旅行好きなら絶対得する「SPGアメックス」誕生!
無料宿泊ができて、高還元でマイルも貯まる
旅行に強いクレジットカードの決定版!
■本記事は2015年時点の内容です。「SPGアメックス」は、2018年8月18日にポイントプログラムや特典内容をリニューアルしました。最新の情報については、下記の記事をご確認ください。
⇒SPGアメックスは、アメリカン・エキスプレス発行のカードの中で、専門家がイチオシする最強カード!カードの達人が「アメックスの魅力と活用法」を解説
クレジットカード会社のポイントや、航空券に交換できるマイルなど、クレジットカードで貯められるポイントにはさまざまなものがあるが、一般的にはあまり知られていない「外資系高級ホテルチェーン」のポイントがあるのをご存じだろうか?
このような高級ホテルチェーンのポイント制度(フリークエント・ゲスト・プログラムと呼ばれる)は、航空会社の「マイレージ・プログラム」と同様、宿泊回数や日数が多いほど会員ランクが上がり、受けられる特典が豪華になったり、ホテルでのサービスが優遇されたりするお得なポイント制度。
具体的には貯まったポイントを使って無料で宿泊できるほか、普通よりも早い時間にチェックインできる「アーリー・チェックイン」や、普通よりも遅い時間まで客室を利用できる「レイト・チェックアウト」、部屋のアップグレードやウェルカムサービス、専用カウンターの利用などの恩恵が受けられるようになる。
世界的な高級ホテルチェーンの多くが独自のポイント制度を運用しており、例えば、ヒルトンホテルなら「Hオーナーズ・ワールドワイド」、ハイアットホテルなら「ゴールドパスポート」、マリオットホテルなら「マリオット・リワーズ」などが有名だ。

そんなポイント制度を持つ外資系の高級ホテルチェーンのなかで、日本に進出しているホテルの数がもっとも多く、シェラトンやウェスティン、ル・メリディアン、W(ダブリュー)などの超有名ラグジュアリーホテルブランドを擁し、世界に1100件のホテルを展開しているのが「スターウッド・ホテル&リゾート」だ。
日本では「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」や「ウェスティンホテル東京」「セントレジス大阪」など、15のホテルを運営している。
各ホテルグループのポイント制度の名称と日本国内の系列ホテル
スターウッド・ホテル& リゾート |
ヒルトンホテル | ハイアットホテル | |
ポイント制度の 名称 |
スターウッド プリファード ゲスト |
Hオーナーズ・ワールド ワイド |
ゴールドパスポート |
全世界の系列 ホテル件数 |
1100件以上 | 500件以上 | 535件 |
日 本 国 内 の 系 列 ホ テ ル |
シェラトンホテル札幌 | ヒルトンニセコビレッジ | パークハイアット東京 |
ウェスティンホテル仙台 | ヒルトン成田 | アンダーズ東京 | |
シェラトン・グランデ・ トーキョーベイ・ホテル |
ヒルトン東京 | グランドハイアット東京 | |
シェラトン都ホテル東京 | ヒルトン東京ベイ | ハイアットリージェンシー 東京 |
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ウェスティンホテル東京 | ヒルトン小田原 リゾート&スパ |
ハイアットリージェンシー 箱根リゾート&スパ |
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横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ |
ヒルトン名古屋 | ハイアットリージェンシー 京都 |
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ウェスティンナゴヤ キャッスル |
ヒルトン大阪 | ハイアットリージェンシー 大阪 |
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ウェスティン都ホテル 京都 |
ヒルトン福岡シーホーク | グランドハイアット福岡 | |
シェラトン都ホテル大阪 | ハイアットリージェンシー 福岡 |
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セントレジス大阪 | |||
ウェスティンホテル大阪 | |||
神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ |
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ウェスティンホテル淡路 リゾート&コンファレンス |
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シェラトンホテル広島 | |||
シェラトン・グランデ・ オーシャンリゾート |
「スターウッド・ホテル&リゾート」が運営するポイント制度「スターウッド プリファードゲスト(=Starwood Preferred Guest。以下、SPG)」でも、航空会社の「マイレージ」同様、宿泊日数や回数に応じてゴールド会員、プラチナ会員など、ランクが上がる仕組みになっており、ランクが高くなるほど受けられる特典も多くなる。
そして2013年9月、クレジットカードを利用すれば「SPG」のポイントが貯まる「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」(以下、SPGアメックスカード)が発行された。
■スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード (SPGアメックス・カード) |
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還元率 | 1.875% ※ 1マイル=1.5円換算。6万ポイントを一度にマイルに移行した場合。 |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
年会費(税抜) | 3万1000円 | |
家族カード税抜) | あり(年1万5500円) | |
おすすめポイント | 「SPG」のゴールド会員資格が得られるほか、国内15のホテル内のレストラン、バーの料金が15%オフ(アルコール除く)に。貯まったポイントは40社以上のマイルに無期限で、自由に移行でき、6万ポイント=2万5000マイルに。また、カード継続で毎年無料宿泊券がもらえる! | |
※「SPGアメックスカード」の新規入会には「SPG」の会員であることが必須。「SPG」のサイト(http://www.starwoodhotels.com/preferredguest/index.html)から会員登録すれば発行される11ケタの会員番号をメモしてから、「SPGアメックスカード」を申し込もう。
この「SPGアメックスカード」には、3つの大きな特徴がある。
①毎年「SPGアメックスカード」の年会費を支払い、継続保有をすると
スターウッド・グループで利用できる「無料宿泊特典」がもらえる!
②「SPGアメックスカード」を保有しているだけで、
さまざまな特典が得られる 「SPG」のゴールド会員資格が得られる!
③「SPGアメックスカード」を利用して貯まったポイントは、実質無期限で、
31社の航空会社のマイルに高い交換比率で移行できる!
これら「SPGアメックスカード」のメリットは、3万1000円という高額な年会費のモトを十分取れる! 3つの特徴を順を追って紹介しながら、年会費のモトが取れる理由を説明していこう。
年会費3万1000円は、ほとんどタダ同然!?
毎年、スターウッド・グループの無料宿泊特典(一泊分)がもらえる!
前述のように、「SPGアメックスカード」はシェラトンやウェスティン、ル・メリディアンなど、高級なラグジュアリーホテルを全世界で展開する「スターウッド・ホテル&リゾート」と「アメリカン・エキスプレス・カード」の提携カードで、年会費は3万1000円。これだけを聞くと、「一介のサラリーマンには関係ないクレジットカード」と感じるかもしれないが、そうではない。
なぜなら、「SPGアメックスカード」は高額な年会費3万1000円のモトがほとんど取れてしまう、超お得な特典がついているからだ。
それは、毎年、年会費3万1000円を支払って「SPGアメックスカード」を継続保有するだけで、「スターウッド・ホテル&リゾート」が展開する、ほとんどのホテルの「無料宿泊特典」がもらえるからだ。
「スターウッド・ホテル&リゾート」では、展開するホテルを「カテゴリー1」から「カテゴリー7」まで、7段階に分けており、数字が大きくなるほど高級になる。
「SPGアメックスカード」を継続保有して得られる「無料宿泊特典」は、「カテゴリー6」までのホテルのレギュラータイプの部屋で利用が可能(スイートルームなどは不可)。しかも、このような特典には「年末年始などの繁忙期は利用不可」などの条件があるのが一般的だが、「SPGアメックスカード」の「無料宿泊特典」は、いつでも空室があれば利用することができるのだ。
では、「スターウッド・グループ」のホテルの宿泊代はいくらなのか。
国内で最上位の「カテゴリー6」に入っているのは、「ウェスティンホテル東京」「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」「セントレジス大阪」の3つのホテル。

それぞれのホテルの閑散期の宿泊代金を調べてみたところ、東京ディズニーリゾートの公式ホテルとしても知られる「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」は最低でも1万4000円程度、大阪のビジネス街・本町にある「セントレジス大阪」は最低でも1万7000円程度、そして、東京・恵比寿ガーデンプレイスのそばにある「ウェスティンホテル東京」は最低でも2万4000円程度。
そして、年末年始などの「繁忙期」はというと……3つのホテルはいずれも3万5000~5万円程度の宿泊代金が必要だった。
もちろん、日本国内以外のホテルでも宿泊は可能。世界中にある「スターウッド・ホテル&リゾート」のラグジュアリーホテルの中から、好きなホテルに宿泊できる。最上級のカテゴリー7は対象外だが、欧米はもちろん、ハワイやバリ島などのリゾートのほとんどのホテルで利用できる。
つまり、「SPGアメックスカード」の年会費3万1000円は、クレジットカードの年会費としてはプラチナカードレベルの金額だが、毎年もらえる「無料宿泊特典」を利用すれば、実はコストパフォーマンスはとても優れているカードだと言えるのだ。
次は、特徴②の「『SPG』のゴールド資格」について解説していこう。
「SPG」のゴールド会員資格が得られるので
「レイト・チェックアウト」「アップグレード」が可能に!
「SPG」では、航空会社の「マイレージ・プログラム」のように、「スターウッド・グループ」への宿泊回数や宿泊日数によって上級会員になれて、特典が充実していく仕組みになっている。
「SPG」の会員ランクは「プリファード(通常会員)」「ゴールド」「プラチナ」と、さらにその上の「SPGライフタイムゴールド」「SPGライフタイムプラチナ」の5段階に分かれており、下記のように得られる特典が異なっている。
会員ランクで受けられる特典サービスはこんなに違う!
特典内容 | 通常会員 | ゴールド会員 | プラチナ会員 |
ポイント積算の対象となる支払い 1米ドルごとに獲得できるポイント |
2ポイント | 3ポイント | 3ポイント |
いつでも利用できる「無料宿泊」および 「無料フライト」特典 |
○ | ○ | ○ |
午後4時までのレイト・チェックアウト | × | ○ | ○ |
上級会員専用の カスタマーサービス直通電話 |
× | ○ | ○ |
チェックイン時の空室状況に応じた より良い部屋へのアップグレード |
× | ○ | ○ |
チェックイン時のウェルカムギフト | × | ○ | ○ |
チェックイン時に空室状況に応じた 最高の部屋へのアップグレード |
× | × | ○ |
客室内のインターネット無料接続 | × | × | ○ |
滞在時のあらゆる要望に応える コンシェルジュサービス |
× | × | ○ |
「ゴールド」会員以上になると「ポイント積算の対象となる支払い(スターウッド・グループでの宿泊や飲食、各種サービスなど)1米ドルごとに獲得できるポイント数=3ポイント(決済時にホテルが使用する為替レートで換算される)」に増加するほか、「午後4時までのレイト・チェックアウト」「チェックイン時の空室状況に応じて、より良い部屋へのアップグレード」「チェックイン時のウェルカムギフト(SPGの125~250ポイントか、客室内の無料インターネット接続、ドリンクサービスから選べる)」など、魅力的な会員特典が受けられるようになる。
通常、「SPG」のゴールド会員になるには、「スターウッド・グループのホテルに年間10滞在以上か25泊以上」しなければならず、よほど優良な顧客でないとゴールド会員の資格を得ることができない。
しかし、「SPGアメックスカード」を保有すれば、前述の条件には関係なく、「SPG」のゴールド会員資格を得られ、「レイト・チェックアウト」や「アップグレード」などのワンランク上のサービスを受けることができるのだ。

そうして貯めたポイントは、2000ポイントから世界中の「スターウッド・ホテル&リゾート」の無料宿泊などで利用でき、無料宿泊で必要なポイント数はホテルのランクや「繁忙期」か「閑散期」かによって異なる。日本にある「スターウッド・グループ」のホテルでは、最低7000ポイントで「シェラトン都ホテル大阪」「シェラトンホテル札幌」、最低2万ポイントで「ウェスティンホテル東京」や「シェラトン・グランデトーキョーベイ・ホテル」などに空室があれば泊まることができる(「ウェスティン東京」や「シェラトン・グランデトーキョーベイ・ホテル」の場合、繁忙期は最大2万5000ポイントが必要)。
国内のスターウッド系列ホテルのカテゴリーと無料宿泊に必要なマイル数
カテゴリー | 必要ポイント数 | ホテル名 |
1 | 2000~ 3000ポイント |
― |
2 | 3000~ 4000ポイント |
― |
3 | 7000ポイント | シェラトン都ホテル大阪 シェラトン札幌 |
4 | 1万ポイント | ウェスティンナゴヤキャッスル シェラトン都ホテル東京 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ ウェスティンホテル淡路リゾート&スパ 神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ |
5 | 1万2000~ 1万6000ポイント |
ウェスティン都ホテル京都 ウェスティンホテル仙台 ウェスティンホテル大阪 シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート シェラトンホテル広島 |
6 | 2万~ 2万5000ポイント |
セントレジス大阪 ウェスティンホテル東京 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル |
7 | 3万~ 3万5000ポイント |
― |
つまり、「SPGアメックスカード」は保有しているだけでシェラトンやウェスティンなどの高級ラグジュアリーホテルで優遇される「宿泊に強い」クレジットカードなのだ。
しかも、強いのは「宿泊」だけではない。実は、「マイルへの還元率」と「ポイント交換の自由度」が非常に高い、マイラー注目のカードなのだ!