鎌田和歌
SNSでの誹謗中傷の半減を目標とした一般社団法人「この指とめよう」が大炎上した。団体代表が、過去に誹謗中傷ツイートを連発していたことが発覚したのだ。非常にお粗末な顛末(てんまつ)だが、なぜこのタイミングで発覚し炎上したのか。

小学館から、「日本短編漫画傑作集」が刊行予定だという。しかし、これがツイッター上で物議を醸している。発端はこの傑作集に携わった編集者が「今回は少女漫画は入りません」とツイートしたことだった。

「顔合わせから経済的余裕を感じる男性を見つけることが、上手にパパ活を進めるポイントです」。若い女性へ向けてパパ活の「安全な方法」を解説したコラムが炎上した。なぜこのコラムは炎上してしまったのか。

「本気で有効な少子化対策をしようとすれば女子教育の抑制と、それにともなう女性の雇用機会の制限(からの所得抑制)しかない」という内容のツイートがプチ炎上し、議論を呼んでいる。最近SNS上で「弱者男性論」が話題になっているが、それとも通底している考えだと感じる。男女を分断する言説はなぜ生まれるのか。

大阪・新今宮で出会った「ホームレス」との交流をつづった大阪市のPR記事が炎上している。ホームレスにまつわるネット上の企画はこれまで何度か炎上を繰り返しているが、その理由は。

SNSを利用する際、自分と似た興味・関心をもつユーザーをフォローする結果、意見をSNSで発信すると自分と似た意見が返ってくるという状況をエコーチェンバー現象と言うそうだ。現代のネット上ではこれが非常によく見られる。無自覚のまま、閉鎖的なクラスタに染まり、攻撃的になる人もいる。中傷文化に親しみ過ぎて過ちを犯さないために気をつけたいこととは。

良かれと思ってやったことが、余計なお世話だった…。リアルでもよく見かける失敗だが、SNS上でもしばしば見かける。あなたも気づかぬうちに、SNS迷惑おじさん・おばさんになっていないだろうか。

2021年1月末から日本でも利用者が急増したクラブハウス。文字を介さず、リアルタイムの音声を介して交流するタイプのSNSとして、今後も利用者が増えるのだろうか。クラブハウスが他のSNSとは違うポイントをまとめた。

女子の憧れは、黒目がちでパッチリ二重…というのは一昔前のことになり始めているのかもしれない。最近は三白眼のタレントが人気を集め、目を強調する黒ラインメイクも以前とは変わり始めている。女性のメイクは景気と連動する傾向があるともいうが、この流行が意味するところとは?

スマホの普及率とともに急激に増加したSNSの利用率。年代や業種によってはSNSを全くやっていない人を見つける方が難しいだろう。しかし一方で、さまざまな理由からSNSを「卒業」する人も出てきている。SNSをやめるメリットとデメリットとは何か。

ファミリーマートのプライベートブランド商品である「お母さん食堂」の名称に、高校生たちが変更を求める署名を始めた。性的役割分担の固定化につながることを懸念しての取り組みだ。しかし、この署名には、ネット上で「大人」たちから感情的なバッシングが巻き起こっている。

国内月間アクティブユーザー数が6300万を越えたとも言われ、国内でもっとも人気のあるWebサービスのひとつとしての地位を確立しつつあるnote。しかし、運営元ではここ数カ月間、「炎上騒ぎ」が続いている。一体何があったのか。

紅白歌合戦に初出場するアーティストの中でも特に大きな話題となっているのが、女性9人グループのNiziU(ニジュー)。オーディションプロジェクトがHuluで配信されたことから、デビュー前から大きな話題となっていた。乗り遅れた人のために、その人気の秘密をおさらいしておきたい。

タカラトミーとアツギ、企業のツイッター公式アカウントが相次いで炎上した。どちらにも共通するのは、本来の顧客とは異なる層へのアプローチが原因であることだ。ツイッターの一部の層への「媚(こ)びすぎ」とも言える姿勢が炎上を招いた。

テレビから流れてくる芸能人ゴシップ。今年は衝撃的な不倫ニュースが複数あった。テレビの中のことと笑っていられればいいが、男と女のニュースは、時として夫婦の間に溝をもたらす。

人は案外、何気ない雑談に助けられていることがある。しかし、今や在宅勤務や外出自粛の影響で、リアルな雑談の機会が減り、ネット上でのコミュニケーションがもっぱらだ。リアルな雑談ではなく、メールやメッセンジャー、LINEなどでの雑談を人々はどれくらいしているのだろうか。文字でのやりとりを好む人、そうでもない人それぞれに話を聞いた。

インターネットが誕生した頃から繰り返されてきた誹謗中傷。最近になってようやく、いよいよ対処しなければいけない問題だと捉えられてきた節がある。ネット上での誹謗中傷とは一体、どのようなダメージを人に与えるのか。

品薄状態のときはあんなに手に入れたかったマスク…行き渡って1カ月もすれば、コロナ疲れと相まって「マスクをするのが、しんどい」という雰囲気が漂い始めている。実際、暑い時期のマスクに慣れている人ばかりではない。マスクに踊らされる人々の声を集めた。

今や誹謗(ひぼう)中傷の主戦場、悪意の温床となったツイッター。嫌がらせは「クソリプ」と呼ばれるリプライだけではない。あの手この手を使い、気に入らない相手を攻撃する輩(やから)がいるようだ。その陰湿すぎる手口を紹介したい。

先週は「ポリコレ」「マンスプ」などを紹介した、ネット議論でよく使われるカタカナ語。先週が初級編だとすると、今回は中級編。知っていると得するかどうかはわからないが、自分がどれだけネット議論にハマっているかの指標にはなるかもしれない。
