2022.12.2
東芝買収1兆円融資で銀行団の「腹の探り合い」激化、メイン2行が各4000億円融資か
東芝の非公開化に必要とされる1兆円超の融資額などを巡り、銀行団の腹の探り合いが最高潮に達しつつある。どの銀行が、どのくらい融資するのか――。各行は、他行の動向を水面下で探りながら、自身の融資の実行額を詳細に詰めているところだ。今、…
記者
あらい・みえこ/07年入社。広告営業を経て08年より週刊ダイヤモンド記者。小売り・外食、銀行、化学・繊維、紙パルプ、タイヤ、アパレル業界を担当。現在の担当は鉄鋼・重工・機械・エンジニアリング業界。主な担当特集は「地銀の瀬戸際 メガバンクの憂鬱」「旭化成 3代30年続いた”院政経営”からの卒業」「短期集中連載 宮永重工の誤算」など。究極のインドア派記者。趣味はトロンボーン。
2022.12.2
東芝の非公開化に必要とされる1兆円超の融資額などを巡り、銀行団の腹の探り合いが最高潮に達しつつある。どの銀行が、どのくらい融資するのか――。各行は、他行の動向を水面下で探りながら、自身の融資の実行額を詳細に詰めているところだ。今、…
2022.11.11
芝パークビルに電通本社ビル、大手町プレイス……。ここ数年、みずほ信託銀行は、売買価格が1000億円を超える不動産の超大型案件に立て続けに携わっている。不動産畑を長く歩んだ梅田圭社長が、その手の内や不動産市場の見通しについて明かした。
2022.10.22
セブン&アイ・ホールディングスのそごう・西武の売却に伴い、行く末が案じられているのがクレディセゾンだ。クレディセゾンのカード事業は、西武流通グループを起点とした小売業とのタッグにより発展してきた歴史があるからだ。こうした先行き不安…
2022.10.21
百貨店子会社そごう・西武の売却など、事業ポートフォリオの改革に動きだしたセブン&アイ・ホールディングス。同社を巡っては、売却について取り沙汰されては消えてきた事業会社が幾つかある。“セブン解体”の中、過去の思惑やしがらみを断ち切り…
2022.10.20
「ドル箱」といわれたセブン銀行の高い成長性に黄色信号がともっている。もともとキャッシュレス化の浸透などによるATM座礁資産化の懸念は根強く、水面下では、ある銀行との統合策が模索されたくらいだ。足元では金利上昇局面に差し掛かったことで…
2022.10.19
セブン&アイ・ホールディングスと双璧を成す流通業界の巨頭、イオン。今のところ、「コンビニエンスストア事業への集中」など、アクティビストから強い要求を突き付けられているのはセブン&アイの方だ。だが、流通関係者は「イオンも対岸の火事で…
2022.10.18
流通業界のガリバー、セブン&アイ・ホールディングスが、多角化路線の見直しに動き始めた。これまでは、外部から何度コングロマリットディスカウントを指摘されても「どこ吹く風」だった。しかし、表明済みのそごう・西武の売却検討に限らず、抜本…
2022.8.30
3メガバンクグループはどこも商業銀行を中核として、信託銀行や証券会社などを抱える金融コングロマリットだ。ただし、この15年の施策の違いにより、今後戦略の方向性には差が出てきそうだ。現時点では連結純利益1兆円を稼ぐ三菱UFJフィナンシャル…
2022.8.29
サプライチェーンの寸断懸念や、世界的な半導体不足などにより、在庫を積み増す必要に迫られ、財務体質の悪化に頭を悩ませる企業は多い。そこで三菱UFJ銀行が邦銀で初めて参入しようとしているのが、商社などが展開してきた「在庫買い取りビジネス…
2022.8.28
ベンチャー支援はメガバンクグループにとって、新たな“金脈”だ。投融資のリターンが相対的に高い上、オープンイノベーションに熱心な大企業との接点拡大のチャンスにもなる。特にみずほ銀行は、ありとあらゆる支援体制を講じる。同行でスタートア…
2022.8.27
銀行単体の「本業の利益」(業務純益)が3メガバンク最下位に沈む三菱UFJ銀行。三菱UFJフィナンシャル・グループの国内大企業営業トップに、銀行営業の存在意義についてあらためて問うとともに、営業力てこ入れのために着手する“営業網”の深化や…
2022.8.26
6月23日、三井住友フィナンシャルグループ(FG)が、SBIホールディングス(HD)に出資すると発表した。SBIHDといえば、創業当時からメインバンクはみずほ銀行だ。にもかかわらず、なぜSBIHDに出資したのはみずほフィナンシャルグループではなく、三…
2022.8.25
銀行関係者から、異口同音に「3メガバンク最強」だと称される三井住友銀行。実際、銀行単体の「本業の利益」(業務純益)は、2022年3月期まで6期連続でトップだ。三井住友銀が収益力で他メガを突き放す「三つの要因」についてひもとく。
2022.8.24
トヨタ自動車や、そのケイレツ業者などを巡り、三菱UFJ銀行と三井住友銀行が熾烈な戦いを繰り広げるのが愛知県だ。近年は三井住友銀がトヨタへの猛攻を仕掛けている。だが足元では、こうした2メガバンクの攻防戦とは全く別の新たな“火種”もくすぶ…
2022.8.23
ここ数年、メガバンクグループでスタートアップ投融資の機運が急速に高まっている。中でも、早くから前のめりの体制を築いているのがみずほ銀行だ。メルカリ、マネーフォワード、BASE……。実はこれら“メガベンチャー”を創業当初から支えているの…
2022.8.22
2022年3月期に連結純利益で7期ぶりに1兆円超えを達成した日本の金融王者・三菱UFJフィナンシャル・グループ。しかし中核の三菱UFJ銀行単体の「本業の利益」(業務純益)は、今や3メガバンク最下位だ。国内大企業営業のトップが「大企業顧客による役…
2022.8.22
借り入れ需要の低下に加え、ITの進化を追い風にした非金融業者の銀行ビジネスへの殴り込みにより、銀行の存在意義がいつになく厳しく問われている。バブル崩壊後、経営危機に陥った反省から「健全経営」に過度にとらわれていったメガバンクだが、適…
2022.8.5
カードショッピングやキャッシング機能などを提供する「カード・融資事業」や、家賃決済保証や売掛金決済保証などを行う「決済・保証事業」、オートローンなどを展開する「個品割賦事業」など、幅広く事業を展開する信販大手のオリエントコーポレー…
2022.7.10
世界最先端といわれた日本の決済インフラ、「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」。しかしその抜群のシステムに“限界”を見いだし、多頻度小口決済のための新たな決済インフラを構築するのが「ことら」だ。お金にまつわる「ちょっとした…
2022.7.8
これまでは地方銀行の連携手法というと、資本提携か、勘定系システムの共同化が主流だった。しかしりそなホールディングス(HD)の南昌宏社長は、デジタル化時代が到来したことで、地銀の合従連衡策として「第三の選択肢」が浮上してきたと語る。り…
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