2020.10.5
【お寺の掲示板73】こんなにやってあげてるのに
お彼岸でお墓参りをし、先祖供養のための法事を行った方は多いと思います。このとき、僧侶に「お布施」を渡すのですが、その意味について考えたことはありますか?一瞬、「坊主丸もうけ」という言葉が脳裏に浮かぶかもしれませんが、「布施」とは本…
浄土真宗本願寺派僧侶。1976年福岡県北九州市生まれ。早稲田大学社会科学部・第一文学部東洋哲学専修卒、文学研究科(東洋哲学専攻)中退。ドイツ・デュッセルドルフにある仏教寺院「ドイツ惠光寺」に2011年から17年まで駐在。
「輝け!お寺の掲示板大賞」の企画・立案者。http://www.bdk.or.jp/
2020.10.5
お彼岸でお墓参りをし、先祖供養のための法事を行った方は多いと思います。このとき、僧侶に「お布施」を渡すのですが、その意味について考えたことはありますか?一瞬、「坊主丸もうけ」という言葉が脳裏に浮かぶかもしれませんが、「布施」とは本…
2020.9.28
縁側というと、ひなたぼっこをしながらネコとくつろぐおばあちゃんのところに、近所の人がやってきて、よもやま話に花が咲くといった場所でした。家から縁側が失われ、孤立感が深まる様子は、心の中に垣根を設けて生きづらくなっている心のありよう…
2020.9.21
団扇太鼓をたたきながら、「だいじょうぶだぁ」と叫ぶ志村けんさんのギャグが一世を風靡(ふうび) してから30年余りが過ぎました。3月に、その志村さんの命も奪った新型コロナウイルス。お彼岸のいまこそ、この言葉に含まれる仏教的な要素に思いを…
2020.9.14
「ぴえんこえてぱおん」。何のことだかよく分かりませんが、この言葉にティーンエージャー女子の気持ちが詰まっています。悲しみをあるがままに受け入れることが、実は成功のきっかけとなる。そんなジョブズのエピソードも味わい深いものです。
2020.9.7
自粛することも多い災害続きの2020年。マスクの転売で稼ぐ輩も出て、それを禁じる法がつくられるなど、日本人の振る舞い方も新型コロナウイルスに試されたような気がします。2月頃にはマスクを求める人々が、ドラッグストアの店員に殺気立ってきつ…
2019.12.23
お寺の掲示板は時代の鏡です。「山川草木悉有仏性」は日本の仏教を考える際のキーワードの1つですが、「私」の中に「仏」がいるって、ちょっとした驚きです。些細なことでの感情の高ぶりが重大犯罪にエスカレートすることもあります。些細なだけに…
2019.12.16
いよいよ掲示板大賞が発表されました。第2回となる2019年の受賞作には阿弥陀如来やお釈迦さまも登場します。人間関係に悩む人にとって、仏の教えはとても心に染みるものです。大賞以下、受賞作の掲示板に書かれた言葉を改めてかみしめてみてくださ…
2019.12.9
いよいよ掲示板大賞が発表されました。第2回となる2019年の受賞作には阿弥陀如来やお釈迦さまも登場します。人間関係に悩む人にとって、仏の教えはとても心に染みるものです。大賞以下、受賞作の掲示板に書かれた言葉を改めてかみしめてみてくださ…
2019.12.2
夕焼け小焼けで日が暮れて――なんでカラスと一緒に帰らないといけないのかは永遠の謎ではありますが、ランボーの詩いわく、「また見つけた、何を、永遠を、海に溶けゆく太陽を」というくらい、感性に訴えかけてくる普遍的なものが夕日にはあるから…
2019.11.25
スマホに気を取られながら歩いていると、時には車にひかれて命を落とすことさえあります。一日中頭を下げっぱなしでも、スマホが感謝してくれるわけでもなく、姿勢が悪くなり、視力も落ちたりして何もいいことはありません。その点、お辞儀を日頃か…
2019.11.18
隣の芝生は青く見えるといいますが、自分の庭がないマンション暮らしでは、なかなか実感できません。私などはせいぜいが、行列に並んだときに自分の順番が遅いと悔しい思いをするくらいでしょうか。「他人と比べると不幸が始まる」という言葉もあり…
2019.11.11
大声で相手を罵倒する人がいます。自分が正しいと思うと、声高になるのでしょう。でも、言われている側はそのことを決して忘れません。そして、いつの日か、意趣返しされるのです。「相手を思いやる優しい言葉を発すること」が仏教の基本、というお…
2019.11.5
東京タワーと同じ年に生まれたみうらじゅんさんは、今年還暦プラス1歳です。数々のマイブームの中から、「ゆるきゃら」や「いやげもの」などを生み出しました。みうらさんは、自身の老いを感じた瞬間、「老いるショック」と自分に突っ込みを入れて…
2019.10.28
あらゆる人に嫌われたくないと願っても、それはかなわない望みです。他人の下した評価に一喜一憂してもどうなるものでもありません。お釈迦様は、自分を憎んで非難してきた人たちに対して「既読スルー」で対処してきたのです。
2019.10.21
子どもの時から「人生楽ありゃ苦もあるさ~」と、黄門様の番組の主題歌「ああ人生に涙あり」に慣れ親しんでいた身からすると、あまりに当たり前のことのように感じてしまいますが、「楽」と「苦」の間には因果めいた関係があるのです。
2019.10.15
故郷の足利で創作に励んだ書家の相田みつをは、在家で禅を学び、作品にも禅の精神が色濃く反映されていました。今回の掲示板は、相田さんがいかにも書きそうな言葉です。実のところ、現世に地獄も極楽もあるのです。それを作り出すのは人間だからで…
2019.10.7
「失われた30年」の前には、正味5年に満たない「バブル景気」の時代がありました。株も土地も上がる一方の狂乱の日々には「24時間戦うビジネスマン」が喧伝されたりもしました。最近は5歳児に「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られる時代でもあ…
2019.9.30
「ありがとう」はお礼の言葉と思っているかもしれませんが、それだけではありません。「当たり前」に感じていることを、貴重な素晴らしい瞬間に変えてしまう魔法の言葉でもあるのです。「有り難い」という気持ちを習慣のように心に抱くことで、また…
2019.9.24
「動的平衡」という概念に初めて触れたとき、とても不安な気持ちになりました。ボリス・ヴィアンの小説を読んで、自分自身がすり減っていく感覚に襲われたときのように。しかし、細胞レベルで日々生まれ変わっているのだと考えると、それはそれで爽…
2019.9.17
いかにも、という言葉があります。バカリズムが相田みつを風のお言葉をひねり出しますが、中でも秀逸な1本が今回の掲示板です。分かりもしない未来のことでくよくよ悩んでも仕方ありません。「いま」を生きましょう。
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