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今週の日経平均株価は、米国・イスラエルのイラン攻撃により
地政学リスクへの懸念が拡大し、先週末比で3200円超も急落!
今週(3月2〜6日)の日経平均株価は大幅に下落し、最終的に先週末と比べて3229.43円(5.49%)安い5万5620.84円で終えました。
日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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2月28日に米国とイスラエルがイランに軍事攻撃を実施し、最高指導者のハメネイ師を殺害したことで、中東での軍事衝突が長期化するとの懸念が拡大。週明け3月2日の日本市場ではリスク回避から幅広い銘柄が売られ、日経平均株価は5日ぶりに反落しました。
翌3月3日は、イラン情勢の緊迫化を受けた原油高やインフレ加速への懸念から大幅に続落し、5万6000円前半まで下落。さらに4日は終値で2000円を超える急落となり、一時5万3618.20円まで売られる場面も見られました。合計すると、先週末から4日までの3日営業日で日経平均株価は約4600円も下げたことになります。
3月5日は、原油先物相場の上昇がいったん落ち着いたことで株式市場も買い戻しの動きを見せ、東証プライム市場では全銘柄の9割以上が値上がりする全面高となりました。ただ、朝方に2000円を超える上昇を見せた後は売りに押され、最終的に前日比1000円高で終えており、依然として慎重な姿勢が見られました。
週末の3月6日は、原油先物相場の上昇が強まったことが重荷となり売りが先行しましたが、その後、週末を控えて買い戻しの動きが入り、最終的に前日比342.78円高の5万5620.84円で今週の取引を終えました。
なお、地政学リスクが警戒され、主力大型株を中心に持ち高調整の売りが出た一方、外部環境の影響を受けにくい新興市場で中小型株の一角に個人投資家主体の資金が入ったことで、東証グロース250指数は先週末比で0.69%安と日経平均株価に比べて底堅さが目立ちました。
東証グロース市場250指数チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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来週の日経平均株価は、中東紛争に落ち着きが見られれば、
今週の急落に対するリバウンドが意識される展開も!
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
5万2000 ~ 5万8000円
来週(3月9〜13日)の日経平均株価は、今週に引き続き、米国・イスラエルとイランの軍事衝突に収束の兆しが見られないなかで、外部環境の影響を受けやすい相場展開が続く見込みです。
ただ、日経平均株価は今週の大幅な下げによって上向きで推移する13週移動平均線水準まで下げているため、外部環境に落ち着きが見られるようだと、リバウンドが意識されそうです。
また、来週は3月13日に3月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えています。通常のSQ週だと、先物市場では限月交代に伴うロールオーバーが中心になり、大きなトレンドは出にくくなります。ただ、足元でボラティリティ(変動幅)の大きい相場展開が続いているため、ヘッジ対応の動きによる波乱展開の可能性は意識しておきたいところでしょう。
そのほか、翌週の3月19日には日米首脳会談が控えていることもあり、「レアアース」関連や「ペロブスカイト太陽電池」関連、「宇宙・防衛」関連といった政策に関連した銘柄を見直す動きが見られることも考えられます。また、外部環境の不透明感が強まるなか、足元で底堅さが見られる新興市場の中小型株での値幅取り狙いの売買も意識されそうです。
【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
ソフトフロントホールディングスが+97.55%で値上がり率トップ!
ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。
今週の値上がり率ランキングのトップはソフトフロントホールディングス(2321)でした。AIデータセンター事業を新たな成長の柱として本格化させており、「AIデータセンター」関連の低位材料株として個人投資家主体の資金が集中したようです。
値上がり率2位の日本ギア工業(6356)は、対米投資の第2弾候補として米国内での原子力発電所や銅精錬施設などが検討されていると報じられたことで、関連銘柄の一角として物色されました。
値上がり率3位はキャリアバンク(4834)でした。北洋銀行(8524)が3月3日、キャリアバンクに対して公開買い付け(TOB)を行うと発表。TOBの買付価格(普通株式)は1株につき1755円で、これにサヤ寄せする形で上昇しました。なお、TOB完了後は一連の手続きを経て、キャリアバンクは上場廃止となる見込みです。
一方、今週の値下がり率ランキング1位は窪田製薬ホールディングス(4596)。米国の連結子会社が、スターガルト病を対象とした治療候補薬「エミクススタト塩酸塩」について、フランスの企業と供給およびライセンス契約を締結したと発表。ただ、2月中旬に関連する報道で急伸していたこともあり、材料出尽くし感から売りが優勢となったようです。
値下がり率2位のダイドーリミテッド(3205)は2月27日、2026年3月期の配当金を従来計画の100円から50円に減額。さらに、株主優待に関し、子会社ECサイトおよび一部実店舗で利用できる株主優待券配布を継続する一方、優待品の提供を廃止すると発表したことが嫌気されました。
| ■今週の値上がり率 トップ5 | ||
| 順位 | 先週末比(%) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | +97.55 | ソフトフロントホールディングス(東G・2321) |
| 2 | +54.71 | 日本ギア工業(東S・6356) |
| 3 | +45.75 | キャリアバンク(札証・4834) |
| 4 | +34.54 | サンコール(東S・5985) |
| 5 | +32.76 | 精工技研(東S・6834) |
| ■今週の値下がり率 ワースト5 | ||
| 順位 | 先週末比(%) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | −48.73 | 窪田製薬ホールディングス(東G・4596) |
| 2 | −37.88 | ダイドーリミテッド(東S・3205) |
| 3 | −25.31 | シンバイオ製薬(東G・4582) |
| 4 | −23.99 | 東洋エンジニアリング(東P・6330) |
| 5 | −23.91 | 住友ファーマ(東P・4506) |
| ■今週の出来高 トップ5 | ||
| 順位 | 出来高(株) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | 1,236,048,600 | NTT(東P・9432) |
| 2 | 976,685,200 | ランド(東S・8918) |
| 3 | 520,403,500 | ジャパンディスプレイ(東P・6740) |
| 4 | 413,454,600 | ソフトバンク(東P・9434) |
| 5 | 366,174,000 | ソニーフィナンシャルグループ(東P・8729) |
【来週の主要イベント】
米国のCPIと個人消費支出、国内の3月限メジャーSQ、
タイミーやアストロスケールの決算発表などに注目!
来週は以下のようなイベントが予定されています。
<3月9日(月)>
◆1月毎月勤労統計調査
◆1月国際収支/経常収支/貿易収支
◆1月景気先行指数/一致指数
◆2月景気ウオッチャー調査
◆中2月生産者物価指数(PPI)
◆中2月消費者物価指数(CPI)
◆独1月鉱工業生産
<3月10日(火)>
◆1月全世帯家計調査/消費支出
◆10-12月期四半期実質国内総生産(GDP)改定値
◆中2月貿易収支
◆独1月貿易収支
◆米2月中古住宅販売件数
<3月11日(水)>
◆決算:ANYCOLOR(5032)、三井ハイテック(6966)
◆2月国内企業物価指数
◆独2月消費者物価指数(CPI)改定値
◆米2月消費者物価指数(CPI)
<3月12日(木)>
◆決算:タイミー(215A)、GENDA(9166)
◆1-3月期四半期法人企業景気予測調査
◆米1月貿易収支
◆米1月住宅着工件数
<3月13日(金)>
◆3月限先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)
◆決算:アストロスケールホールディングス(186A)、神戸物産(3038)
◆欧1月鉱工業生産
◆米10-12月期四半期実質国内総生産(GDP)改定値
◆米1月個人所得
◆米1月個人消費支出(PCE)
◆米1月耐久財受注
◆米3月ミシガン大学消費者態度指数
◆米1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
【来週の注目銘柄】
「レゾナック・ホールディングス」「東洋エンジニアリング」
「K&Oエナジーグループ」の3銘柄をピックアップ!
来週、注目したい銘柄は、この3つです。
| レゾナック・ホールディングス(2026年3月6日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 化学 | 東P・4004 | 1万2190円 | 28.6倍 | 3.15倍 |
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次世代半導体の鍵を握る「後工程材料」で世界をリード 電炉用黒鉛電極で高いシェアを占めているほか、石油化学製品、半導体材料、自動車向け樹脂成形品などを手掛ける総合化学大手です。次世代半導体の鍵を握る“後工程”の材料において世界最先端の技術を有しており、AIデータセンターの大型投資案件が数多く存在するなか、長期的な半導体の需要拡大が追い風となりそうです。株価は3月3日につけた高値1万3970円をピークに足元で調整していますが、上向きで推移する25日移動平均線を下値支持線とした上昇トレンドが継続していることから押し目狙いのスタンスがおすすめ。 【※関連記事はこちら!】 ⇒「半導体メモリ」関連銘柄を解説! AIデータセンターの建設ラッシュで世界的に深刻な「メモリ不足」が発生する今、「キオクシア」「ニコン」などの業績アップに期待 |
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| 東洋エンジニアリング(2026年3月6日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 建設業 | 東P・6330 | 2759円 | − 倍 | 2.34倍 |
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南鳥島沖でのレアアース泥の採掘技術開発に関与 石油化学、石油・天然ガス、電力、医薬バイオなど幅広い分野において、世界的にプラント建設プロジェクトを展開しています。南鳥島沖でのレアアース泥の採掘技術開発や試験採取に関与していることで「レアアース」関連銘柄として注目され、1月16日には8760円まで急伸。その後は調整を見せ、直近では3000円を割り込んで昨年12月下旬以来の水準まで下げています。ただ、200日移動平均線が下値支持線として意識されることに加え、急伸前の水準まで下げたことで調整が一巡したとも見なされており、3月19日の日米首脳会談に向けて仕切り直しからの上昇に期待したいところです。 |
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| K&Oエナジーグループ(2026年3月6日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 鉱業 | 東P・1663 | 5080円 | 21.5倍 | 1.28倍 |
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「ペロブスカイト太陽電池」の重要原料であるヨウ素を製造 天然ガスの生産から都市ガス供給まで一貫して行っているほか、副産物であるヨウ素の製造・販売なども行っています。ペロブスカイト太陽電池の心臓部である光吸収層はヨウ素や鉛などが結びついた結晶構造を採用しているケースが多く、ヨウ素が重要な原材料となっていることから、「ペロブスカイト太陽電池」関連銘柄の一角になります。こちらも3月の日米首脳会談に向けて高市首相の政策に改めて関心が高まると予想されるため、「高市銘柄」の一角として要注目です。株価は、3月2日に5600円まで買われた後は調整を見せていますが、上向きで推移する25日移動平均線が下値支持線として機能しているので、ここからのリバウンドが期待されます。 【※関連記事はこちら!】 ⇒「ペロブスカイト太陽電池」関連銘柄を紹介! 次世代太陽電池として「低価格+軽量+原材料の調達が容易」などメリット多数で、日本の“脱炭素化”の切り札に! |
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【※今週のピックアップ記事!】
⇒「高市銘柄」を一覧で解説! 高市首相が掲げる「17の戦略分野」で事業を展開し、中長期的な株価上昇が期待できる“国策テーマ株&参考になる記事”をまとめて掲載
⇒「タッチパネル」関連銘柄に注目! スマホからATM、家電まで広く浸透している「タッチパネル」は、2034年までに市場規模が約2.8倍に拡大見込みの成長分野!
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