2020.2.3 パナソニック家電・テレビ国内工場、統廃合の「生贄」になるのは? パナソニックの“本流中の本流”だったテレビ事業で抜本改革が断行されることになりそうだ。すでに、津賀一宏・パナソニック社長は「許さない」と断言しており、協業先の選定が粛々と進められている。候補となる企業はどこなのか、また、テレビを含…
2020.1.22 安川電機社長吠える!米中難局の中、ロボット競合4社を出し抜く勝算 安川電機といえば、FA(ファクトリーオートメーション)を担う世界四大ロボットメーカーの一角を占める企業だが、同社ならではの強みとは何なのか。昨年は米中貿易摩擦などで業績に打撃を受けたものの、2020年はストップしていた顧客の設備投資が増…
2020.1.11 パナソニック緊急再生計画、次なる「売り物・買い物」事業はどれだ? 2019年11月に発表された新中期戦略の「詳細」は、成長戦略も判然としなければ、構造改革の具体性にも乏しいものだった。成長ドライバーとして期待した自動車事業が不発に終わり、20年3月期は営業利益が前年同期比1000億円も減るというのに、だ。そ…
2020.1.9 パナソニックの金食い虫「自動車事業」売却の危機、“松下銀行”も今は昔 パナソニックは賭けに負けた。プラズマテレビを切り捨てた津賀一宏社長が、家電に代わる本業として掲げた自動車事業が営業赤字に陥っているのだ。三洋電機買収や戦略投資で巨費が投じられたにもかかわらず業績不振の自動車事業は、今や金食い虫。単…
2019.12.5 対中韓・造船サバイバル再編最終章、今治造船&JMU連合誕生の全内幕 「真剣に、本当に真剣に経営している」。11月19日の記者懇親会の席で、筆者が造船業界の厳しい行く末について問うたところ、いつもは穏やかな千葉光太郎・ジャパン マリンユナイテッド(JMU)社長は、鋭いまなざしで少し憤りながらこう語ってい…
2019.11.27 パナソニックが「目標数値なき」年度計画、正念場で問われる危機感 11月22日、パナソニックは投資家向けの年度計画説明会「Panasonic IR DAY」を、例年から半年遅れでようやく開催した。しかし、説明を行った6カンパニー中、4カンパニーが“数値なき計画”を掲げる状態で、変革断行の覚悟に疑問符が付く内容となった…
2019.11.8 トヨタ、過去最高益の裏にある新次元の「ケイレツ搾取」【決算報19秋】 トヨタ自動車の2020年3月期上半期の決算は、売上高と純利益で過去最高をマークし、絶好調となった。しかし、トヨタグループの“ケイレツ”筆頭格であるデンソーやアイシン精機は減収減益に終わっている。トヨタが笑い、サプライヤーが泣く。この対…
2019.11.7 自動車・電子部品メーカー274社「生き残り力」ランキング、CASEで明暗! 特集「トヨタ、ホンダ、日産 自動車の最終決断」(全9回)の5は、車載(自動車)事業を手がけている自動車部品・電子部品メーカー274社の「生き残り力」ランキングをお届けする。自動車部品業界では今年度に入って突如、再編の機運が高まっている…
2019.11.6 日立、ソニー、日本電産が仕掛ける「自動車ケイレツ下克上」 特集「トヨタ、ホンダ、日産 自動車の最終決断」(全9回)の4回目は、「100年に1度」の激変期の中で大きな決断を下し、自動車業界におけるキープレーヤーの座を奪おうと攻勢を掛ける部品メーカーにフォーカスする。激動の時代を生き抜くための、“…
2019.11.2 パナソニック、問題児「テスラ電池」よりも心配な減益要因の正体【決算報19秋】 2019年3月期の通期決算が散々な結果に終わり、業績浮上を強く誓うパナソニック上層部だが、結果がなかなか伴わない。背景には、悩み深き内憂外患がある。
2019.10.9 韓国に価格で完敗、LNG船活況でも日の丸造船は「再編か撤退か」の瀬戸際 空前の液化天然ガス(LNG)船の発注ブームが到来しているというのに、日本の造船業界は現時点で全く盛り上がっていない。それどころか国内の一部造船所では、静かなる造船事業の“店じまい”ムードが高まりつつある。
2019.9.20 三菱スペースジェット、100機の商談開始でも事業化に「足りないもの」 米ボーイング等の下請け事業を展開する民間機部門による、MRJ事業部の吸収、新型機M100の大型売買協議──。三菱重工業が、国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェットファミリー(旧MRJ)」の事業化に向けて打つ具体策の本当の狙いとは何か。
2019.9.13 パナソニック執行役員数1/4へ、さらに続く「上層部人事大激震」の中身 8月30日、パナソニックが役員人事の体制変更を発表した。10月からは、個別事業の変革を担ってきた執行役員を新たに「事業執行層」とすることで、執行役員の数を4分の1に減らす。だが、今回の人事はまだまだ序の口。津賀一宏社長は「次の一手」を考…
2019.9.4 韓国制裁、次の標的は?素材大国ニッポンが握る「生殺与奪」 強いから狙われる――。今回、韓国に対する輸出管理の強化の対象が、完成品でも基幹デバイスでもなく、化学製品の3品目だったことで、実は日本の製造業の屋台骨を支えているのが素材メーカーだったことが改めて知らしめられた。なぜ素材メーカーは…
2019.9.3 世界シェア9割「有機EL材料工場」で見た日本のスーパー技術【工場潜入動画付き】 茨城県は土浦市に、世界シェア9割を誇る有機ELディスプレー材料を製造している工場がある。フルヤ金属の土浦工場だ。決して大きな企業ではない。何せ、年商200億円だ。なぜそんな企業が世界を席巻しているのか。今回、ダイヤモンド編集部は秘密を握…
2019.8.21 日本の鉄鋼メーカーを襲う「新たな形の中国リスク」の正体 米中の覇権争いを端緒とし、鉄鋼業界では中国を震源地とする新たなリスクが発露。鉄鋼大手3社の2019年4~6月期の決算は厳しい結果に終わった。
2019.7.29 製紙業界15年戦争は最終章へ、三菱商事の北越切りで再編論が再燃 7月20日、北越コーポレーションと三菱商事が2006年から継続してきた業務提携を解消したことで、製紙業界で停滞していた再編論が再燃している。
2019.7.12 【ルネサスエレクトロニクス】再任から3カ月で社長が首に 指名委が“解任”した財務的根拠 ルネサスエレクトロニクスの呉文精社長兼CEOが株主総会で再任後、わずか3カ月で突如退任した。その裏には、成長軌道に乗り切れず、1~3月期、7年ぶりに赤字に陥ったことへの危機感が垣間見える。
2019.7.4 三菱スペースジェットが新展開、あえてボーイングの「虎の尾」を踏む理由 「三菱スペースジェット」への名称変更など、「三菱リージョナルジェット(MRJ)」として慣れ親しまれてきた三菱航空機のジェット旅客機周辺が騒がしくなっている。事業化に向けた施策が固められ始めている。
2019.7.1 LIXIL騒動終結で一転双方歩み寄り、人事は「大人のたすき掛け」 8ヵ月の長きにわたって繰り広げられたLIXILグループの経営権を巡る大騒動が、ついに終結した。株主の支持をより多く獲得し、勝利したのは、前最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉氏率いる株主提案だ。今後は同氏の下、是々非々の経営が行われること…