
2021.2.19
米10年金利はどこまで上がる?株と為替の命運を握るその行方
米国の長期金利が上昇している。金利の上昇は、株価や為替にも少なからぬ影響を及ぼす。金利がどこまで上がるかが、2021年の金融市場を見通す上での要諦になると考えて間違いない。米10年金利の動向を、いくつかの指標から徹底分析する。
みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
04年慶大経卒。JETRO、日本経済研究センター、欧州委員会経済金融総局(ベルギー)を経て08年よりみずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)。著書に『弱い円の正体 仮面の黒字国・日本』(日経BP社、24年7月)、『「強い円」はどこへ行ったのか』(日経BP社、22年9月)、『アフター・メルケル 「最強」の次にあるもの』(日経BP社、21年12月)、『ECB 欧州中央銀行: 組織、戦略から銀行監督まで』(東洋経済新報社、17年11月)、『欧州リスク: 日本化・円化・日銀化』(東洋経済新報社、14年7月)、など。TV出演:テレビ東京『モーニングサテライト』など。note「唐鎌Labo」にて今、最も重要と考えるテーマを情報発信中。
2021.2.19
米国の長期金利が上昇している。金利の上昇は、株価や為替にも少なからぬ影響を及ぼす。金利がどこまで上がるかが、2021年の金融市場を見通す上での要諦になると考えて間違いない。米10年金利の動向を、いくつかの指標から徹底分析する。
2021.2.16
新型コロナのワクチン接種が世界に先駆けて行われたイスラエルでは、その効果が見えつつある。今後、金融市場もワクチンの動向を材料視して動いていくだろう。それに関連して囁かれているのが、「イスラエルリスク」という巷説だ。
2021.2.3
ユーロ圏の物価情勢が未曾有の悪化に直面している。12月のユーロ圏消費者物価指数は5カ月連続でマイナスとなり、リーマンショック直後に似た状況が続く。物価低迷は原油価格の落ち込みに引きずられただけなのか。危機の深奥を読み解く。
2021.1.20
緊急事態宣言の再発令を通じて、政策に対する国民の不満が募り、それが景気の先行き不透明感につながっている。その結果、企業や家計でかつてないほど貯蓄意識が高まっている。実はこうした現状が、日本経済のリスクを緩和している側面もある。
2021.1.4
新型コロナに振り回された2020年が終わり、2021年を迎えた。激動の時代において為替市場をどう見通すべきか、金利、株の動きも見据えながら分析する。ドル安は今後も続くのか。円はどうなるのか。そして、現在の為替に大きな影響を与える存在とは何…
2020.12.16
現状のドル安予想のベースには、FRBのゼロ金利政策が当面変わらない見通しと、巨額の財政赤字に伴うドルの過剰感がある。だが一方で、イエレン次期財務長官の存在がドル安を招くのではないかという意見もある。その真偽を検証しよう。
2020.12.7
「リスクオフの円高」の威力は弱まっているが、足もとでドル/円相場は月を追うごとに下値を切り下げている。2021年に入って100円割れを起こすのではないかという懸念も高まって来た。「ドル安」という視点から、足もとの為替リスクを読み解こう。
2020.11.26
米大統領選挙の解釈が定まっていないところに、待望のワクチン完成報道が矢継ぎ早に重なっている状況下、足もとの金融市場をどう展望すべきなのか、頭を抱える向きは増えているはずだ。大統領選前から続く株高・債券高(金利低下)・ドル安は、どう…
2020.10.30
米大統領選を前に、金融市場はバイデン大統領誕生への期待を織り込んで動いている。解せないのは、米金利の上昇とドル安が併存していることだ。リスクオンのドル売りが起きているという解説もあるが、米金利の上昇の中でどこまでドル売りが続くだろ…
2020.10.19
国慶節明けに中国の人民元は1ドル=6.69元と、1年6ヵ月ぶりの高値をつけた。米大統領選で、親中派とみなされるバイデン候補の勝利が有力視されていることが「元買い」につながったようだ。しかし、原因はそれだけだろうか。中国自身も不安視する元高…
2020.10.13
欧州では英国のEU離脱が混迷の度を深めている。来年以降のEUと英国の「新たな関係」を規定するための協議が、合意点を見出せないのだ。移行期間が終わる年末に向け、「合意なき離脱」の懸念が再燃する。今、何が起きているのか。ブレグジットを理解…
2020.9.29
コロナショックのダメージが甚大な中、異様な動きを示しているのが主要国のマネーストックだ。マネーとGDPの間には安定した関係があるが、各国のGDPが史上最悪の落ち込みを演じているにもかかわらず、マネーが急増しているのだ。これはなぜだろうか…
2020.9.7
安倍総理の辞任に伴い、金融市場の関心は次期政権に移っている。アベノミクスは、政策との因果に関しての検証が必要であるにせよ、目に見える結果が多かったのも事実である。為替に始まり、為替に終わったアベノミクスの真の成果とは何だったのか。…
2020.8.19
7月以降、為替市場ではドル安が話題になった。米国の政治・経済・社会への不安が募ったこと、これまでのドル高局面が長過ぎたことがドル売りを招いたようだ。その際、対ドルで円以上に趨勢を強めたのがユーロだ。ユーロにあって円にない強みとは何…
2020.7.22
米トランプ政権が香港の銀行による米ドル購入を制限し、米ドル・ペッグを基軸とするカレンシーボードに打撃を与えることを検討していると報じられた。現実のものとなれば中国にとっては痛手だが、実は米国もタダでは済まない。
2020.6.19
コロナの感染拡大に振り回される相場状況が続いているが、為替市場、とりわけドル/円相場の膠着感は相変わらずだ。日本は29年連続で世界最大の対外債権国の座を維持している。これは紛れもなく通貨高要因のはずだが、なぜ足元では有事の円買いが起…
2020.5.18
ECBが展開する資産購入プログラムは、意外なほど規模が大きい。コロナ対策は年内8700億ユーロもの購入枠が設定されている。その中でイタリアやスペインの国債に投じられた額は相当なものだ。これはECBにとって大きな火種となる。
2020.4.27
米国をはじめ世界各国は、コロナショックに対抗すべく、なりふり構わず金融・財政政策を集中投下している。そのため今後は、米国の拡張財政路線の結果としてドルの信認が棄損し、ドル安になる可能性がある。しかし、ドルの信任が棄損されること自体…
2020.4.13
コロナショックに見舞われた過去2カ月間、金融市場は激烈な動きを経験した。為替市場も例外ではないが、ドル/円相場はおおむね100~110円という近年の大まかなレンジに収まっている。ユーロ/ドル相場でも同様だ。金利差なき世界になった今、円はど…
2020.3.25
ドル高が止まらない。現在起きているドル高は文字通り「有事のドル買い」であり、リーマンショック直後の最悪期に見られた現象と同じだ。しかし、勢いは落ちてもドル安が潮流になるのかという不透明感もある。「08年型の円安ドル高」はどこへ向かう…
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