
「SBIレギュラーカード」は筆者も所有しているクレジットカードだが、2015年10月以降はポイントプログラムなどが大幅に改悪となる。
■SBIレギュラーカード | ||
還元率 | 0.33~0.50% |
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発行元 | SBIカード | |
国際ブランド | MasterCard | |
年会費(税抜) | 初年度無料、2年目以降900円 (年間10万円以上の利用で翌年度無料) |
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家族カード | あり(1枚目は年会費無料、2枚目以降500円、税抜) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、ICOCA |
例えば、ポイントの貯まり方は変更なしだが、ポイント交換レートが大幅に下がり、下の表のとおりとなる。従来は、「SBIレギュラーカード」「SBIゴールドカード」「SBIプラチナカード」のすべてで、5000ポイントが5000円(還元率1.0%)、1万ポイントが1万2000円(還元率1.2%)のキャッシュバックとなっていたため、大幅に下がっていることが分かるだろう。
■2015年10月以降のポイント交換レート | ||||||
キャッシュバックレート | ||||||
SBIレギュラーカード | SBIゴールドカード | SBIプラチナカード | ||||
3000ポイント | 1000円 (0.33%) |
1500円 (0.50%) |
2000円 (0.66%) |
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5000ポイント | 2000円 (0.40%) |
3000円 (0.60%) |
4000円 (0.80%) |
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1万ポイント | 5000円 (0.50%) |
8000円 (0.80%) |
1万円 (1.00%) |
このポイント交換レートだけで考えれば、「SBIレギュラーカード」保有者は他社のクレジットカードに乗り換えたほうが良いだろう。しかし、先日ボーナスポイントについて発表があったので、ボーナスポイントも考慮して比較してみよう。
2015年10月から2016年3月までの6カ月間の利用金額に応じて、次のようにボーナスポイントを獲得できる。
■ボーナスポイントの条件と内容 | ||||||
6ヶ月の利用金額 | ボーナスポイント | |||||
25万円以上 | 500ポイント | |||||
50万円以上 | 1000ポイント | |||||
100万円以上 | 2500ポイント | |||||
150万円以上 | 7500ポイント | |||||
200万円以上 | 1万ポイント |
6カ月間で25万円以上となっているため、年間50万円以上利用するとボーナスポイントを獲得できるということだ。それぞれのボーナスポイントを計算すると、下のグラフのようになる。
還元率を見ると、「SBIレギュラーカード」は最大0.63%、「SBIゴールドカード」は最大1.0%、「SBIプラチナカード」は最大1.25%となり、「SBIプラチナカード」の場合は従来よりも還元率がアップする場合がある。ただし、6カ月間で150万円利用した時が最大値となるため、年間300万円利用しなければ最大還元率にはならないので注意が必要だ。
■SBIゴールドカード | ||
還元率 | 0.50~0.80% |
![]() |
発行元 | SBIカード | |
国際ブランド | MasterCard | |
年会費(税抜) | 初年度3000円、2年目以降5000円 (年間30万円以上の利用で翌年度3000円) |
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家族カード | あり(1枚目は年会費無料、2枚目以降2000円、税抜) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、ICOCA |
結論をまとめると,次のようになる。
●「SBIレギュラーカード」について
年会費が有料(年間利用額10万円以上で無料)となり、還元率も大幅に下がるため、他社のクレジットカードに乗り換えたほうが良いだろう。
●「SBIゴールドカードについて
還元率は下がるが、年間30万円以上の利用で、年会費が3000円(税抜)になるため、従来より2000円年会費が安くなる。ただし、年会費が2000円安くなっても、還元率が下がるため、従来の方がお得となる。つまり、「SBIゴールドカード」の場合も他社のクレジットカードに乗り換えたほうが良さそうだ。
●「SBIプラチナカード」について
年会費が1万円程度安くなる。また、年間300万円程度使っている場合は、還元率も1.25%になるなど、従来よりも条件は良くなるだろう。ただし、プライオリティ・パスがなくなり、ラウンジ・キー空港ラウンジサービスに変更となり、成田空港の場合はT.E.IかIASSのラウンジとなる。そのあたりを含め、総合的に判断するといいだろう。
やはり今回の制度改正は全体的に改悪になっていると思われるため、「SBIレギュラーカード」保有者はキャッシュバックのある「P-oneカード<standard>」、「SBIゴールドカード」保有者は年会費優遇のある「エポスゴールドカード」、「SBIプラチナカード」保有者はワールド特典のある「シティ リワード ワールド カード」を検討してみてはいかがだろうか。
■P-oneカード<Standard> | ||
還元率 | 1.0% | |
発行元 | ポケットカード | |
国際ブランド | VISA、Master、JCB | |
年会費 | 永年無料 | |
家族カード | あり (初年度無料、2年目以降は管理費として年200円・税抜) |
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ポイント付与対象の 電子マネー |
― |
(関連記事⇒【P-oneカード】利用金額の1%を自動的に請求金額から割引!手間なく、支出を減らせる節約系カードの元祖!)
■エポスゴールドカード | ||
還元率 |
0.5~10% (通常時にマルイで提示して現金で支払うと還元率0.5%、クレジット利用で還元率1%。年4回の「マルコとマルオの7日間」開催時は還元率10%。一般店舗では還元率0.5%) |
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発行元 | エポスカード | |
国際ブランド | VISA | |
年会費(税込) | 5000円 (ただし、インビテーションを受け取った場合は永年無料。また、年50万円以上の利用で次年度以降永年無料) |
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家族カード | ― | |
お得な優待サービス | ポイントの有効期限が無期限になるほか、よく利用する店舗や公共料金を3つ選べて、その還元率が1.5%になる「選べるポイントアップショップ」特典つき! また、ビッグエコーなどの室料30%オフ、ロイヤルホストや居酒屋チェーンで飲食代10%オフなど、全国1万店舗以上の飲食店、レジャー施設を割引価格で利用可能。 | |
関連記事 | 「エポスゴールドカード」は年会費無料で無期限のポイントが貯まる、コスパ最強クラスのゴールドカード! しかも、国内線も空港ラウンジも無料で利用できる! | |
(関連記事⇒「エポスカード」はマルイ以外でもメリットあり!年会費無料+高還元の「エポスゴールド」、高還元+サービス充実の「エポスプラチナ」も魅力!)
以上、今回は2015年10月よりポイントプログラムなどが大幅に改悪となる
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【2023年11月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード |
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1.0~1.5% (※1) |
1万6500円 | AMEX | - |
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【ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント】 2021年3月から発行が始まった、高級ホテル「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」との提携カード。ヒルトンの上級会員資格「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が無条件で付帯し、レイトチェックアウトや部屋のアップグレード(最高でエグゼクティブ)、朝食無料サービスなどを利用できるのが最大の魅力! さらに、年間150万円以上を利用すると「ウィークエンド無料宿泊特典(金・土・日のみ利用可)」がもらえて、ヒルトンやコンラッドなどの1泊3万円以上するような高級ホテルに無料で宿泊できる! また、通常100円につき2ポイント、ヒルトン系列では100円につき3ポイントの「ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント」を獲得でき、貯めたポイントでヒルトン系列のホテルに宿泊することも可能! ※1 ヒルトン系列ホテルの宿泊にポイントを利用した場合。1ポイント=0.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード登場! ヒルトンホテルで朝食無料になる「ゴールド」会員になれるほか、カード利用で無料宿泊も可能に! ◆「ヒルトン・オナーズ・アメックス」のメリットを解説!1泊9万円強の高級ホテルへの無料宿泊特典や朝食無料サービスなど、高額な年会費以上にお得な特典が付帯 ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する13枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(ヒルトン・オナーズ アメックスの解説へ) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~5.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」または「nanacoポイント」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~5.5%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
- |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※1) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※2)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※2 年間合計30万円までの利用分が対象。以降は還元率0.5%。 |
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