仮に、イトーヨーカドーで毎月3万円、年間36万円利用すると、「セブンカード・プラス」の場合は5400円分のポイントが貯まるのに対して、「漢方スタイルクラブカード」の場合は、9900円分ものポイントが貯まる。つまり、「漢方スタイルクラブカード」の方が4500円もお得ということだ。
「セブンカード・プラス」で支払った場合
3万円×12か月×1.5%÷100=5400円
「漢方スタイルクラブカード」+「nanaco」で支払った場合
3万円×12か月×2.25%÷100=9900円
なお、セブン-イレブンにおいて「nanaco」で支払えないのは次の2つだ。
●「nanaco」の発行(再発行)手数料
●電子マネーへの入金(チャージ)
つまり、これら以外の買い物なら何でも「nanaco」で支払うことができるということだ。
ただし、切手・コピー代、そして税金などは、「nanaco」で支払っても「nanacoポイント」は貯まらない。しかし、「漢方スタイルクラブカード」で「nanaco」にチャージした時にポイントが貯まるため、間接的に切手代や税金の支払いでもポイントを貯めることができるのだ。
そのため、個人で住民税や固定資産税、自動車税等を支払っている人には、「漢方スタイルクラブカード」+「nanaco」を使うことをおすすめしたい。実際に「nanaco」での税金を支払う方法は、次の関連記事を参考にするといいだろう。
(関連記事⇒住民税などの税金、国民年金、国民健康保険は「nanaco+高還元クレジットカード」で払え! 必見!マイホーム所有者や自営業者の節税方法)
【メリット5】
貯まったポイントをANAマイルに交換可能
筆者もその1人だが、クレジットカードでANAのマイルを貯めている人は少なくないだろう。
ANAマイルを貯めるのであれば、「ANAカード」と考える人も多い。しかし、完全にショッピングだけでANAマイルを貯めるのであれば、「漢方スタイルクラブカード」も有力な選択肢として検討すべきだ。
例えば、「ANA VISA Suicaカード」の場合は年会費が2000円+税で、さらにポイントをマイルに交換する手数料として年間6000円+税が別途必要となる(ただし、下の関連記事のように年会費を抑える方法がある)。「ANA VISA Suicaカード」のポイントの貯まり方は、月間利用金額1000円につき1ポイントだ。1ポイントは10マイルに交換可能のため、普通に利用するとマイルの還元率は1%となる。
(関連記事⇒ANAマイルが一番貯まるベストチョイスはコレ! 「ソラチカカード」をあえてサブカードにすることで年会費2000円でもマイル還元率1.35%を実現!)
それに対して「漢方スタイルクラブカード」は、500ポイントをANAの1500マイルに交換可能だ。つまり1ポイント=3マイルの計算となる。月間利用金額2000円で獲得できる7ポイントは、ANAの21マイルに交換でき、マイル還元率は1.05%。これは「ANA VISA Suicaカード」よりも高い。さらに「ANA VISA Suicaカード」と違ってマイルへの交換手数料は無料だ。
■マイル移行手数料などの比較 | |||
カード名 | ANA VISA Suicaカード | 漢方スタイルクラブカード | |
カードフェイス | |||
年会費 | 初年度 | 無料 | 無料 |
2年目以降 | 2000円+税 | 1500円+税 | |
マイル移行手数料 | 6000円+税/年 | 無料 | |
マイル還元率 | 1.0% | 1.05% | |
継続マイル | 1000マイル/年 | ─ |
ANAのマイルを貯めたいが、「ANA VISA Suicaカード」は年会費が高いと感じる人は、「漢方スタイルクラブカード」+「ANAマイレージクラブ」という選択肢も考えてみよう。
【メリット6】
自動付帯の海外旅行保険など、付帯サービスが充実
クレジットカードの付帯サービスで一番最初に思いつくのは旅行傷害保険ではないだろうか。「漢方スタイルクラブカード」にも旅行傷害保険が付いている。
旅行傷害保険には2つ種類があり、自動付帯と利用付帯となる。自動付帯とはクレジットカードを保有しているだけで保険の対象になるということ。一方、利用付帯とは、旅行の料金や出発前の交通費をそのクレジットカードで支払わなければ保険の対象とはならない。「漢方スタイルクラブカード」の海外旅行傷害保険は自動付帯、国内旅行傷害保険は利用付帯となっている。
さらに、「漢方スタイルクラブカード」は、「J’sコンシェル」というサービスを申し込むことが可能だ。簡単に書くと、様々な割引サービスを受けることが可能ということだ。
例えば、109シネマズのチケットは通常1800円のところが、「J’sコンシェル」を利用すると1300円で利用可能になる。以前はこのようなサービスが付帯するクレジットカードも多かったが、最近では非常に珍しくなってきている。
(関連記事⇒「レックスカード」や「リーダーズカード」など高還元率で人気のジャックス・クレジットカードに「J’sコンシェル」をつけてお得度を大幅アップ!)。
「リクルートカードプラス」と合わせて
現時点において「クレジットカードのツートップ」
今回紹介した「漢方スタイルクラブカード」と、リクルートポイントがPontaポイントへ交換可能になった(2015年より直接Pontaポイントが貯まる)「リクルートカードプラス」が、現時点において筆者が考えるクレジットカードの両横綱だ。これからクレジットカードをつくろうと考えている人は、まずはこのどちらかを検討してみるといいだろう。
■リクルートカードプラス | ||
還元率 | 2.0% | |
発行元 | JCB | |
国際ブランド | JCB | |
年会費(税抜) | 2000円 | |
家族カード | あり(年1000円、税抜) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、nanaco |
■本記事は2014年11月時点の内容です。「漢方スタイルクラブカード」は2018年3月に新規発行を終了しているほか、「セブンカード・プラス」をイトーヨーカドーやセブン-イレブンで利用した場合の還元率も変更されています。最新のクレジットカード情報については、下記をご確認ください。
⇒クレジットカードおすすめ最新ニュース
※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2023年の最強カードは?
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】
「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!
全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天ポイント」が改悪続きでも“最強のポイント”である理由を専門家が解説!「楽天カード」などだけでなく、無料でポイントを獲得できるサービスが魅力! ◆「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分! |
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◆イオンカードセレクト |
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0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
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【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利がアップするので、「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! しかも「イオンカードセレクト」で年間50万円以上を利用すれば、年会費無料のゴールドカード「イオンゴールドカードセレクト」が手に入り、「イオン銀行Myステージ」が無条件で「ゴールドステージ」に! なお、2024年10月1日~12月8日に入会すると、カード発行後1カ月間は対象のイオンモール専門店での買い物が5%OFF(請求時)になるキャンペーンを開催中! |
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【関連記事】 ◆イオンカードを作るなら「イオンカードセレクト」が一番お得! WAONチャージでのポイント2重取り&イオン銀行で預金金利が優遇されやすくなる特典も! ◆【イオン銀行の金利・手数料・メリットは?】イオン銀行利用者は「イオンカードセレクト」が必須!普通預金金利などがアップしてさらにお得に使える! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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