
前回の記事では、「マイキープラットフォーム」にログインするための「マイキーID」を作成する方法を解説した。
(※関連記事はこちら!⇒「マイキープラットフォーム」の登録方法を解説!マイナンバーカードの「自治体ポイント」を使うなら自治体の図書館などで「マイキーID」を作成しよう!)
今回は、クレジットカードのポイントや航空会社のマイルなどを「自治体ポイント」に交換する方法を解説したい。
dポイントや永久不滅ポイント、ANAやJALのマイルなどを
「自治体ポイント」に交換する方法を解説!
まず、クレジットカードのポイントなどを「自治体ポイント」に交換するために、「マイキープラットフォーム」にログインした。
マイキーIDとパスワードを使って「マイキープラットフォーム」にログインする場合、ブラウザは「Chrome」でも問題なかった。しかし、「Firefox」でアクセスすると、セキュリティエラーが出たので注意しよう。なお、「パソリ」とマイナンバーカードを使ってログインする場合は、「IE 11」を使う必要がある。
そして、「マイキープラットフォーム」にログインすると、「留保ポイント残高:0ポイント」となっていた。
ポイントを移行するには、2つの方法がある。1つは、IDを連携する方法。もう1つは、ポイント交換後に発行されるクーポンコードを登録する方法だ。
JALのマイル、「セゾンカード」の永久不滅ポイント、ドコモのdポイント、中部電力のカテエネポイントのそれぞれを「自治体ポイント」に交換するには、事前にID連携が必要となる。それ以外のポイントについては、クーポンコードで「自治体ポイント」に交換することになる。
ID連携するには、「マイキープラットフォーム」のメニューにある「移行用のサービスID設定」から実行できる。
まず、交換元のポイント・マイルのロゴをクリック。今回は、docomoのロゴを選択した。dアカウントのログイン画面が表示されるため、ログイン。「サービス連携の同意」画面が表示されるため、「同意する」をクリック。これでID連携は完了だ。完了した場合は、下記の画像のように、ロゴの下に(設定済み)と表示された。

拡大画像表示
同様に「セゾンカード」のロゴをクリックすると、「セゾンカード」のWebサービス「ネットアンサー」のログイン画面が表示され、規約同意のメッセージが表示された。ただし、「セゾンカード」だけは、なぜかID連携しても(設定済み)と表示されなかった。

「マイキープラットフォーム」の左側メニューにある「地域経済応援ポイント協力会社一覧」と「移行用のサービスID設定」というページは、どちらもほぼ同じ見た目だった。「地域経済応援ポイント協力会社一覧」は、実際にポイント交換をするときに利用するページ、「移行用のサービスID設定」は、ID連携するときに利用するページ、という違いがあるようだ。
ID連携が不要な企業の場合は、「地域経済応援ポイント協力会社一覧」からでも、「移行用のサービスID設定」からでも、ロゴをクリックすると同じページに飛んだが、ID連携が必要な企業の場合は、リンク先が異なっていた。
また、突如出てきた「地域経済応援ポイント」とは、自治体で発行されたポイント(=自治体ポイント)ではなく、ほかのポイントから交換したポイントのことだ。ポイント発行企業が「地方の活性化のために協力します」ということで、このような名称になっているらしい。
つまり、クレジットカードのポイントや航空会社のマイルなどの交換先は「自治体ポイント」ではなく、「地域経済応援ポイント」と言ったほうが正しい。そして、この「地域経済応援ポイント」を各自治体の「自治体ポイント」に交換する仕組みとなる。なお、付与された「地域経済応援ポイント」は、「マイキープラットフォーム」上では「留保ポイント」として表示される。
このように、「クレジットカードなどのポイント⇒地域経済応援ポイント(留保ポイント)⇒自治体ポイント」というのが、ポイント交換の流れになる。
「留保ポイント」を2週間使わずにいると、自動的に、「マイキーID」を登録したときに選んだ自治体の「自治体ポイント」に交換されるようだった。筆者が登録したときは、選択する自治体があまりにも少なかったので、適当に一番上に表示されていた自治体で設定した。
ID連携しても、すぐに「自治体ポイント」に交換できるわけではない
ID連携が終わったので、さっそくポイントを交換しようと思ったが、dポイントの場合は、最低交換ポイントが5000ポイントと、日頃からポイントを使っている筆者にとってはハードルが高かった。
(※関連記事はこちら!⇒ドコモの「dポイント」はドコモ利用者以外も得する共通ポイント!ローソン、マックのほか、ネットでもお得な「dポイント」のメリット・デメリットを解説)
JALマイルの場合は、「2000マイル⇒1000自治体ポイント」に交換できるとのことだったので、「マイキープラットフォーム」メニューの「地域経済応援ポイント協力会社一覧」から「JAL」を選択した。
(※関連記事はこちら!⇒「Amazon」でJALマイルがザクザク貯まる裏ワザ!「JALカード」で50円分のAmazonギフト券を買うと2%分のマイルを獲得できるカラクリを徹底解説!)
次に、「2000マイルを1000ポイントに交換」の「特典を申し込む」をクリックした。JALマイレージバンクのログイン画面が表示されたので、「お得意様番号」と「パスワード」でログインした。しかし、なぜかエラー画面が表示された。
そこで、JALに問い合わせてみたところ、登録完了までに最大1週間かかるとのことだった。登録完了しなければ、マイルを「自治体ポイント」に交換できない。
これ以降は進められないため、続きは次回の記事で解説しよう。
以上、今回は、クレジットカードのポイントや航空会社のマイルなどを「自治体ポイント」に交換する方法について解説した。次回は、実際に、JALマイルを「地域経済応援ポイント」に交換し、さらに「自治体ポイント」に交換して使うところまで紹介したい。
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード |
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1.0~1.5% (※1) |
1万6500円 | AMEX | - |
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【ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント】 2021年3月から発行が始まった、高級ホテル「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」との提携カード。ヒルトンの上級会員資格「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が無条件で付帯し、レイトチェックアウトや部屋のアップグレード(最高でエグゼクティブ)、朝食無料サービスなどを利用できるのが最大の魅力! さらに、年間150万円以上を利用すると「ウィークエンド無料宿泊特典(金・土・日のみ利用可)」がもらえて、ヒルトンやコンラッドなどの1泊3万円以上するような高級ホテルに無料で宿泊できる! また、通常100円につき2ポイント、ヒルトン系列では100円につき3ポイントの「ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント」を獲得でき、貯めたポイントでヒルトン系列のホテルに宿泊することも可能! ※1 ヒルトン系列ホテルの宿泊にポイントを利用した場合。1ポイント=0.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード登場! ヒルトンホテルで朝食無料になる「ゴールド」会員になれるほか、カード利用で無料宿泊も可能に! ◆「ヒルトン・オナーズ・アメックス」のメリットを解説!1泊9万円強の高級ホテルへの無料宿泊特典や朝食無料サービスなど、高額な年会費以上にお得な特典が付帯 ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する13枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(ヒルトン・オナーズ アメックスの解説へ) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~5.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」または「nanacoポイント」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~5.5%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
- |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※1) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※2)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※2 年間合計30万円までの利用分が対象。以降は還元率0.5%。 |
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