートも投資対象に含まれる「S&Pグローバルリートインデックス」連動型のインデックスファンド(全世界リート)のため番外とした。

 たしかに、先進国リートと全世界リートでは資産クラスが異なるので一概に比較はできないが、「S&Pグローバルリートインデックス」の国別構成比を見ると90%以上が先進国となっている。そこの違いを気にしない人や、むしろ新興国リートにも幅広く投資したいという人は、「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド」を選ぶのもアリだろう。

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低コスト・インデックスファンドの
取り扱い本数が多い証券会社

 ここまで紹介してきた低コスト・インデックスファンドの取り扱い本数の多い証券会社を紹介しておこう。各インデックスファンドの販売会社を集計した結果、以下のように5大ネット証券がトップ5を占める結果となった。また、続くSMBC日興証券と岡三オンライン証券も、信託報酬ランキング上位のファンドの大半をカバーしている。これら7つの証券会社なら、ひとつの証券口座で満足のいくポートフォリオを組むことができるだろう。

■「低コスト・インデックスファンド」取り扱い本数ランキング(全118本中
順位 証券会社 取り扱い本数 公式サイト
1 SBI証券 118
【低コストインデックスファンド・取り扱い数ランキング】SBI証券の公式サイトはこちら
2 auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) 115
【低コストインデックスファンド取り扱い数ランキング】auカブコム証券の公式サイトはこちら
3 楽天証券 111
【低コストインデックスファンド・取り扱い数ランキング】楽天証券の公式サイトはこちら
3 松井証券 111
【低コストインデックスファンド取り扱い数ランキング】松井証券の公式サイトはこちら
5 マネックス証券 108
【低コストインデックスファンド取り扱い数ランキング】マネックス証券の公式サイトはこちら
6 SMBC日興証券 80
【低コストインデックスファンド取り扱い数ランキング】SMBC日興証券の公式サイトはこちら
7 岡三オンライン 77
【低コストインデックスファンド・取り扱い数ランキング】岡三オンライン証券の公式サイトはこちら
8 フィデリティ証券 46
【低コストインデックスファンド取り扱い数ランキング】フィデリティ証券の公式サイトはこちら
9 東海東京証券 38
 
10 GMOクリック証券 32
【低コストインデックスファンド取り扱い数ランキング】GMOクリック証券の公式サイトはこちら
※2023年6月5日時点。本記事で紹介しているインデックスファンドの販売会社を集計。

 インデックスファンドは、基本的には頻繁に保有銘柄を変更するものではないので、単純に取り扱い本数が多い証券会社が良いという話ではない。自分の買いたいインデックスファンドをすべて販売している証券会社であれば、他のインデックスファンドを扱っている必要はないだろう。

 ただ、上位7つの証券会社が、低コスト・インデックスファンドに力を入れているのは確かだ。そのため、今後、魅力的なインデックスファンドが新しく発売されたとき、いち早く販売会社に名を連ねる可能性は高い。今後長期的にインデックス投資を続けていくのであれば、上位5つの証券会社のどこかに口座開設しておけば間違いはないだろう。

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【解説】
投資信託における「実質コスト」の計算方法

 最後に、比較表にも掲載している「実質コスト」について簡単に解説しておこう。ただ、ここを理解していなくてもインデックスファンドの比較はできるので、細かい計算が苦手な人は読み飛ばしてしまってもOKだ。

 インデックスファンドを含むすべての投資信託は、継続的に発生する費用を「信託報酬」として計上しているが、実際に投資信託を運用すると売買委託手数料や有価証券取引税など、わずかだが信託報酬以外の「隠れた費用」が発生してくる。この実際にかかった「隠れた費用」も含めて計算されるのが「実質コスト」だ。

 投資信託の「実質コスト」は以下の計算式で導き出される。

実質コスト=信託報酬率×1万口当たりの費用の「合計」÷1万口当たりの「信託報酬」
※式中の「信託報酬率」が一般的に「信託報酬」と呼ばれているものにあたる

 この式にある「1万口当たりの費用」や「1万口当たりの信託報酬」については、各投資信託の「交付運用報告書」や「運用報告書(全体版)」に記載されている。例えば、以下の画像は「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の「交付運用報告書」に載っている「1万口当たりの費用明細」だ。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の「1万口当たりの費用明細」画像「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の「1万口当たりの費用明細」。信託報酬は23円(0.103%)、合計は36円(0.160%)となっている(画像出典:「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の「交付運用報告書(第8期)」)
拡大画像表示

 計算に使う「信託報酬」と「合計」については、理論上で言えば「金額」と「比率」のどちらを使ってもいいのだが、一般的に有効桁数が大きい「比率」のほうを使うのがいいだろう(上の例では「金額」の有効桁数は2ケタ、「比率」は3ケタ)。「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」で設定された信託報酬(信託報酬率)は0.1023%(税込)なので、実質コストは下のように計算できる。

実質コスト(税込)
=0.1023%×0.160%÷0.103%
=0.1589%
0.159%

※有効桁数3ケタなので小数点第4位で四捨五入

 なお、「実質コスト」は基本的に投資信託を1年間運用した際、実際に発生した費用をもとに計算されるので、年によって微妙に増えたり減ったりする。なので、現時点の数字の細かいところまで比較して「こっちのファンドのほうが実質コストが0.002%安い!」などと厳密に考えすぎないように気をつけよう。

 また、設定されたばかりで運用期間が1年間に満たない投資信託の場合は、実質コストを計算することができない。本記事でも、運用期間が1年に満たないインデックスファンドは「実質コスト」が空欄になっている。

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◇ ◇ ◇


 以上、主な資産クラスにおける低コスト・インデックスファンドの信託報酬と実質コストを比較した。インデックスファンド選びでもっとも重要となる信託報酬などのコストを比較する際の参考にして欲しい。

 現在は、2023年に入って相次いで信託報酬の引き下げを決めた「eMAXIS Slim」シリーズと「ニッセイ<購入・換金手数料なし>」シリーズ、「たわらノーロード」シリーズの3つと、ファンド・オブ・ファンズ形式ながら全世界株式や新興国株式で強みを見せる「SBIインデックス・ファンド」が熾烈なトップ争いを繰り広げている。

 信託報酬の引き下げ競争が激しくなることは個人投資家にとってはメリットだ。しかし、競争が行き過ぎると、従来は信託報酬に含まれていた「指数の標章使用料」を別に分け、見た目上の信託報酬を引き下げた「Tracers」シリーズのような“わかりにくいファンド”が増えてしまう危険性はあるだろう。

 今となっては、トップクラスの低コストインデックスファンドの信託報酬の差は非常に小さいので、そこににこだわりすぎてインデックス投資が始められないというのは本末転倒。まずは、自分なりに現時点でもっとも良いと思えるインデックスファンドを選び、投資を始めてみることが大切だろう。

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