超成長株投資で資産10倍計画!

ペプチドリーム (4587)の株価はじわじわ上昇!
日本国が出資する、薬価高騰時代の救世主とも言える
ビジネスモデルで医療保険問題も解決できる!?山本潤の超成長株投資の真髄 第15回

2019年3月20日公開(2019年3月20日更新)
山本 潤
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★★★★☆(投資判断5段階中4  5が最高評価)

山本潤のメールマガジン&オンラインサロン。10年で10倍を目指す超成長株投資の真髄

医薬品メーカーの転換期、薬で大儲けできる時間が限定的に

 かつて医薬品市場はほとんどが低分子の化合物でした。歴史的にはアスピリンをドイツバイエル社が1899年に商標登録し発売したのが始まりとされています。低分子薬品はアスピリンがC_9 H_8 O_4(炭素原子9個 水素原子8個 酸素原子4個)という化学式の示す通り、分子で存在する小さな物質です。

 それからの100年、製薬市場はどの低分子がどの病に効くのかを探す競争でした。ところが、低分子であるため、化合物の種類には限りがあり、新しいものを探すコストは年々高くなっていきます。

 その開発競争に限界がきてしまい、もはや、低分子領域では薬は見つからない状況にまで製薬業界は追い込まれています。

 製薬会社は研究開発を諦めているわけではありません。ただ、開発効率が悪くなっているのです。

 開発が難しくなるばかりではありません。特許が切れた分野に安価なジェネリック薬品が投入されます。製薬業界は、薬で大儲けできる時間も限定的になってきました。

 色々な動きがあります。武田薬品が大型M&Aをしますが、もはや自分たちでは薬は開発できないと諦めているようにも見えます。

 一方で、製薬会社はコストを下げ始めているのです。

 MRという、かつて高給取りであった職種をどんどん減らしていきました。そして製造原価を下げるために、製造部門を外部へ委託するケースが出始めています。中外製薬や第一三共が太陽ファーマに製造を委託する、あるいは、工場を売却するという動きです。

 

高額な抗体医薬の登場で日本で薬を開発するのが困難に

 低分子領域はこのような有様です。一方、元気がよいのは抗体医薬です。ほんの20年の間に、市場が10兆円になった急成長分野です。

 低分子医薬品は、分子ですので小さくて病気ではない体の隅々まで入り込むため、副作用があります。

 抗体医薬は、ターゲットを定め、ミサイルを発射する新しいタイプの医薬品で、高分子の医薬品です。

 本庶佑博士がノーベル賞が受賞しましたが、小野薬品のオプジーボが有名です。この薬はC_6362H_9862 N_1712O_1995 S_42と非常に大きく複雑なのです(炭素原子6362個、水素原子9862個、窒素17120個、硫黄42個)。

 低分子と比べるとバイオ医薬品はバケモノのような大きさ(タンパク質)です。「ミサイル」ですから、作るのに非常に手間暇がかかります。狙ったところへ届けるため、低分子のように副作用はないものの、問題は、薬が効く人と効かない人がいること、そして、薬価が手作りのため、べらぼうに高いことです。

 2014年オプジーボは100mgで73万円。年間で3500万円もかかる薬なのです。日本の保険制度は一定以上の負担を国民にさせません。ほとんどが税金で賄わられることになり、国家財政がどうなってしまうのか社会問題となりました。

 日本国はお金がない国です。世知辛い意見が出ました。若い人だけに使わせろという意見。つまり、老人は長生きしないのだから老人には使わせるなという意見。国家財政が破綻するから国民皆保険をやめろという意見。

 国は世論に負けて、小野薬品に予定になかった薬価の下げを要請。これで日本の製薬業界は、日本で薬を開発するのはやめようと日本に見切りをつけます。

 多くの製薬会社は、日本ではなく、海外M&Aや海外市場を主戦場とすることを経営方針とします。

 

ペプチドリームが薬価の上昇を解決する

 世界の医薬品市場は120兆円ですが、そのうちバイオ医薬品が10兆円を占めます。この20年で10兆円まで市場を伸ばしたバイオ医薬品ですが、主役は日本勢ではありません。創薬のかなりを海外が占めています。

 製薬会社のビジネスモデルは、病気を特定し、病気を治す薬を臨床し、特許を出し、開発費用に見合う高い薬価をつける、というものです。

 ところが、低分子で薬は見つからないのですから、バイオ薬開発では、薬価はどんどん高くなり、世界中の医療費は高騰してしまいます。

 この問題を解決できる企業が日本にあります。それがペプチドリーム株式会社なのです。

 タンパク質よりも俄然小さく、たった12-14のアミノ酸の結合でできるのが環状ペプチドです。分子量は1000-1500であり、タンパク質の100分の1です。

 東京大学の菅裕明教授が「フレキシザイム」と呼ばれる人口のRNAを開発したのです。柔軟を意味するフレキとRNA酵素を意味するリボザイムを合わせた造語です。この細胞「工場」は1時間で1兆種類のペプチドを生産できるのです!

 2006年、東大の敷地中でペプチドリームは創業します。大手製薬会社が持つライブラリーが50万種類ですから、この数兆個のペプチドリーム のライブラリーは桁違いです。

 この数兆個のペプチドの中に、新しい薬の候補があることは間違いありません。特許で人口細胞工場が抑えられているため、他社は安くペプチドを作れません。

 この圧倒的な製造コストを持って、ペプチドは、中分子薬品という新しい分野の医薬品を創出していく方針です。

 低分子薬品は小さすぎるため、副作用が出ます。中分子まで大きくすることで、そこそこの値段で
副作用の少ないよい薬が出来上がります。

 その市場はおよそ40兆円と見積もられています。これがペプチド由来の製薬市場の見積もりです。

 ミサイルに見立てた抗体医薬も置き換えることが可能です。そうなると馬鹿高いバイオ薬も淘汰され、コストが100分の1となる。

 国としては願ったりかなったりで、日本国はこの会社に日本の命運を託しました。前代未聞の90億円という出資をペプチスターに出したのです。ペプチスターは、ペプチドを製造する会社です。

 将来、世界中の中分子薬品を日本で製造する計画です。世界中の薬は日本で製造するようになると目論んでいるのです。

 そうなれば、日本の医療費問題は解決します。輸出する利益で日本の国民皆保険制度も安泰となるからです。

数兆個の候補から創薬し、成功報酬で課金するビジネスモデル

 この数兆個というライブラリーの特許は2031年に切れますが、ライブラリーは毎時間のようにアップデートされており、どんどん改良しています。そのため、2031年に特許の切れたライブラリーを使っているようでは製薬会社は負けてしまうのです。絶えず新しいライブラリーを使ってもらうため、特許切れの心配はないとしています。

 ビジネスモデルですが、成功報酬型です。

 安いお金でライブラリーを世界中の製薬会社に提供します。ここで課金が発生します。そして、製薬会社がリード化合物を見つけます。薬になるかもしれないという候補を見つけます。ここでもう少し高いお金をいただきます。

 候補が実際に臨床試験に入る時に、かなり高いお金をいただきます。フェーズ1、フェーズ2、フェーズ3となるについてどんどん高いお金になります。そして、量産をするとき、ペプチスターで量産することでペプチスターに製造利益が乗ります。ペプチドリームは発売後何年かは売れた分だけ一定の料率でフィーをいただきます。

 と、このように、漏れのない成功報酬型のビジネスモデルなのです。

 驚くべきことに、ペプチドリームは営業をしていないのです。今、20程度の世界の製薬会社と契約を交わしているのですが、全部、菅先生の講演を聞いて、向こうから声をかけてもらったそうです。

 抗体医薬で今、成功した企業も、中分子領域に目をつけています。置き換えられてはたまりませんので。そして、バイオ医薬品メーカは社会的な圧力、高すぎる薬価批判にさらされているのです。

 一方で、周回遅れで負けてしまった低分子の製薬会社も、中分子で巻き返しを図っています。塩野義などは、この領域で、とてもやる気になっているように見えます。諦めかけていた創薬が中分子ではペプチドリーム のお陰でライブラリーの数が一気に増えたのですから。

 日本のバイオ株の中には、高いお金がかかる抗体医薬や再生細胞関連の開発会社が多いのですが、細胞となるとタンパク質よりも大きいのでやはり非常に高価な治療となります。

 また、多くのバイオ関連株は、少ない種類の薬しか扱いません。それが承認されなかったとしたら、株価はサンバイオのように暴落してしまいます。ところが、ペプチドリーム は数兆個の候補があるので、暴落しようがないのです。

 問題は、まだ、このビジネスは始まったばかりで、結果がまだ出てないことです。果たして、日本の医療費問題は、ペプチドリーム が解決するのでしょうか。いや、世界中の叡智が集結すれば、薬を庶民のものへと戻してくれるでしょう。その中に、低分子で頑張った日本の製薬メーカー(塩野義製薬など)も貢献してくれるでしょう。貧乏人は死ねばよい、老人は高い薬を使うな、という寂しい意見をみんなで吹き飛ばしましょう。

 創薬はできる。安くできる。どんな病気も治すことができる。世界中の製薬業界が本気で取り組めばできる。どの国の財政も破綻しない。日本は国民皆保険制度を守り抜きましょう。

ペプチドリーム(4587) /日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)

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