2019.6.4 プラスチックごみ問題で千載一遇のチャンスを得た意外な日本企業 「プラごみ問題」を受けて逆風が吹いているはずの化学業界で、千載一遇のチャンスを手にした企業がある。放っておけば土に還る「生分解性プラスチック」を製造できるメーカーだ。
2019.5.14 LIXIL潮田氏vs瀬戸氏、巨額赤字決算の元凶を巡っても泥仕合 LIXILの前身の一社であるトステム創業家の潮田洋一郎氏が、工具通販大手のMonotaRO(モノタロウ)を立ち上げた手腕を見込み、自らLIXILグループのトップに起用した瀬戸欣哉氏の“更迭”に動いて早7カ月。LIXILグループの経営体制は混乱を極めている…
2019.5.10 パナソニックが主要4領域で大幅減益、津賀改革は「激動の第二幕」へ パナソニックの2019年3月期の決算は惨憺たるものだった。セグメント別の営業利益を見ると、4つの主要領域全てで大幅減益に陥ってしまった。連結ベースの営業利益はかろうじて増益を確保したものの、それは年金制度の一部見直しや資産売却などの一時…
2019.5.9 トヨタ、売上高30兆円の快挙も浮かれていられない「お家芸」不発 2019年3月期、日本企業で初めて売上高30兆円を突破したトヨタ自動車。営業利益も堅調に推移したが、同社の決算説明会に浮かれた雰囲気は微塵もなかった。来たるべき投資競争に身構える。
2019.5.7 3メガバンクが人事制度を大刷新、それでも残った「2つの壁」とは 「銀行の常識は世間の非常識」とはよく言ったものだが、まさにその一つと言わざるを得なかったのが邦銀の人事制度だ。 しかし、旧態依然とした人事部を有するメガバンクですら、聖域だった人事制度にいよいよメスを入れ始めている。
2019.4.9 ゴーン追放でも気が抜けない、日産首脳人事の「新たな火種」 日産自動車は、株主から厳しい質問を浴びせられながらも、カルロス・ゴーン元会長の追放を果たし、臨時株主総会を無事切り抜けた。しかし、日産のガバナンス刷新の肝であり、同社の将来を左右する取締役人事で、新たな“火種”が発生している。
2019.4.8 ボーイング墜落事故があぶり出した日本メーカーの「力量不足」 米ボーイングの最新小型旅客機「737 MAX 8」の墜落事故は、その悲惨さに反して日本の航空業界へのインパクトは当初、限定的だと見られていた。だが4月5日、ボーイングが今月中旬からの737 MAX2割減産を発表。早期の運航再開に暗雲が立ち込め…
2019.3.8 【千代田化工建設】得意のLNGで大赤字を計上、焦眉の急の財務体質強化策 エンジニアリング会社の千代田化工建設がピンチに直面している。強みのLNGプラント事業でコストがかさみ、1000億円以上の赤字を計上。資金繰りの不安を払拭するべく、財務体質の強化を急ぐ。
2019.3.5 日の丸自動車連合が米社買収、「3D地図」の評価が大逆転した理由 自動運転に欠かせない地図データ基盤でグローバルスタンダードを握るべく、オールジャパンの地図データ会社が攻めの一手を打とうとしている。
2019.2.19 天才プログラマーがグーグルを蹴りソニーを選んだ「決め手」 ソニーは天才プログラマーである清水亮氏と組み、最先端AIに関わる新製品開発を進めている。なぜソニーは天才プログラマーと組むことができたのか。本特集ではその背景について詳報しているが、ダイヤモンド・オンラインではギリア社長の清水氏と、…
2019.2.7 PS4開発秘話、シェアボタンがコントローラー左上の「一等地」にある理由 「プレイステーション(PS)」──。ゲームをやらずとも存在を知らない者はいないであろうソニーグループの家庭用ゲーム機である。その4代目に当たるPS4は、PSの進化の在り方を問い直した製品だ。
2019.2.5 ブリヂストンが畑違いの「データ会社」を1000億円超で買収する理由 ブリヂストンにとっては、久方ぶりの大型買収である。1月22日、同社は約1138億円を投じ、オランダのトム トム テレマティクスを買収すると発表した。1000億円を超える投資は、2007年に再生タイヤ大手の米バンダグを買収して以来、実に12年ぶりの…
2019.1.23 経産省とボーイングが異色の提携、裏にそれぞれの不安と思惑 1月15日、経済産業省と米ボーイングは、電動航空機の実現など、次世代航空機に必要な技術分野における協力強化について合意した。提携合意の内容からは、両者の差し迫った焦りや思惑、そして駆け引きの痕跡が見える。
2019.1.16 iPhone不振だけじゃない!ジャパンディスプレイに立ち込める暗雲の正体 「主力のスマートフォン(スマホ)事業では、本当、いい話がないんですよね」(ジャパンディスプレイ〈JDI〉関係者)。液晶パネル大手のジャパンディスプレイが揺れている。
2018.12.17 徴用工問題への意趣返し?日本が韓国に仕掛けた造船WTO協議の真相 徴用工問題で日韓関係が揺れる中、ふいに実現した韓国の自国造船支援をめぐるWTO協議。徴用工問題との時期の重複は造船界に思わぬ恩恵をもたらしている。
2018.12.13 ゴーン経営を65%が評価、憎みたくても憎みきれない日産取引先の胸の内 「カルロス・ゴーンが現れなければ、日産自動車はなくなっていたかもしれない」。日産の取引先幹部が語るように、ゴーン氏は日産再建の立役者であり、産業界に与えた影響も大きい。
2018.11.14 徴用工判決に揺れる新日鐵住金が明かした過去最大買収の舞台裏 韓国の最高裁判所が新日鐵住金に対し、第2次世界大戦中に強制労働させられたとする韓国人4人への損害賠償を命じた徴用工問題。この「まさか」の問題勃発ですっかりかすんでしまったが、時期を同じくして新日鐵住金は、ある重大案件の“決着”を明ら…
2018.4.3 MRJは“安定飛行”に進めるか、激変中の世界の競争環境を読む 三菱重工業が直面する、最大にして最難関の課題。それが、すでに5000億円という巨額の開発費を投じるMRJの“安定飛行”だ。連載最終回では、MRJ事業の収益化への道に横たわる難題について追う。
2018.3.27 三菱重工の宮永改革、火力発電と造船の2事業で生じた大誤算 三菱重工業が直面する三大問題──火力発電事業の不振、商船事業の巨額損失、三菱リージョナルジェット(MRJ)の開発遅延──。連載第4回では、火力発電事業と造船事業で生じた誤算の本質に迫る。