クレジットカード比較
2014年2月19日 ザイ・オンライン編集部

2014年クレジットカード業界大予測!⑤
「オムニチャンネル化」と「複合サービス」で
大手流通系のカードが脚光を浴びる!

2014年のクレジットカード業界の動向から考えるおすすめカード選び(5)

 2014年のクレジットカード業界の動向を予測して、それを踏まえたクレジットカードの選び方について考える「2014年のクレジットカード業界の動向から考えるおすすめカード選び」。

 これまで第1~4回では、生活消費ジャーナリストの岩田昭男さんが挙げた「2014年のクレジットカード業界の動向」の5つのポイントのうち、以下の4つのポイントを解説してきた。
(1)カード決済サービス「SQUARE」上陸でカードの利用シーンが拡大
(2)クレジットカードの「還元率競争」が新しい局面へ
(3)高額年会費の高級志向のクレジットカードの「質の競争」が激化
(4)「20代限定」など、ターゲットを絞ったクレジットカードの増加

 最終回となる今回は、5つ目のポイント「(5)「オムニチャンネル」化によって流通系クレジットカードに脚光」について、詳しく解説していこう。

ポイント⑤
流通大手の本格的なインターネット進出で、
「セブンカード」や「イオンカード」が“もっと使える”カードに!

 岩田さんが挙げたポイントの5つ目は、すでに人気の「流通系クレジットカード」が、今後もっと利便性が向上して、さらなる脚光を浴びる可能性があるという点だ。

 それはなぜか。実は「セブン&アイホールディングス」や「イオン」の小売大手2社が「ネットショッピング」への本格的な参入が予想されるためだ。

セブンカード・プラス
還元率 0.5~1.0%
「セブンカード・プラス」のカードフェイス
発行元 セブン・カードサービス
国際ブランド VISA、JCB
年会費 永年無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
モバイルSuica、ICOCA、nanaco
「セブンカード・プラス」の公式サイトはこちら

 そもそも、日本ではクレジットカードを利用する目的の1位が「ネットショッピング」というデータがある。

「その影響もあって、クレジットカード業界でもっとも勢いがあるのは年会費が無料で、還元率が1%の『楽天カード』。『楽天市場』や『楽天トラベル』で利用できる『楽天スーパーポイント』がもらえるので、新規入会者が大幅に増加していて、年内にも1000万人を突破するのではないかと言われています。2014年の秋からは『楽天スーパーポイント』が街中でも利用できるようになる『Rポイントカード』も本格的に始まるので、ますます使いやすくなると期待されています」

 そして、「Yahoo!JAPAN」が発行する「Yahoo!JAPAN JCBカード」も、「楽天カード」に対抗する戦略を発表している。

 「『Yahoo!JAPAN JCBカード』は2014年1月から年会費が無料になりました。『Yahoo!ショッピング』は『楽天市場』に比べるとまだ出店数は少ないんですが、昨年10月に『eコマース革命』を宣言して出店手数料の無料化を発表後、出店申し込みが急増しているので、『楽天カード』同様、『Yahoo!JAPAN JCBカード』にも注目が集まっています」

Yahoo! JAPANカード
還元率 1.0~3.0%
「Yahoo! JAPANカード」のカードフェイス
発行元 ワイジェイカード
国際ブランド VISA、Master、JCB
年会費 永年無料
家族カード あり(年会費永年無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
モバイルSuica、ICOCA、
nanaco
(JCBのみ)、au WALLET(Masterのみ)
「Yahoo! JAPANカード」の公式サイトはこちら

 さらに、2月3日には「三井住友カード」がAmazonと提携して、還元率1~1.5%の「三井住友Amazon MasterCard(アマゾンマスターカード)クラシック」「三井住友Amazon MasterCard(アマゾンマスターカード)ゴールド」を発行。発行前から大きな注目を集めていたが、人気も上々のようだ。

 Amazonでお得なクレジットカードといえば、これまでは還元率1.8%を誇る「リーダーズカード」が有名だったが、年間カード利用額が50万円未満なら「三井住友Amazon MasterCard(アマゾンマスターカード)クラシック」、50万円以上なら「リーダーズカード」のほうが還元率が高くなるので、カード利用額によって選ぶクレジットカードが変わってきそうだ。

 このように、これまで「ネットショッピングサイト」の大手と紐づいたクレジットカードが人気になる傾向が強かったのだ。

「ネットショッピングサイトの大手と言えば、これまでは『楽天』『Yahoo!』『Amazon』『リクルート』『ドコモ』が5大ブランドでした。基準は会員数が2000万~3000万人以上といったところです。ところが、そんなネットの世界に実店舗での小売業大手、セブン&アイホールディングスとイオングループが本格的に参入しようという動きを見せています」

 リアル店舗で圧倒的な地位を築いている「セブン&アイホールディングス」と「イオン」だが、ともに「オムニチャンネル化」に注力し始めており、そのためにクレジットカードを利用する動きが出ているのだ。