クレジットカードの評価は、「年会費」に加え、「ポイント還元率」と「付帯サービス」によって決まる。
付帯サービスの充実した高付加価値のカードというと、ゴールド・プラチナカードクラスを想像するかもしれない。たしかに年会費が完全に無料の一般カードで「高還元率」「高付加価値」の2つも享受できるカードはそうそうないが、比較的緩い条件で年会費が無料になるカードであれば、付帯サービスが充実したものが沢山ある。
今回は、年会費が比較的緩い条件で無料となり、かつ「ポイント還元率」と「付帯サービス」に優れたカードを4つ紹介しよう。
1.リクルートカード
VISAとJCBの2ブランドがあり、それぞれ三菱UFJニコス、JCBがリクルートホールディングスと提携して発行している「リクルートカード」。年会費は永年無料でポイント還元率は1.2%と大変優れたスペックに仕上がっているカードだが、付帯サービスも充実している。
このカードには最高200万円まで(1事故あたり免責3000円)のショッピング保険が付帯しているのだ。この保障内容は他のゴールドガードと比べても全く遜色の無い内容だと思う。国内・海外旅行保険も付帯するが、こちらは利用付帯となっている。
ブランドはVISAとMasterとJCBの3つ。VISAかMasterを選べば「楽天Edy」へのチャージでもポイントが付くため、ポイントの2重取りができて非常にお得だ。また、JCBを選べば「QUICPay」が利用可能である。ちなみに、どのブランドでも「nanaco」へのチャージでもポイントが付く、大変お得なカードだ。
(関連情報⇒「リクルートカード」や「SoftBankカード」、「楽天カード」など、年会費無料の高還元率カードと電子マネーチャージでポイントの2重取りを狙え!)
■リクルートカード | ||
還元率 | 1.2% | |
発行元 | 三菱UFJニコス、JCB | |
国際ブランド | VISA、Master、JCB | |
年会費 | 無料 | |
家族カード | あり(年会費無料) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、nanaco、 ICOCA(VISA、Masterのみ)、楽天Edy(VISA、Masterのみ) |
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関連記事 | 「リクルートカード」の2枚持ちが攻守最強の理由!nanacoや楽天Edyのチャージでも還元率1.2%で、年会費無料、ETCカードも無料とメリット尽くし! | |
2.ブリヂストン ニコスVISAカード
MUFGカードがブリヂストンと提携して発行している「ブリヂストン ニコスVISAカード」。年会費は初年度無料、翌年以降は1250円+税だが、年間5万円以上の利用があれば翌年度の年会費は無料になる。還元率は1.3%(基本1%+5万円利用ごとに0.3%ボーナス)で、「楽天Edy」へのチャージでもポイントが付くという大変お得なカード。
さらに、このカードには充実したロードサービスが付帯している。レッカー牽引は10kmまでだが、トラブル時の宿泊費用、帰宅費用、修理後搬送費用を保障してくれる(いずれも上限あり)。また、全国各地のブリヂストンの店舗で無料点検が受けられるのも強みだ。車を運転するなら持っていて損は無いカードだ。
3.イリュミナシオンカード
「イリュミナシオンカード」は、ジャックスカードがOZmallが提携して発行している。年会費は初年度無料、翌年以降は1500円+税だが、年間5万円以上の利用があれば翌年度は無料になる。
基本還元率は0.5%だが、Amazon限定デポジットもしくはOZポイントとの交換の場合はレートが2倍の1%になる。また、前年度の利用実績に応じて翌年度の還元率が上昇し、200万円以上の利用があった場合には、高還元率カードとして人気の高い「漢方スタイルクラブカード」や「リーダーズカード」の還元率をも上回るのも特長だ(Amazon限定デポジットもしくはOZポイントとの交換の場合)。そんなにカードを利用しないという場合でも、年20万円以上の利用で「レックスカード ライト」を上回る1.4%の還元率を得ることができる。
比較的緩い条件での年会費無料カードでこれだけのスペックを持ちながら、さらにジャックスカードに付帯する「J’sコンシェル」や海外旅行保険の自動付帯など、大変優秀なカードに仕上がっている。女性向けカードとして売り出されているが、男性でも申し込める。
4.~番外編~ 日本海信販VISAゴールドカード
日本海信販が発行する「日本海信販VISAゴールドカード」は、年会費が初年度無料、翌年以降も1回以上の利用があれば無料でありながら、還元率は1%(Amazonギフト券交換時)。さらに、海外旅行保険の自動付帯、空港ラウンジサービスなど、ゴールドカードとしての基本的なサービスを兼ね備えている。
残念ながらこのカードは、日本海信販の管轄地域(鳥取・島根・岡山・北近畿の一部)に居住していないと申し込めない。この手の地域限定カードにはお得なカードが沢山あるので、ぜひ自分の住んでいる地域の隠れた名カードを探し出してもらいたい。
今回は「年会費無料」「高還元率」「高付加価値」に焦点を当ててクレジットカードを紹介した。
しかし、無理に「年会費無料」にこだわらないのであれば「リクルートカードプラス」(年会費2000円+税、2%還元、国内・海外旅行保険、ショッピング保険)、「漢方スタイルクラブカード」(年会費1500円+税、1.75%還元、「J’sコンシェル」利用可能)という高還元率カードの2トップがやはりバランスが良いと思う。
(関連情報⇒「リクルートポイント⇒Pontaポイント」への変更で高還元で電子マネーに強い「リクルートカード」は最強クレジットカードの座を盤石にできるか?)
とはいえ、人によってベストなクレジットカードは異なる。無料・有料にこだわらず、自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶことが重要だろう。
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【2024年11月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆イオンカードセレクト |
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0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
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【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利がアップするので、「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! しかも「イオンカードセレクト」で年間50万円以上を利用すれば、年会費無料のゴールドカード「イオンゴールドカードセレクト」が手に入り、「イオン銀行Myステージ」が無条件で「ゴールドステージ」に! なお、2024年10月1日~12月8日に入会すると、カード発行後1カ月間は対象のイオンモール専門店での買い物が5%OFF(請求時)になるキャンペーンを開催中! |
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【関連記事】 ◆イオンカードを作るなら「イオンカードセレクト」が一番お得! WAONチャージでのポイント2重取り&イオン銀行で預金金利が優遇されやすくなる特典も! ◆【イオン銀行の金利・手数料・メリットは?】イオン銀行利用者は「イオンカードセレクト」が必須!普通預金金利などがアップしてさらにお得に使える! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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