
2019.10.28
【お寺の掲示板60】お釈迦様を嫌いな人もいた
あらゆる人に嫌われたくないと願っても、それはかなわない望みです。他人の下した評価に一喜一憂してもどうなるものでもありません。お釈迦様は、自分を憎んで非難してきた人たちに対して「既読スルー」で対処してきたのです。
浄土真宗本願寺派僧侶。1976年福岡県北九州市生まれ。早稲田大学社会科学部・第一文学部東洋哲学専修卒、文学研究科(東洋哲学専攻)中退。ドイツ・デュッセルドルフにある仏教寺院「ドイツ惠光寺」に2011年から17年まで駐在。
「輝け!お寺の掲示板大賞」の企画・立案者。http://www.bdk.or.jp/
2019.10.28
あらゆる人に嫌われたくないと願っても、それはかなわない望みです。他人の下した評価に一喜一憂してもどうなるものでもありません。お釈迦様は、自分を憎んで非難してきた人たちに対して「既読スルー」で対処してきたのです。
2019.10.21
子どもの時から「人生楽ありゃ苦もあるさ~」と、黄門様の番組の主題歌「ああ人生に涙あり」に慣れ親しんでいた身からすると、あまりに当たり前のことのように感じてしまいますが、「楽」と「苦」の間には因果めいた関係があるのです。
2019.10.15
故郷の足利で創作に励んだ書家の相田みつをは、在家で禅を学び、作品にも禅の精神が色濃く反映されていました。今回の掲示板は、相田さんがいかにも書きそうな言葉です。実のところ、現世に地獄も極楽もあるのです。それを作り出すのは人間だからで…
2019.10.7
「失われた30年」の前には、正味5年に満たない「バブル景気」の時代がありました。株も土地も上がる一方の狂乱の日々には「24時間戦うビジネスマン」が喧伝されたりもしました。最近は5歳児に「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られる時代でもあ…
2019.9.30
「ありがとう」はお礼の言葉と思っているかもしれませんが、それだけではありません。「当たり前」に感じていることを、貴重な素晴らしい瞬間に変えてしまう魔法の言葉でもあるのです。「有り難い」という気持ちを習慣のように心に抱くことで、また…
2019.9.24
「動的平衡」という概念に初めて触れたとき、とても不安な気持ちになりました。ボリス・ヴィアンの小説を読んで、自分自身がすり減っていく感覚に襲われたときのように。しかし、細胞レベルで日々生まれ変わっているのだと考えると、それはそれで爽…
2019.9.17
いかにも、という言葉があります。バカリズムが相田みつを風のお言葉をひねり出しますが、中でも秀逸な1本が今回の掲示板です。分かりもしない未来のことでくよくよ悩んでも仕方ありません。「いま」を生きましょう。
2019.9.9
ありがたいことは当たり前の中に潜んでいます。そのことを感じられるような日頃の心持ちが肝要です。おかげさまで、という言葉の裏にある、生かしていただいているという他力の考えにも触れてみましょう。
2019.9.2
昔の失敗した経験が夢に出てきて、うなされたことはありませんか?
2019.8.26
あおり男とガラケー女の迷惑カップルが先日逮捕されました。キレやすいオトナが目に付く昨今ですが、腹が立ったときにはどうしたらいいのでしょう。曹洞宗の老師が残された言葉に学びましょう。
2019.8.19
昔は「取っ払い」と呼ばれていた直の営業案件が、新語「闇営業」として反社勢力+芸人の話題として現れたとき、一連の騒動が勃発しました。今回は、「松本」ならぬ「阿弥陀」が動いたとき、何が起きるのかというお話です。
2019.8.12
インドに駐在していた人から聞いた話です。家の中でネズミを捕まえた隣人が、どうするのか見ていたら、敷地の外で放していたと。たとえ害獣であっても、やたらとあやめないという気持ちがインドの庶民にはあるのですね。条件さえそろえば、人は誰で…
2019.8.5
ヒマを持て余すといいますが、仏教的には、ヒマという状態は、「仏道修行に挫折して、精進しなくなること」を指す言葉なのです。小人閑居して不善をなす。ヒマに任せて、人を憎んだりして、取り返しがつかなくなる前に、西原理恵子さんの言葉に耳を…
2019.7.29
「男はぐっとためているものが目力に出るんだ」。寡黙な高倉健さんならではの名言の1つです。健さんの座右の銘は『大無量寿経』という経典に由来する言葉でした。今回の掲示板は、そんな健さんの人生哲学を表すような言葉です。
2019.7.22
「いつも愚痴(ぐち)ばかりもらしている人」が身の回りにいませんか?不平不満を話すことで、本人はストレス解消につなげているつもりかもしれませんが、それは自分自身を滅ぼす元にもなります。今回の掲示板は『法句経(ダンマパダ)』の言葉から…
2019.7.16
東海道五十三次は日本橋と京都・三条の間にある53の宿場町のことですが、これって実は、『華厳経』に出てくる「善知識」のエピソードが基になっているようなのです。今回は、「人生の師」について考えてみましょう。
2019.7.8
まだ18歳だった池江璃花子さんが白血病と公表されたとき、日本中が驚愕しました。しかし彼女は、「乗り越えられない試練はない」と、病と向き合うことを力強く宣言しました。災難に見舞われたとき、打ちひしがれたまま諦めるのではなく、たとえ不安…
2018.12.25
忘年会続きでお腹のたるみが気になっていませんか。「学ぶことの少ない人は牛のように老いる。かれの肉は増えるがかれの知慧は増えない」とブッダは言い残しました。新年に向けて、生き方を見直してみましょう。
2018.12.17
「既読スルー」が時にはいじめに発展し、死者まで出してしまう世の中です。いくらSNSで承認欲求を満たそうとしても、キリがありません。繁華街に人は溢れていますが、孤独を感じる人が尽きることもないのです。「孤独」に対して、お釈迦さまは「犀…
2018.12.11
お寺の掲示板の主流は仏教用語だったり、宗派や地元の寺院で選んだ言葉だったりします。有名人の言葉を引用したり、詩や歌詞から切り取ったりというのも多いパターンです。その中でもベタな笑いを誘うのが、ダジャレ系と芸人系です。
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