江田智昭
第140回
【お寺の掲示板140】何でもほどほど水平がよい
タイパやコスパ重視の「最速」「最短」で結果を求める気持ちが若い人中心に感じることがあります。そこには失敗を恐れる気持ちが強く働いているようです。経験は無駄にはなりません。極端を避け、豊かな人生を送りましょう。

第139回
【お寺の掲示板139】暗闇だからこそ光に気づく
闇があるからこそ、光の下で見えることがあります。人は辛いとき、苦しいとき、何に救いを求めるのでしょうか。“かかりつけ医”ならぬ“かかりつけ僧”がいると、人生が少し豊かになるのかもしれません。

第138回
【お寺の掲示板138】おなじ船にのっている
今年も7月から「輝け!お寺の掲示板大賞2025」の応募が始まります。街で見掛けたお寺の掲示板をぜひ、投稿してみてください。今回は24年度「寺社NOW賞」と「彼岸寺賞」の受賞作品をご紹介いたします。ご参考にしてください。

第137回
【お寺の掲示板137】正義の反対は別の正義
今年も7月から「輝け!お寺の掲示板大賞2025」の応募が始まります。街で見掛けたお寺の掲示板をぜひ、投稿してみてください。今回は24年度の「文化時報賞」と「仏教タイムス賞」の受賞作品をご紹介いたします。ご参考にしてください。

第136回
【お寺の掲示板136】しあわせは築くものじゃなくて気づくもの
今年も7月から「輝け!お寺の掲示板大賞2025」の応募が始まります。街で見掛けたお寺の掲示板をぜひ、投稿してみてください。昨年末に大賞受賞作品をご紹介しましたが、他の受賞作品をご紹介して参ります。ご参考にしてください。

第135回
【お寺の掲示板135】望もうと望むまいとあなたは独りじゃない。
師走恒例「輝け!お寺の掲示板大賞2024」受賞作品発表の時期が今年も訪れました。ウクライナで、中東で戦火は止まず、物価高で「減税」を望む声が高まり、選挙はSNSに翻弄された2024年でしたが、大賞受賞作品のテーマは「孤独」です。

第134回
【お寺の掲示板134】人生を歪ませる「自分都合メガネ」
「帰巣本能」というのはすごいもので、前夜の記憶は曖昧でも、ちゃんと自分の部屋で寝ていたりします。イスラームに限らず、宗教的に「飲酒」を戒めることはよくあります。それは健康のためというよりも、「前後不覚」に陥らないためなのです。

第133回
【お寺の掲示板133】「極悪女王」を生み出した“卑下慢”
一世を風靡(ふうび)した全日本女子プロレスは、1970年代のマッハ文朱、ビューティ・ペアから人気が上昇、ゴールデン・ペアを経て、80年代に入ってからミミ萩原やデビル雅美、ジャガー横田といった強烈な個性が飛び出し、それは「ダンプ松本」の登場で頂点に達しました。

第132回
【お寺の掲示板132】その行いは自分自身に跳ね返ってくる
今年の出生数は予測より20年ほど早く70万人を割り込みそうで、少子化に歯止めがかかりません。一方で、高齢者に対する風当たりは強く、「集団自決」「安楽死」といった言葉が東大出のエリートから吐かれております。こんな時は、マフィアの2代目ドンの言葉に耳を傾けてみましょう。

第131回
【お寺の掲示板131】仏の教えで自分自身の「闇」を見つめる
「光あるところに影がある」はアニメ『サスケ』の冒頭で流れるナレーションでした。武将の栄光の影には、あまたの忍者の犠牲があったと続くのですが、ゾロアスター教の昔から、光は希望であり、闇を打ち破る力でもあるのです。

第130回
【お寺の掲示板130】「タイパ」から幸せは生まれない
Z世代と呼ばれるデジタルネイティブな若者は、「切り出し」が得意です。一本の映画を10分程度に切り取ってまとめた「ファスト映画」が話題になりました。時間が有限なものとはいえ、いくら時間効率を追い求めても幸せにはなれません。

第129回
【お寺の掲示板129】「いずれ老害と呼ばれる」ことへの想像力
朝の時計代わりに見る人も多いNHK連続テレビ小説ですが、女性初の裁判官である三淵嘉子を演じた伊藤沙莉さんの熱演に魅せられた人も多かったようです。人間、生きていれば必ず歳を取ります。「老いるショック」(みうらじゅん)に打ちひしがれる前に、「タイム・イズ・オン・マイサイド」、時を自分の味方につけてください。

第128回
【お寺の掲示板128】こんなふうに生きていけたなら
今年も「お寺の掲示板大賞」の秋がやってきました。涼しい朝晩には散歩をして、お寺の掲示板の言葉を読みながら、毎日を新鮮な気持ちでお過ごしください。

第127回
【お寺の掲示板127】三途の川の渡し賃は据え置きです
急激な円安もあって、「物皆上がる令和5年」はスタグフレーションを感じさせる年でした。都内の火葬場、一週間待ちは当たり前、要する費用も年々アップ。死んでからもタダでは済まされないご時世ですが、先人の辿った道を知り、自分の“個性”と向き合いましょう。

第126回
【お寺の掲示板126】世界は自分の心を通して見えてくる
2024年のお正月、どのように過ごされましたか。昨年は、ウクライナとパレスチナ・ガザ地区の戦火が止まず、政治家の資金稼ぎにパー券で裏金をつくるカルチャーも露呈して、人の心も荒みがちでした。新しい年の過ごし方を掲示板とともに考えてみましょう。

第125回
【お寺の掲示板125】門松は冥土の旅の一里塚
元旦に今年の目標を立て、書き初めで「見える化」して、今年こそとは思うものの、三が日で終わる「三日坊主」になってしまう。その時はどうするか。松の内、五日目にもう一度、仕切り直してみることが大切なのです。

第124回
【お寺の掲示板124】疲れたらひと休み
本日は全国的にクリスマス、2023年も残すところ1週間を切りました。観測史上最も暑かった1年、新型コロナ禍が落ち着いても、体調を崩す人が多かったのでは。疲れたら休む。孤独な時にも仏さまのご縁がある。良いお年を。

第123回
【お寺の掲示板123】自分を苦しめている2つのものを知る
早いもので、2023年も残すところ2週間を切りました。毎年恒例「今年の漢字」には「税」が選ばれましたね。受賞作品のご紹介3回目は、自分を苦しめている二つのものについて問い掛ける作品が並びました。

第122回
【お寺の掲示板122】うわさ話は賢き人のところで……
前回の大賞と仏教タイムズ賞受賞作品に続き、今回も二つの受賞作品をご紹介します。一つはネット時代の戒め、もう一つは高齢化社会の慰めです。年末年始にはお寺に行って、自分の心と向き合ってみましょう。

第121回
【お寺の掲示板121】てえへんだ、てえへんだ、この俺が死ぬなんて
6回目となった「輝け!お寺の掲示板大賞2023」の受賞作品が発表されました。あまりにも暑かった2023年は、著名な新興宗教団体の教祖や中興の祖が亡くなるなど、時代の変わり目を強く感じさせる一年でした。世相も反映した今年の掲示板の数々を振り返ってみましょう。
