
丸山貴宏
職場で期待して転職者を迎えたものの、事前の触れ込みと実際の能力にギャップがあり「思ったより使えない」と困惑したことがある人は多いだろう。経歴を過剰に盛って伝えてはいけない、という当たり前の話の一方で、盛っていないのに勝手に新しい職場で期待値が上がり過ぎ、転職者が困惑してしまうケースもある。リモートワークの普及で直接、上司や同僚と対面する機会が減っているなか、転職者が自分に対する職場の期待値を適切に調整し、「思ったより使えない」という不本意を評価を下されないためにはどうすればよいだろうか。

以前と比較すると、今は社外から転職の声が掛かりやすいビジネス社会になっている。「最近、面白い人いませんか?」「若手で目立っている人材はいますか?」など、人材ニーズのある企業は常にアンテナを張って探している。そのアンテナにキャッチされる存在になれば、転職などいつでもできる。逆に顧客や取引先から「うちに来ませんか」と打診されたことがない人は、危機感を持ったほうがよいのだ。

新型コロナ感染拡大でリモートワークの普及が進んだが、フルリモートにする企業がある一方で、オフィス回帰の姿勢を強めるケースも見られ、メリット、デメリットを巡って様々な混乱が起きている。フルリモートの企業への転職を考える際、既に勤務している会社がリモートワークに移行する場合とは、難易度が大きく異なることから、転職先企業がどのような働き方を推奨しているか、リモートワークを支える仕組みや制度の整備状況など、その取り組み方を特に注意して確認する必要がある。

昇進のためには何をすべきかを考えた時、まず頭に浮かぶのはそれぞれの持ち場で成果を出すこと。だが、残念なことに世の中は成果を出してもすぐに評価がなされ、昇進できる会社ばかりではない。では、成果が評価されやすい職場はどんなところか。また成果を出しても評価されない人は今後、どうすればよいのだろうか。

40代から50代のミドル転職が増えていると言われているものの、求人を見ると実は幹部ポジションの人材募集はあまりない。ネットで検索してもなかなか見つからない。実はそこにはさまざまな事情が隠れている。ミドルのホワイトカラーの転職の実態を見ていこう。

キャリアコンサルタントが30代のビジネスパーソンを対象にキャリア相談を行っているとき、困ってしまう質問がある。「自分ならどの会社が、いくらで買ってくれるのか教えてほしい」だ。なぜこんなことを聞くのだろうか。

大企業では仕事ができても、転職して組織の外に出た途端、期待された成果には程遠くなるタイプの管理職がいる。そうならないためにはどうすれば良いのだろうか?

新卒で大手企業に就職した人の中には、新卒スタートアップ就職組と比べ、自分たちのほうが安定していて給与も高いと思い込んでいる人が少なくない。ところが、スタートアップの給与が年々増加しているため、現状ではあっさり抜かされていることも多い。詳しく解説しよう。

転職後、いきなり誰とも面識のない集団のリーダーに就任し、チームを動かしていくのは簡単ではない。信頼される上司になるにはどうすれば良いのだろうか?

働き方改革で、かつてのような長時間労働はできなくなった。実は、働き方改革によって労働時間が削減される方向にある現状は、周囲との差を付けるチャンスだ。詳しく解説しよう。

年収アップで転職している人の割合が過去最高水準となっているとの調査結果が出ており、「自分も転職で給与アップできるのでは」と期待を高めている人が少なくない。しかしそういう時期だからこそ、目先の給与アップに目がくらんでしまい、結果的に貧乏くじを引いてしまうケースがあることにも注意が必要だ。

キャリアの選択肢の一つとして、「起業」が以前と比べて身近に意識されるようになってきている。とはいえ、新たにビジネスを立ち上げるのは一筋縄ではいかない。どんな人が起業後、ビジネスを離陸させ、軌道に乗せているのだろうか。

かつて、転職できるのは35歳が上限という「35歳転職限界説」が主張されていた。今では昔話だが、最近では、別の意味で35歳が転職の一つの分かれ目になってきている。どういうことだろうか。転職市場のトレンドを解説しよう。

転職でキャリアを飛躍させる人は「辞め太り」していくものだ。「辞め太り」はどういうことなのか、退職代行サービスを使ってはいけない理由とともに解説する。

人生100年時代、キャリア人生の折り返し地点付近にいる40代のビジネスパーソンは、どのようなキャリアを積んでいくとよいのだろうか。まず、40代だからもう成長しないという発想は捨て、自身の職務遂行能力に磨きをかけ続けることが大切である。40代でキャリアの可能性を広げるにはどうすればよいか、解説しよう。

せっかく自分が希望した会社への転職に成功しても、違和感を覚える人は少なくない。どんな会社でも課題がある上、ローカルルールにも違いがあるからだ。そんなときはどう対処すればよいのだろうか。

役職が上の人ほど、これまでに蓄積した経験やスキルをたくさん保持している。ところが、そういう人は転職先で、信頼関係を構築する前に周囲からそっぽを向かれてしまう「出羽守(でわのかみ)」になりがちだ。そうならないためにはどうすればいいのだろうか。

転職希望者の中には、「本部長以上でなければ」など、「肩書き」に強いこだわりを持つ人がいる。こういう人は大抵の場合、転職市場では評判が悪く、転職できたとしてもうまくいかない。なぜなのだろうか。

コロナ禍であっても転職市場で引く手あまたなのは、自身で事業をつくり、運営し、発展させられる人、すなわち「要(かなめ)人材」だ。要人材になるにはどうすれば良いのだろうか?

キャリアの可能性を広げる上で極めて重要なポイントであるものの、意外と見落とされがちな要素が「出会い」だ。チャンスは必ずしも直接的に親しい関係性からもたらされるとは限らず、比較的距離が遠く、つながりの弱い人たちのほうが、普段得られない新鮮な情報をもたらしやすいようだ。では、そのような出会いを得るにはどうすればよいのだろうか。
